栄養治療部

診療・業務内容

 滋賀医科大学附属病院栄養治療部は、栄養教育管理部門と栄養治療部門の2つの機能を有しており、患者さんの栄養管理や栄養指導、医師やコメディカル、学生への栄養教育などに広く関わっております。
 
=外来栄養指導=
 栄養教育として、入院・外来患者さんを対象に、生活習慣病をはじめとする各種疾患に対する栄養食事指導を毎日個別に行っております。また、毎月2回の糖尿病集団指導は医師、看護婦、薬剤師など本院の医療スタッフと共同して行っています。退院時には患者さんがスムーズに食事療法に取り組めるよう、食事処方箋(レシピ)をお渡しするようにしています。また、患者支援センターを通じて、栄養指導のみの依頼も受け付けております。開業医の先生で、管理栄養士による専門的な栄養指導を希望される場合には、ご利用いただくことが可能となっています。
 
=市民公開講座=
年1回、一般市民の方を対象に「市民の健康と栄養を考える会」を開設しております。本講演会は、本院の医師・管理栄養士が、日常生活を健康で楽しく過ごすために必要な医療・栄養・健康・運動など、生活に密着したテーマについてわかりやすく具体的に講演しています。現状の食生活を是正し、正しい「食習慣」を身につけていただき、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の治療、予防に役立てられることを願っています。
 
=臨地管理栄養士実習施設=
 滋賀県立大学をはじめ、県内外からの管理栄養士の実習先として6校を受け入れています。
 
=その他=
 平成20年5月から月1回、選択メニューでブラックバスのメニューを病院給食に導入しました。 
  
 
 
 
<栄養治療部門>
=病院でのNST活動= 
 平成15年より栄養サポ-トチ-ム(NST)を稼働し、入院患者さんの栄養サポートに積極的に関わっています。NSTは、医師・歯科医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師・歯科衛生士、臨床心理士、理学療法士、事務職員から構成され、各病棟のリンクナースも含めると約50名が参加しています。   
 具体的には、入院患者さんの栄養状態を評価し、個々の病態にあった栄養治療を主治医にアドバイスし、安全で質の高い栄養治療が提供できるためのチーム医療を推進しています。
 なかでも、滋賀医科大学NSTの特徴の1つは、間接熱量測定を用いて、エネルギー代謝の評価を実施していることです。エネルギー消費量のほかに、炭水化物や脂質の消費量も算出することができます。人工呼吸器管理中でも測定することができ、高度侵襲症例、低体温療法施行症例、炎症性腸疾患、消化器癌周術期、COPD、摂食障害などが対象疾患となっています。個々の病態に応じたエネルギー投与量の設定に、極めて有用な方法です。また、いろいろな病態のエネルギー代謝の変化についても知ることができます。
 
=院内NSTから地域一体型NSTへ=
 滋賀医科大学NSTは、平成15年に京滋で初のNSTとして稼動し、すでに1300例以上の入院患者さんの栄養サポートに関わってきました。しかし、入院患者さんの栄養管理は入院期間中だけで解決するものではなく、外来での治療、転院先での治療へと引き継がれていきます。まさに、栄養管理における地域連携が重要となってきます。
 現在、滋賀医科大学が中心となって、滋賀県NSTネットワークが立ち上がっています。各病院でのNST活動の連携がスムーズに展開されるように、滋賀県医師会や大津市医師会とも連携して、地域連携パスの導入にも努めているところです。すでに、PEGの地域連携パスは大津市で運用されています。今後、栄養管理に関わる地域連携がさらに充実したものになるように努めたいと考えております。
 また、NST専門療法士の認定教育機関として、多くの研修生を受け入れております。滋賀県のみならず、京都や大阪の医療機関からも研修に参加されています。コメディカルへの栄養教育についても、積極的に関わってまいります。
 

お問い合わせ先

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