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学長メッセージ
 
服部理事写真
   
  理事(教育等担当):服部 隆則
  Takanori Httori
 
   
 
平成24年4月5日

 平成24年度に入り、教育・研究等担当理事職の5年目になりました。全学の皆様からのご意見をお聞きしながら諸問題に対処してまいりましたが、これからも全力を尽くします。

 第106回医師国家試験の合格率は96.5%で、残念ながら全国第10位の結果となりました。また、第101回看護師国家試験と第95回助産師国家試験の合格率は100%でしたが、第98回保健師国家試験では97.1%でした。いずれも良い結果ですが、今後も高合格率が維持できるように教育・支援体制の強化を図ってまいります。

 座学としての医学専門課程の評価は4学年最終の2月にCBTによりなされますが、平成23年度には不合格者がでました。これは臨床に進むに必要な知識が十分履修されていないことを意味します。今後は、その対策を講じること、また、進級判定をより厳密にしていく必要があると考えております。平成23年度にスチューデントドクター制度を導入しましたが、これに相応しい学力が必要です。5学年の臨床実習では、平成24年度から総合内科・総合外科の実習として国立病院機構滋賀病院での実習が追加されました。第2教育病院の実習としての位置づけで、学長・病院長のご尽力によりハード・ソフト両面で可能となったものです。実践的な実習が可能となり、成果が期待されます。臨床力の判定として、OSCEとアドバンスドOSCEが現在行われていますが、これをより充実すること、また、国際化に対応した臨床実習時間の延長等も考慮していく必要があります。

 看護学科では平成24年度から教育制度が改定され、保健師と助産師が選択制となり、定員がそれぞれ30名と8名となりました。このための新しい選抜方法と第3年次編入学の在り方を早急に検討しなければなりません。

 平成23年度から研究医枠2名の入学定員増が実施されています。研究医枠は、全国的に不足している病理医、法医解剖医や基礎医学研究者の養成を図るものです。選抜は一般入試で行っていますが、入学後に、希望する学生(平成23年度には4名のグループ)に「研究医特別教育プログラム」を実施しております。これは、基礎医学講義と研究室配属からなるものですが、全国的な取り組みとして、大学間でコンソーシアムを作り、共同で教育を行っていくシステムができ、平成23年度には京都大学と福井大学との合同研修会を実施しました。今年度から更に充実を図ります。

 大学院博士課程においては、平成21年度から「高度専門医養成部門」を開設していますが、文科省GP"がんプロフェッショナル養成コース"が平成23年度に終了し、平成24年度から「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」として継続されることになりました。大学院でがん専門医養成のための教育を行います。修士課程においては、平成23年度から「看護管理実践」の高度専門職コースを設けましたが、数名が入学しました。平成22年度から、本学大学院で秋入学を実施していますが、博士・修士課程とも数名の入学者を確保しています。

 研究につきましては、5つの重点的プロジェクトを大学として支援しておりますが、基礎・臨床融合の新しいプロジェクト研究の創設を行っています。"グルクロン酸抱合転移酵素の遺伝子多型と薬物副作用"、"腸内細菌叢と生活習慣病、"心筋イオンチャンネル遺伝子異常と不整脈"、"軟骨再生医療"、"動脈硬化に関する共同研究”等のグループができましたが、平成24年度には、”アルツハイマー病の診断”、”がんの遺伝子異常と予後因子”と”幹細胞を用いた再生医療”等の研究会を組織します。

 「地域「里親」による学生支援事業」は平成19年度採択の文科省GPとしてスタートしましたが、平成23年度に「NPO法人「滋賀医療人育成協力機構」」を立ち上げ、里親事業を発展させています。

 "地域に支えられ世界に挑戦する"が本学のモットーでありますが、旧態を改革し、新しいことに挑戦する姿勢で大学運営に当たりたいと考えております。皆様方のご支援とご協力をお願いいたします。

 
 
 
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