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血液内科

血液内科

診療・業務内容

〈診療方針〉

 木藤克之診療科長、南口仁志講師(輸血部)、河原真大学内講師(血液内科)、古屋彩特任助教 他全8名の

スタッフで診療に当っています。

 血液内科は、広く全般的な内科学の知識と技術を持ちながら、より専門性を高めていくという「T字型医学

教育」の信念に基づいて全人的医療の実践に努めています。同時にチーム医療をモットーとしており、2001

年からその実践のために血液カンファレンスを毎週開催しています。すなわち、すべての入院患者さんに関

して、すべてのスタッフ(血液内科医、病棟看護師、外来看護師、化学療法部看護師、感染管理認定看護師、

病棟薬剤師、管理栄養士、理学療法士、社会福祉士など)とカンファレンスを開催し、病気特有の症状、治

療内容、効果と副作用、栄養、睡眠、さらには家庭環境、仕事、学業などに関して患者さんの情報を共有し

ています。一人ひとりの患者さんを全人的にサポートしています。

 さらに県下の基幹病院に日本血液学会専門医を配し、密接に連携して

診療にあたっています。対象疾患は白血病(年間約20例)、悪性リンパ腫

(年間約50例)、多発性骨髄腫(年間約20例)などの造血器悪性疾患、難

治性血液疾患(再生不良性貧血や特発性血小板減少症など)や感染症治療

(HIV/AIDSなど)です。

診療内容・専門分野

〈造血幹細胞移植〉

 日本血液学会認定研修施設、日本輸血学会認定研修施設であり、日本骨髄移植推進財団(骨髄バンク)認

定非血縁者間骨髄移植施設ならびに骨髄採取施設です。1991年から2014年までの移植総数は約400例です。

 病棟には準無菌管理個室3室と完全無菌管理個室2室を備えており、積極的に造血幹細胞移植療法を実践し

ています。

 骨髄移植では大量の抗癌剤と全身放射線照射を行うことから、以前は若年(50歳以下)で比較的状態の良

い患者さんが対象とされてきました。しかし、近年、前処置を軽減した幹細胞移植(骨髄非破壊的幹細胞移植、

ミニ移植)が導入され、移植対象年齢も60歳前後にまで引き上げられ、また合併症のために従来の移植が受

けられなかった方にも受けていただくことができるようになりました。しかし、移植療法は、移植すること

が最終のゴールではなく、その後の患者さんの経過がとても大切です。そのような考えから、移植後10年20

年経った患者さんについて定期的に外来で検診させていただくと同時に担当看護師によるカウンセリングを

開始しました。すなわち、単に生存率を評価するのではなく、QOLを維持した上での生存率を大切に考えて

います。

骨髄移植用の大量骨髄採取風景

骨髄移植後、長期生存されている患者さん

への看護師によるカウンセリング風景

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滋賀医科大学医学部附属病院診療案内