2017年2月現在
教授挨拶

内科学講座(糖尿病内分泌・腎臓内科)
教授 前川 聡(滋賀医大 1期生)

 内科学講座 糖尿病内分泌・腎臓内科(旧第三内科)は、内分泌代謝、腎臓系の異常を基礎とする疾患を診療する内科です。特に我々が担当する糖尿病、高血圧症、肥満症、脂質異常症、腎臓病、動脈硬化症などは、患者数も非常に多く、全身病として幅広い知識を必要とし、有効な治療法の選択と治療の進め方に内科医としての力量が強く反映される領域です。
 そこで私共の内科では、現有 2診療科(糖尿病内分泌内科、腎臓内科)が一体となって協力し合い、一人の患者さんの診療が完全なものになるよう、統合した診療を目標としております。また、当内科の診療に当たっては、いつも患者さんの訴えを傾聴し、病気の成り立ちをよく説明し、患者さんが治療法やその成績についてよく理解され、できるだけ適切な治療法の選択が行えるように日々努力し、“患者さんに分かりやすく、やさしい医療”を進めていきたいと考えます。更に、大学病院として新薬開発のための治験の推進、先進医療の開発、地域医療機関との病診・病病連携の確立など地域医療への貢献に努力致して参ります。
 今後、医療のレベル向上に当たっては、個人の遺伝子特性にあった有効な治療と副作用をゼロにする医療を目指した個別化(オーダーメイド)医療を導入していきたいと考えます。更に、わが国の医療を担う医師の育成のために、良い研修システムを構築し、世界に羽ばたく医療の担い手を育成していきたいと考えます。

J-GLOBAL



沿革・理念

滋賀医科大学内科学講座(糖尿病内分泌・腎臓内科)
~教室のあゆみ、その特徴と発展~

 滋賀医科大学内科学講座(内分泌代謝・腎臓・神経)は、繁田幸男初代教授により昭和53年4月に開講され、昭和53年10月の附属病院の開院に伴い、第3内科として診療を開始した。臨床は、糖尿病を中心として代謝・内分泌疾患、糖尿病性腎症から腎臓内科診療へ、また糖尿病性神経障害から神経内科疾患へと発展し、現在の診療分野の基礎が築かれた。
 研究については、糖尿病の発症機構や合併症の病態解明を明らかにするために、代謝異常の面から成因に迫る研究がスタートし、ケトン体の簡易測定法の開発からインスリン情報伝達の分子機構やインスリンおよびインスリン受容体異常症の解析など、インスリン作用に着目した研究へと重点が移った。これらの研究と並行して、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、動脈硬化症などの血管合併症の発症機構、診断法、治療薬の開発も精力的に進められた。その結果、わが国における糖尿病性腎症および糖尿病性神経障害の診断基準の策定に大きく貢献し、糖尿病及びその血管合併症研究のわが国における重要な研究拠点として認識されるようになった。
 これらの臨床・研究の流れは、吉川隆一教授(滋賀医科大学名誉教授 元学長)に引き継がれ、平成14年に7診療科による新内科学講座(大講座制)に再編された後は、柏木厚典教授(前附属病院長)のもと、現在の内科学講座(内分泌代謝・腎臓・神経)へと発展し、診療科再編後も講座運営に関しては旧内科学第3講座グループとして3診療科の緊密な連携もとに一つの内科チームとして臨床・研究・教育に当たった。平成28年7月に神経内科が内科学講座(神経内科)として独立し、現在の体制となっている。
 研究面では、糖尿病および糖尿病合併症、腎臓疾患、高血圧、脂質異常症など生活習慣病の発症機構、予防、治療と動脈硬化症の臨床、研究分野の分野で、わが国における主要拠点として認識されている。既にそれら研究の特徴とオリジナリティが認められ、昭和60年に第28回日本糖尿病学会総会(繁田幸男会長)、平成4年第13回日本肥満学会(繁田幸男会長)、平成11年に第14日本糖尿病合併症学会(吉川隆一会長)、平成12年に第43回日本腎臓学会学術総会(吉川隆一会長)を主宰し、平成21年に第52回日本糖尿病学会総会(柏木厚典会長)、平成22年に第25回日本糖尿病合併症学会(柏木厚典会長)、平成26年には第32回日本肥満症治療学会(柏木厚典会長)を開催した。さらに日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会の近畿地方会や多くの国際シンポジウムを主宰しており、新設医科大学でありながら、糖尿病およびその血管合併症に関する研究活動に対して高い評価を受けている。


 

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