腎臓内科 紹介

 診療対象として、蛋白尿、血尿、むくみ、多尿、乏尿あるいは無尿を来たす疾患の診察と治療を行っている。蛋白尿の原因となる慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群に対しては、腎生検を行い診断と治療方針を決定している。急性腎不全や慢性腎不全に対しては、個々の病態に応じた治療を行い、慢性腎不全の治療では血液透析、血液濾過、CAPD、CCPD、APD、腎移植から最適な方法を選択して治療を行なっている。また、他科からの腎機能障害、水・電解質・酸塩基平衡に対するコンサルトを幅広く受け対応している。

入院患者数

・ネフローゼ・腎炎等の一次性糸球体疾患 年間 約60例
・糖尿病腎症 年間 約80例
・末期腎不全 透析導入症例 年間 約50例
・膠原病 年間 約50例
・腎生検 年間 約80例

特徴のある診療技術とその実績

・糖尿病性腎症の病期の沿った包括的治療 年間 約150例
・糖尿病血管合併症の発症関連遺伝子の同定 年間 約800例
・一次性糸球体疾患および尿細管疾患の遺伝子診断 年間 約20例

入院診療の紹介

・短期腎生検入院
・1週間慢性腎不全教育入院
・1週間血管病変(末梢動脈、冠状動脈、脳血管)検査入院

研究課題(臨床研究)

糖尿病腎症の進展阻止
 これまで進行の一途をたどると考えられていた2型糖尿病性腎症について、血圧管理レニン-アルドステロン系阻害薬の使用、脂質管理にてremissionが可能なことを証明し、糖尿病性腎症の概念を新たにした。また、尿中IL-18を新たな腎症のマーカーとして提唱し、その有用性を証明した。このように、糖尿病腎症の発症・進展因子、治療について、基礎のみではなく臨床的な情報を世界に発信し続けている。

血圧日内変動と腎

 世界に先駆けて、腎臓におけるナトリウム代謝が血圧日内変動に寄与していることを証明した。メタボリック症候群と食塩感受性高血圧の関連も明らかにしている。現在、メタボリック症候群や糖尿病患者における血圧変動に関して研究を行っている。

糖尿病における動脈硬化症の早期診断および治療方法の開発

 糖尿病の早期動脈硬化症の診断のため、核磁気共鳴装置による下肢血流解析を行ない、早期動脈硬化症の診断方法および治療法の開発を行っている。現在、動脈硬化症を評価した患者の腎障害について追跡調査中である。

糖尿病腎症に関連する遺伝子同定

 理化学研究所SNP研究センターと共同研究にて、糖尿病腎症発症・進展に関係する遺伝子について同定を行っている。

透析療法に関する多施設共同臨床研究(びわこ臨床透析カンファレンス)

 2005年に滋賀県や大学の枠を超えた臨床研究会を立ち上げ、現在、11施設1000例以上を対象に、透析患者の治療法・予後についての検討を開始した。この会からすでに貧血について新たなevidenceを得た。これから多くの臨床的evidenceを発信することができよう。

研究課題(基礎研究)

 糖尿病腎症の発症進展抑制を主テーマにし、世界的な評価を得ている。指導教官と相談しながら各自がそれぞれ考えて行うため、独創的な研究が可能である。

 

 

 

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