学部教育


本教室では神経形態学部門と共同して医学科の学部教育を担当しています。

【人体構造学】

配当学年
第2学年 後期

学習目標
1. 人体各器官の正常構造の基本を、その機能と関連づけて理解する。
2. 個体と器官が形成される発生過程の基本を理解する。

概要
 本講義では、人体解剖学、人体組織学、人体発生学を「人体構造学」として一括して総合的に講述する。上記の学習目標の達成のために、システム論的な立場から次の8分野に分けて講義と実習を行う。
(1)個体の発生 (2)運動器系 (3)循環器系 (4)呼吸器系
(5)消化器系 (6)内分泌代謝・感覚器系 (7)泌尿器系 (8)生殖器系


 (1)「個体の発生」では、各器官が形成される以前の初期発生を中心に、個体発生の総論的事項について講義する。各器官の発生については系統別講義で各臓器の構造と有機的に関連づけながら学ぶ。(2)「運動器系」では、骨格・間接・筋肉の構造と機能を講義と骨学実習を通じて多角的に理解する。
(3)〜(8)の系統別講義では、各臓器の肉眼的な構造(肉眼解剖学)と微細構造(組織学)を各器官の形成過程と関連づけながら有機的に学習する。このため、講義に加えて顕微鏡実習を行う。

【人体構造学実習】

 配当学年
第2学年 後期

学習目標
1. 人体の正常構造を自らの目と手を用いて理解する。
2. グループで問題解決にあたる手法を実践的に学ぶ。
3. 献体していただいた方とその御家族の意思を自らの心で感じ取り、感謝の意と期待に応える意欲を強く持つ。

概要
 3〜4人ずつの実習班に分かれ、1班で1体の御遺体を解剖する。実習室に入退室する時は一礼し、実習開始・終了時には黙祷する。実習は所定の計画表と実習書に沿って集中的かつ効率的に進める。なお、脳の解剖は神経解剖学実習で行う。
 人体構造学実習は医学を学ぶ者にとっての第一の関門である。膨大な作業をこなし解剖学用語を実物と照合するのに時間を費やすだけでは不十分である。一つ一つの構造物がどのように他とつながり、全体の中でどのような位置づけにあり、どのように機能するのかを考えながら進める。

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