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第18回東近江がん診療セミナー

平成29年12月7日(木)18:00〜19:00

 今年度6回目となるがんセミナーは、昨年度のがんセミナーでも講演いただき好評であった「リンパ浮腫」について、滋賀医大学医学部附属病院がん看護専門看護師の専門薬剤師の服部聖子先生に講演をしていただきました。
 リンパ浮腫とは、がんの治療において手術でリンパ節を取り除いたり、放射線治療によってリンパの流れが停滞することで腕や足がむくむ症状のことで、一度発症すると治りにくいという特徴から予防が最も重要で、滋賀医大では手術後の入院患者さんには理学療法士が、退院後の外来患者さんには看護師が予防指導を行っています。
 今年10月から保険診療が可能になったことから、医大でのリンパ浮腫外来でのケアにあたっておられる服部先生には、1.問診・治療計画の立案、2.圧迫療法の指導・圧迫衣選定、3.圧迫療法下での運動療法の指導、4.リンパドレナージの指導まで、トータル的なお話をしていただきました。途中、患者さんの症状に応じたストッキングの紹介もあり、参加者は講演終了後にストッキングの見本に触れて、感触を確かめていました。
 症例検討会では、当院でリンパ浮腫を発症された患者さんの2症例について発表があり、患者さんの病状と生活背景をリンクさせながらのケアの難しさを問題提起するような発表でした。また、病棟看護部では前回の服部先生の講演を契機に、リンパ浮腫についての勉強会を開いているとの報告もあり、当セミナーが患者さんのケアに反映されていることを嬉しく思いました。
 次回のがんセミナーは、2月1日(木)18:00〜『末梢神経障害、味覚障害、口内炎の対処法』をテーマに行います。
*本セミナーは日本薬剤師研修センター集合研修1単位、日本医師会生涯教育講習会1単位の対象セミナーです。

特別講演
『リンパ浮腫ケアの実際
 滋賀医科大学医学部附属病院 がん看護専門看護師 服部 聖子
司  会
 東近江総合医療センター 地域医療連携室係長 長岡 紀江
    東近江総合医療センター 外来がん治療認定薬剤師 長谷川英利
症例検討
『リンパ浮腫患者への関わりの現状』
 東近江総合医療センター 南3病棟助産師 奥田 すみれ



(講師)滋賀医科大学医学部附属病院 看護師:服部聖子先生

(発表)東近江総合医療センター助産師:奥田すみれ

(司会)東近江総合医療センター:長岡看護師・長谷川薬剤師

(総括)東近江総合医療センター副院長:目片英治

第17回東近江がん診療セミナー

平成29年11月2日(木)18:00〜19:00

 今年度5回目となるがんセミナーは、がんの薬物治療で使用される骨吸収抑制薬で起こる腎機能障害、インフルエンザ様症状、骨痛・関節痛・筋肉痛、顎骨壊死、低カルシウム血症、大腿骨骨折などの副作用の対策について、滋賀医大学医学部附属病院のがん専門薬剤師の若杉吉宣先生に講演をしていただきました。
 先にあげた代表的な6つの副作用について詳しくご説明いただいた後、とりわけARONJ(骨吸収抑制薬関連顎骨壊死)予防のためのに気をつけるべき点(1.骨吸収抑制薬開始の2週間前までの歯科受診 2.口腔内清潔保持 3.定期的な歯科検診 4.骨吸収抑制薬使用に関する歯科医師への告知等)について講義いただきました。
 その後、当院看護師を対象に行った『化学療法中患者の口腔ケアに関する看護師の意識調査』の発表があった後、当院歯科口腔外科医師 堤泰彦先生より顎骨壊死の症例検討が行われ、一度発症するとなかなか完治することが難しい顎骨壊死は、何よりも発症させないことが大事で、そのためにも看護師が医科と歯科の架け橋となっていただきたいと締めくくられました。
 次回のがんセミナーは、12月7日(木)18:00〜『リンパ浮腫ケア』をテーマに行います。
*本セミナーは日本薬剤師研修センター集合研修1単位、日本医師会生涯教育講習会1単位の対象セミナーです。

特別講演
『骨吸収抑制薬についてモニタリングのポイント』
 滋賀医科大学医学部附属病院 がん専門薬剤師 若杉 吉宣
司  会
 東近江総合医療センター 地域医療連携室係長 長岡 紀江
    東近江総合医療センター 外来がん治療認定薬剤師 長谷川英利
症例検討
『化学療法中の口腔ケア アンケート結果より』
 東近江総合医療センター 感染管理認定看護師 東出 美香
『ランマーク皮下注による低Ca血症を経験した一例』
 東近江総合医療センター 薬剤師 松井 駿亮



(講師)滋賀医科大学医学部附属病院 薬剤師:若杉吉宣先生

(発表)東近江総合医療センター感染管理認定看護師:東出美香

(症例検討)東近江総合医療センター歯科口腔外科医師:堤 泰彦

(症例検討)東近江総合医療センター薬剤師:松井駿亮

第16回東近江がん診療セミナー

平成29年10月5日(木)18:00〜19:00

 今年度4回目となるがんセミナーは、がん治療で起こる外見の変化に対し、医療従事者がどのように携わっていくか(Appearance Care=アピアランス・ケア)について、滋賀医大学医学部附属病院のがん化学療法看護認定看護師の田﨑亜希子先生に講演をしていただきました。
 がんの治療における手術療法・放射線療法・薬物療法等に起因する外見の変化は、1人でいても感じる身体的苦痛とは異なり、他者の存在に大きく依存する心理社会的苦痛である、だからこそ患者さんが外見変化後に最初に出会う医療従事者の反応に影響されることが大きく、その対応次第では、患者さんの思い込みや喪失感から開放してあげることが可能だという。その人らしい人生を病気で奪われることなく、自分自身の手に取り戻してもらうことがアピアランスケアの目的であり、その結果患者さんのQOLや治療へのモチベーションをあげることになるという。
 その後の『当院でのアピアランスケアに対する意識調査』の発表では、「患者さんから外見について相談を受けたことがあるか」という問いに対し、70%の看護師が「ある」と答えたものの、「指導ができるか」との問いには、「できる」と答えた看護師は約30%に止まっており、今回の研修会が少しでも患者さんの笑顔につながればいいなと思いました。
 次回のがんセミナーは、11月2日(木)18:00〜『骨吸収阻害剤について〜モニタリングのポイント〜』をテーマに行います。
*本セミナーは日本薬剤師研修センター集合研修1単位、日本医師会生涯教育講習会1単位の対象セミナーです。

特別講演
『外見の変化に対するケア
        〜がん患者さんと社会とのつながりを考える〜』
 滋賀医科大学医学部附属病院 がん化学療法看護認定看護師 田﨑亜希子
司  会
 東近江総合医療センター 地域医療連携室係長 長岡 紀江
    東近江総合医療センター 外来がん治療認定薬剤師 長谷川 英利
症例検討
 東近江総合医療センター 外来看護師 赤松  弥生



(開会挨拶)東近江総合医療センター外科診療部長:尾崎良智先生

(講師)滋賀医科大学医学部附属病院がん化学療法看護認定看護師:田﨑亜希子先生

(総合司会)東近江総合医療センター地域医療連携室係長:長岡紀江 外来がん治療認定薬剤師:長谷川英利

(アンケート結果)東近江総合医療センター外来看護師:赤松弥生

第15回東近江がん診療セミナー

平成29年9月7日(木)18:00〜19:00

 今回のがんセミナーは、がん化学療法を受ける患者さんの80〜100%の方が経験するという倦怠感のマネージメントについて、滋賀医大学附属病院のがん化学療法看護認定看護師の小倉知子さんに講演いただきました。
 講演の中で小倉さんは、患者さんが感じる倦怠感は主観的な感覚で、感じ方、表現の仕方は様々だが、これを理解するためには①傾聴するー認知している症状(倦怠感)はどのような症状か、症状をどのように認知しているか ②客観的に問うー患者さんからより多くの情報を引き出せるような質問をする ③サインをモニタリングするー日常生活での活動状況を本人や家族から聴く ことが大事であり、症状(倦怠感)があってもそれを自分でコントロールし、日常生活を肯定的に送ることができるよう関わっていくことが重要だと述べられました。
 続いて行われた症例検討会では、入院から外来化学療法へ移行する患者さんが不安なく治療に専念できるようにするには入院中にどのような関わりをすれば良いか、という内容について発表が行われました。
 次回のがんセミナーは、10月5日(木)18:00〜『外見の変化に対するケア〜がん患者さんと社会のつながりを考える〜』をテーマに行います。
*本セミナーは日本薬剤師研修センター集合研修1単位、日本医師会生涯教育講習会1単位の対象セミナーです。

特別講演
『がん化学療法を受ける患者の看護
   〜倦怠感のマネージメント・ニボルマブの有害事象〜』
 滋賀医科大学医学部附属病院
           がん化学療法看護認定看護師 小倉 知子
司  会
 東近江総合医療センター 地域医療連携室係長   長岡 紀江
 東近江総合医療センター 外来がん治療認定薬剤師 長谷川 英利
症例検討
『外来化学療法室へ移行する患者の入院中の関わり』
 東近江総合医療センター 東2病棟看護師     平塚 久恵



(特別講演)滋賀医科大学医学部附属病院がん化学療法看護認定看護師 小倉知子先生

(司会)東近江総合医療センター地域医療連携室係長 長岡紀江

(司会)東近江総合医療センター外来がん治療認定薬剤師 長谷川英利

(症例検討)東近江総合医療センター東2病棟看護師 平塚久恵

第14回東近江がん診療セミナー

平成29年6月15日(木)18:00〜19:00

 今年度3回目となるがんセミナーは、外来で化学療法を受ける患者さんの発熱性好中球減少症にスポットをあてて、その予防や発現時の対応、治療開始のタイミングや患者さんへの指導方法などを、滋賀医大学附属病院のがん専門薬剤師の須藤先生にお話いただきました。続いて行われた症例検討会では、東近江総合医療センターの事例発表があり、医師、薬剤師、看護師それぞれの立場から、この症例から学ぶべき点、改善すべき点はどこか等について、ディスカッションが行われました。
 次回のがんセミナーは、9月7日(木)18:00〜『がん化学療法を受ける患者の看護〜倦怠感に焦点をあてて』をテーマに行います。
*本セミナーは日本薬剤師研修センター集合研修1単位、日本医師会生涯教育講習会1単位の対象セミナーです。

特別講演
『外来化学療法患者における薬剤師の関わり
        〜発熱性好中球減少症について』
 滋賀医科大学附属病院 がん専門薬剤師 須藤 正朝
司  会
 東近江総合医療センター 外来がん治療認定薬剤師 長谷川 英利
    東近江総合医療センター 東2病棟看護師長     才田 智子
症例検討
 東近江総合医療センター 薬剤師 塚原 優太



(総合司会)東近江総合医療センター緩和ケアチーム医師 坂野 祐司先生

(講師)滋賀医科大学附属病院 がん専門薬剤師 須藤正朝先生

(症例検討)東近江総合医療センター薬剤師 塚原優太

(司会)東近江総合医療センター 才田看護師長・長谷川薬剤師