本院は「高度周産期医療センター」としての位置づけで、総合周産期母子医療センター(大津赤十字病院)や地域周産期母子医療センター(近江八幡市立総合医療センター・長浜赤十字病院)とともに、滋賀県の周産期医療体制の中核を担っております。また、滋賀県にある唯一の大学病院であることから、各領域の専門医の協力を得て、あらゆる症例に対応することが可能であり、24時間体制で他の周産期医療機関からの救急患者等の受け入れを行っています。
本院では常に産科医と新生児医が密に連絡を取り合いながら、ハイリスク妊娠・分娩の管理および新生児治療を行っております。
小児科と合同で症例検討会を開催するなど、胎児-新生児医療が連続して行えるよう、緊密な連携をはかっています。また、最新の文献やテキストを用いて勉強会を開催しています。さらに、3ヵ月毎に開かれる「滋賀県産科婦人科医会周産期症例検討会」の中で地域医療機関との病診連携をはかっています。
平成19年度の総分娩数は285例で、年々増加傾向にありますが、多胎妊娠は平成16年度の15例(双胎のみ)から平成19年度には34例(双胎32例・三胎2例)と著明に増加しております。帝王切開率は平成19年度で42.5%とかなり高率ですが、これは多胎妊娠や妊娠高血圧症候群をはじめとしたハイリスク妊娠が多いことによると考えられます。また、救急母体搬送に関しても年々増加傾向にあり、平成19年度は55例(分娩前44例、後11例)のご紹介をいただきました。