東近江総合医療センター市民公開講座を開催しました

平成29年11月12日(日)13:30〜15:40

場所:東近江総合医療センターきらめきホール

 紅葉の名所・湖東三山にほど近い東近江総合医療センターで、毎年恒例の「市民公開講座」を開催いたしました。この講座は、一般市民の方々にとって関心が高そうな演題を用意して、内科系、外科系でそれぞれ年1回ずつ開催しているもので、市内外から78名の一般市民の方々に参加していただきました。

 1つ目の演題は、近年秋に多発するアニサキスによる食中毒のお話。アニサキスとは、サバやサンマに寄生虫で、食した場合に発症する胃アニサキス症と腸アニサキス症の症状やその予防方法について説明してもらいました。
 2つ目の演題は、国民病として関心の高い糖尿病のお話。糖尿病は初期の段階では、無症状であるがゆえに放っておかれがちな病気だが、治療を途中でやめてしまうと恐ろしい合併症を引き起こすということ、また正しい生活習慣が一番の予防であるという内容でした。
総合司会:辻川知之副院長 3つ目の演題は、高血圧のお話。血圧が高い状態を放置していると、血管の壁が痛めつけられて動脈硬化が進む、それがやがて脳、心臓、腎臓などの細い血管の事故(閉塞や破裂)を起こし、脳卒中や心筋梗塞を起こすという高血圧(サイレントキラー)のリスクについての内容でした。
 3演題とも、単に病気の恐ろしさを並べ立てるだけでなく、いかにして予防していくかについても触れられており、ご自身から家族へ、家族から地域へ、健康寿命の輪が東近江に広がっていくような公開講座になったのではないかと思います。


(プログラム)

1.アニサキスの話 消化器内科医師 水田 寛郎
2.糖尿病の”ひ・み・つ” 糖尿病・内分泌内科医長 前野 恭宏
3.サイレントキラー(高血圧)に殺られないために 循環器内科部長 大西 正人


消化器内科:水田寛郎先生糖尿病・内分泌内科:前野恭宏先生循環器内科:大西正人先生