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2021 年 4 月 1 日 田中 裕之先生が滋賀短期大学の教授に御栄転されました.

ᴅ-アミノ酸代謝酵素の研究や、講義、実習で精力的に活躍してくれていた田中 裕之先生が、滋賀短期大学の教授に御栄転されることになりました。たいへんおめでとうございます。(写真は、滋賀短期大学のホームページ用に撮影されたプロカメラマンによるものを掲載させていただきました。)なお田中先生には、今後も生化学序論の講義や、代謝生化学の講義、実習を客員教授として担当していただきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2020 年 10 月 1 日 永澤さんが学位授与式で博士号を授与されました.

泌尿器科から大学院生として参加してくれていた永澤さんが、2020年8月の学位審査会を経て2020年10月1日に執り行われた学位授与式で無事、博士号を授与されました。私たちもとてもうれしく思っています。お祝いするためにラボメンバーが集まってくれました。左から医学科4年の長谷川くん、縣、永澤さん、寺田准教授、特任助教の近藤くんと修士2年の長嶋さんです。本当におめでとうございました。またいつでもラボにお立ち寄り下さい。

2020 年 9 月 20日 京都大学 河本研・前田先生の TCR 遺伝子を導入した iPS 細胞から再生した T 細胞を用いたがん免疫療法の開発に関する共著論文が Molecular Therapy - Methods & Clinical Development 誌にアクセプトされました.

Maeda T, Nagano S, Kashima S, Terada K, Agata Y, Ichise H, Ohtaka M, Nakanishi M, Fujiki F, Sugiyama H, Kitawaki T, Kadowaki N, Takaori-Kondo A, Masuda K, Kawamoto H.* Regeneration of tumor antigen-specific cytotoxic T lymphocytes from iPSCs transduced with exogenous TCR genes. Molecular Therapy - Methods & Clinical Development, 19:250-260, 2020.

2020 年 5 月 21 日 生物学講座 平田研・里岡先生のサルの腫瘍浸潤 T 細胞に関する共著論文が Scientific Reports 誌にアクセプトされました.

Satooka H, Ishigaki H, Todo K, Terada K, Agata Y, Itoh Y, Ogasawara K, Hirata T. Characterization of tumour-infiltrating lymphocytes in a tumour rejection cynomolgus macaque model. Sci Rep. 10(1):8414, 2020

2020 年 4 月 24日 京都大学 河本研・嘉島先生の TCR-iPS 細胞 を用いた腎がん治療に関する共著論文が iScience 誌にアクセプトされました.

Kashima S, Maeda T, Masuda K, Nagano S, Inoue T, Takeda M, Kono Y, Kobayashi T, Saito S, Higuchi T, Ichise H, Kobayashi Y, Iwaisako K, Terada K, Agata Y, Nakamura K, Saito M, Narita S, Ogawa O, Habuchi T, Kawamoto H. Cytotoxic T lymphocytes regenerated from iPS cells have therapeutic efficacy in a patient-derived xenograft solid tumor model. iScience 23(4): 100998, 2020

2020 年 3 月 18 日 永澤さんと富松さんの前立腺がんの細胞遊走や浸潤を促進する MANCR に関する論文が Biochem Biophys Res Commun. 誌にアクセプトされました.

Nagasawa M†, Tomimatsu K, Terada K, Kondo K, Miyazaki K, Miyazaki M, Motooka D, Okuzaki D, Yoshida T, Kageyama S, Kawamoto H, Kawauchi A, Agata Y. (†co-first author) Long non-coding RNA MANCR is a target of BET bromodomain protein BRD4 and plays a critical role in cellular migration and invasion abilities of prostate cancer. Biochem Biophys Res Commun. 526, 128-134, 2020

泌尿器科から大学院生として参加してくれた永澤さんと、特任助教の富松さんのがんばりによって、前立腺がんの細胞遊走や浸潤を促進するMANCRというlong non-coding RNAを同定し、論文を発表しました。がん細胞では、がん化を促進する遺伝子において、super-enhancer (SE)と呼ばれるエンハンサーのクラスターが形成されることで、高度な発現がおこります。Bromodomain and extra terminal domain (BET) タンパク質の1つであるBRD4 は、多くのがん種において、がん遺伝子の SEに結合し高発現を誘導します。BETタンパク質阻害剤であるJQ1は、がん細胞の悪性化を抑制することが報告されてきましたが、JQ1の標的遺伝子の大部分は明らかではありませんでした。私たちは、悪性度の高い前立腺がん細胞において、JQ1によって顕著に発現が抑制される遺伝子として、MANCRというlong non-coding RNAを同定しました。さらにBRD4がMANCR遺伝子領域に結合し、JQ1によってその結合が阻害されることに加えて、MANCRががん細胞の遊走や浸潤に重要な役割をはたすことを明らかにしました。

第10回日本エピジェネティクス研究会で、我妻と縣がポスター発表を行いました (2016/5/19-20 @大阪)

「E2A 転写因子 foci を足場とした T 細胞受容体遺伝子座の染色体ダイナミクス」という演題で Immuno-FISH を用いた染色体構造変化の解析結果を発表して来ました。 なんと年会長の仲野 徹先生(本庶研時代からの影の師匠?)と、昔は免疫をされていて、いっしょに京都クロマチンミーティングなる勉強会をしていただいていた眞貝洋一先生、そしてサンディエゴの留学時代にいっしょに BBQ などをさせてもらった中島欽一先生に話を聞いていただき感激でした(文責 縣)。

我妻くんの説明を我慢強く聞いて下さる仲野先生。

たまたま通りかかったところを仲野先生に呼び込まれる眞貝先生。

エピジェネティクス界の重鎮二人に挟まれて緊張気味の縣です。

我妻くんの説明に鋭い質問をバシバシとかましていただいた中島先生。

爽やかなお顔の中島先生と、対照的なしまらない顔の縣です。

・大学院生の永澤さんと研究医コースに参加してくれた門田くんの歓迎会 (2016/3/29) 4月からラボに参加してくれる泌尿器科の永澤さん(左端)と医学部3年の門田くん(その右)を歓迎するため、改装工事の終わったセミナー室でラボ飲み会を行ないました。

同じく研究医コースの医学部4年の有田くんにも参加してもらいました。

紫月さんというお弁当屋さんからオードブルを宅配してもらいました。

我妻くんの学位取得記念でいただいた獺祭をみんなでいただきました。

河本研の増田さんに差し入れしてもらった美味しいビールに顔がほころぶラボメンバーです。

・京都大学原子炉実験所の鈴木 実先生の講演会に参加させていただきました (2016/3/26) 滋賀成人病センターで開催されたホウ素中性子捕捉療法の講演会で、私の小学校の同級生である鈴木 実先生が講演されるということで参加させていただきました。 お会いするのは40年ぶりで大感激でした。講演後、主催された滋賀県立成人病センター放射線治療科の山内 智香子先生が開いて下さった宴席に加えていただき、たいへん楽しく懐かしい時間を過ごさせていただきました。山内先生、鈴木先生ありがとうございました。(写真を取ることができなかったもう1人の講演者の東京理科大の鈴木利宙先生もたいへん素晴らしい講演をありがとうございました。)これを機会に今後とも、どうぞよろしくお願い致します(文責 縣)。

・2015年基礎医学自主研修を行いました (2015年8月〜9月) 医学部4年生の基礎医学自主研修として、今年は中林さんと横山くんの2名がラボに参加してくれました。 有田くんと合わせて3名とも夏休み期間にも関わらず熱心に研究活動に浸ってくれたと思います。 歓迎会と打ち上げを瀬田駅近くの居酒屋「えん」で楽しく行いました。 皆さん、お疲れさまでした!またいつでもラボに来てください。

・滋賀県立膳所高等学校 基礎医学講座「夏休み1日実習」を実施 (2015/8/26) 今年も当部門が担当で膳所高校の2年生を対象に「免疫細胞はどのようにして多くの病原体を認識するのか」を テーマに実習を行いました。ピペットマンを握るのも初めての人が多い中、皆さん実験を成功させて、 考察や問題演習にもしっかりと取り組んでくれました。さすが膳所高生です!

・第3回合同リトリート・懇親会を開催 (2015/7/9) 今回は同志社大学から水谷先生の研究室の方をお招きし、合同リトリートと懇親会が行われました。 活発な議論でヒートアップした後は和気あいあいと懇親会でクールダウン...いやむしろさらにヒートアップした夜でした(笑) 当研究室からは寺田先生が発表されました。皆さまお疲れさまです。

・谷村さんご卒業 (2015/3/10) 研究室によく遊びにきてくれていた谷村さんが無事に卒業し、 挨拶にきてくれました。新天地でも頑張ってください!

・寺田先生と有田君の歓迎会 (2014/12/5) 准教授として着任された寺田先生と、ラボに参加してくれることになった学部2年の有田君の歓迎会を行いました。 MR医学総合研究センターの中谷先生にもお越しいただき、楽しいひと時を過ごしました。 メンバーが増え、ラボに益々活気が出てきました。

・3研究室合同研究発表リトリートを開催 (2014/11/7) 合同でジャーナルクラブを行っている、等研究室・依馬研究室・縣研究室を中心に研究発表会と リトリートが行われ、活発に意見を飛び交わせた後は居酒屋でさらに熱く親睦を深めました。

・縣教授が2014年度日本癌学会JCA-CHAAO賞を受賞!!(2014/9/25-27) 縣教授が大学院生時代に取り組まれていたPD-1に関する研究が、がん医療の発展に 大きく貢献した功績が讃えられ、縣教授を含む7名が日本癌学会より第4回JCA-CHAAO賞を 受賞されました。大変名誉ある賞で、本当におめでたいことです。

・田中講師(学内)が第2回国際D-アミノ酸研究カンファレンスでベストポスター賞を受賞!!(2014/9/2-5) 田中講師が宇都宮で開かれた第2回国際D-アミノ酸研究カンファレンスでベストポスター賞を受賞いたしました。 おめでとうございます!賞状はこちら

・木村 宏博士 教授就任記念シンポジウム 「クロマチン研究最前線」に参加(2014/8/1) 常日頃から大変お世話になっている木村 宏先生の教授就任記念シンポジウムが大阪大学で行われ、 ラボメンバー一同参加させていただきました。当日は、縣教授が「TCRの再構成とクロマチン」 というタイトルで講演され、参加者が熱心に耳を傾けていました。 その他にもクロマチン研究に携わる第一線の先生方がご講演されましたが、どなたも木村先生との思い出や 木村先生の「凄さ」「かっこ良さ」について触れられ、会場は温かい笑いに包まれながら、 改めて木村先生の魅力を再確認する時間になりました。 最後に木村先生ご自身が、これまでの研究者人生を振り返られ、 研究者としてhappy / unhappy (木村先生談)な時期を過ごされたときの状況をリアルに、 ありのままをお話してくださいました。木村先生がこれだけ多くの方から信頼され、慕われ、愛されている理由が よく分かりました。非常に励みになり勉強にもなる、とても素晴らしい会でした。 会を運営してくださった大阪大学のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。 木村先生、改めて教授就任おめでとうございます!!

左の写真は、講演されている縣教授、右の写真は木村先生(左から3番目)と早稲田大学の胡桃坂先生(左から4番目)とラボメンバーの集合写真。 残念ながら写っていませんが、北海道大学の小布施先生、東京大学の白鬚先生もご講演されました。

・本庶 佑先生の台湾「唐奨」バイオ医薬部門の受賞に際する台湾テレビ局の取材に参加(2014/7/17)私、縣の恩師であります京都大学大学院医学研究科の本庶 佑先生が、東洋のノーベル賞とされる台湾「唐奨」の 2014年バイオ医薬部門を受賞されることになりました。免疫抑制分子PD-1に対する抗体を用いたがんの治療法の 開発に対して評価されたとのことです。

PD-1は、私が本庶研で大学院生の時に、先輩の石田靖雅先生(現奈良先端科学技術大学院大学)のお手伝いをして クローニングし、抗体を作製した分子です。今回の受賞にあたり、台湾のテレビ局が本庶先生に取材をされることになり、 7/17 に石田先生とともに私にも取材に参加させていただくというたいへん貴重な体験をさせていただきました。 非常に緊張しましたが、実は私が研究者を目指したのは、高校生の時に NHK の番組で「抗体によるがんのミサイル療法」というものを知り、 将来そのような研究がしたいと思ったのがきっかけでしたので、メカニズムは若干異なるのですが、実際に私の夢が実現したことをたいへんうれしく思います、 ということをお話してまいりました。

写真は取材撮影後のクルーの方たちと、本庶 佑先生(左から4番目)、石田靖雅先生(左から3番目)と私(縣、左から2番目)です。(文責 縣)

・生物学部門(平田研究室)の山田さんからマウスの耳標打ちをレクチャー (2014/5/23) 実験用マウスの個体識別法として、新たに耳標を導入しました。 今日は、平田研究室の山田さんより、耳標の取り付け方を分かりやすく丁寧に教えていただきました。 平田先生、山田さん、ありがとうございました。 (写真 ラボメンバーで必死に練習する様子) マウス耳標についてはこちら(株式会社 夏目製作所へ)

・第24回KTCCに参加 (2014/5/19)2014/5/16~17に京都平安ホテルで行われた、第24回 Kyoto T cell Conference (KTCC) 学術集会に参加しました。 大学院生の安齋さんが、口頭発表及びポスター発表を行い、来場者と活発な議論を交わしました。 第24回KTCCについてはこちら→ http://ktcc.umin.jp/KTCC2014.html・安斎さんの歓迎会を開催 (2014/5/2) 大学院生の安齋さんの歓迎会を兼ねて、南草津駅近くの居酒屋にてラボの飲み会を行いました。 和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。

・石田先生の教授就任祝賀会・送別会を開催 (2014/3/5) 石田先生が琉球大学 教授にご就任されるのに先立ち、研究室メンバーで祝賀会・送別会を開催いたしました。 色々な思い出話に花が咲きました。料理もとても美味しく、ゆったりととても良い時間が流れました。 寂しくなりますが、石田先生の今後益々のご活躍をラボメンバー一同祈願しております!

・UCSDからMurre博士が来日、滋賀医大でセミナー (2013/12/9) カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD)のCornelis Murre博士が滋賀医大に来訪され、 分子生理化学部門のラボ見学や最新の研究成果も含めたセミナーが行われました。 Murre博士は、縣教授の留学中のボスでもあり、また大の親日家でもあります。 セミナー後には、京都の先斗町でMurre博士の好物のお寿司を食べました。 Murre博士には今後とも研究をすすめる上で色々とアドバイスをいただきたいと思っています。