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乳腺・一般外科

乳腺・一般外科

診療・業務内容

〈診療方針〉

 当科は乳腺内分泌外科、一般外科、小児外科、形成外科の診療をおこなっています。

部  門

対  象

乳腺内分泌部門 乳腺、甲状腺、副腎などの疾患の治療をおこなっています。

一般外科部門 ヘルニア、痔核・痔瘻等の診療をおこなっています。

小児外科部門 主に小児ヘルニア、小児悪性腫瘍、新生児外科疾患等の診療をおこなっています。

 内分泌(膵、副臓、甲状腺、副甲状腺)疾患、乳腺・甲状腺および小児疾患を含め、虫垂炎・痔核・裂肛・

痔瘻・鼠径(そけい)ヘルニアなど、一日平均100名の外来患者さんが来院しています。

 外来診療は、月曜から金曜まで毎日行っています。各臓器毎に専門医が担当し、きめ細かい診療を心掛け

ております。

診療内容・専門分野

〈乳腺外科〉

 乳癌については、エビデンスに基づいた診断と治療を形成外科、放射線部、病理部、化学療法部門などと

連携して行っています。特に、手術では内視鏡補助下手術、センチネルリンパ節(がん細胞がリンパ流に乗っ

て最初に到達するリンパ節)生検、形成外科による乳房再建術などを取り入れ、術後合併症の少ない、整容

性(美容的)にすぐれた手術を実施しています。

 乳癌の切除症例は年間100例で、積極的に乳房温存手術を施行しています。また乳房再建術も施行してい

ます。乳腺良性腫瘍の巨大なものに対しては鏡視下手術を施行し、美しい乳房を残すための手術手技を開発

しております。進行、再発症例に対しては、集学的治療を行い、良好な成績を得ています。 乳房切除後の変

形は、切除部位、切除量により大きく変わるので、乳房再建術は一つの術式にとらわれず、有茎皮弁術、遊

離組織移植術、エキスパンダーやプロテーゼを用いた再建術など、欠損の範囲、大きさ、患者さんの希望な

どに応じてカスタマイズされた治療を行っています。

―乳房再建術のご紹介―

【有茎皮弁術】

 組織が損なわれた部位に、近隣の組織を切り離さずに移動してきて、欠損を補います。

【遊離組織移植術】

 組織が損なわれた部位に、離れた場所から組織を切り離して採取し、欠損を補います。

【エキスパンダー挿入法】

風船状の組織拡張器(エキスパンダー)を挿入、皮膚を引き伸ばすために徐々に生理食塩水を加えます。

十分に皮膚が伸びた後、エキスパンダーを除去し、人工乳房(プロテーゼ)を挿入します。

 化学療法(抗癌剤治療)では、術後補助療法だけでなく術前化学療法も行い、乳房温存率の向上と術後再

発率の低下を目的に努力しています。進行再発乳癌に対しては内分泌療法、化学療法、分子標的治療等を積

極的に実施しています。 また、乳癌に対する新しい化学療法、内分泌療法、その他の療法を開発するために、

医師主導型の臨床試験を本学倫理委員会の承認を得て行っています。

 乳腺の手術では、センチネルリンパ節を最新の機器により蛍光発色させ、無駄な手術創を作らない手術が

可能となっています。

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滋賀医科大学医学部附属病院診療案内

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