ウイルス学
担当教官名(主担当教官◎)
◎教授-後藤 敏-(病理学講座 微生物感染症学)
学習目標
 19世紀末に濾過性病原体として発見されたウイルスは、単に小さいというだけでなく細菌とは本質的に異なる微生物である。電子顕微鏡の完成によってはじめて視覚でとらえることが可能となった。ウイルスは、子孫の保存に欠かせない設計図(遺伝子)に最小限の構造蛋白質(ウイルスによっては、それに脂質膜)を備えた細胞のかけらのようなものとしてとらえることができる。
 本科目ではウイルスの基本的性状を学習し、細菌との違いを明確にする。さらに、各々の病原ウイルスの発症病理と予防治療法についての基本原理を学習する。
授業概要
 総論では、(1)ウイルスの構造と分類(2)ウイルスの増殖と遺伝(3)ウイルスの病原性(4)ウイルス検査(5)ウイルスの標的臓器(6)ウイルスと生体防御(7)ウイルスワクチンについて説明する。各論では主要病原ウイルスについて医学的に重要な基本的事項に焦点を合わせて解説する。
授業内容
年月日(曜) 時限担当教官 項目内容 教室
平成19年4月10日(火) 2 後藤 総論(1) ウイルスの構造と分類 B
平成19年4月17日(火) 2 後藤 総論(2) ウイルスの増殖と遺伝 B
平成19年4月24日(火) 2 後藤 総論(3) ウイルスの病原性 B
平成19年5月1日(火) 2 後藤 総論(4) ウイルス検査 B
平成19年5月8日(火) 2 後藤 総論(5) ウイルスの標的臓器 B
平成19年5月15日(火) 2 後藤 総論(6) ウイルスと生体防御 B
平成19年5月22日(火) 2 後藤 総論(7) ウイルスワクチン B
平成19年5月29日(火) 2 後藤 各論(1) 肝炎ウイルス B
平成19年6月5日(火) 2 後藤 各論(2) HIVとHTLV B
平成19年6月12日(火) 2 後藤 各論(3) DNAウイルス(1)
B
平成19年6月19日(火) 2 後藤 各論(4) DNAウイルス(2) B
平成19年6月26日(火) 2 後藤 各論(5) RNAウイルス(1) B
平成19年7月2日(月) 4 後藤 各論(6) RNAウイルス(2) B
平成19年7月3日(火) 2 後藤 各論(7) RNAウイルス(3) B
平成19年7月17日(火) 2 後藤 総括 B
平成19年7月24日(火) 2 ウイルス学試験 D
授業形式・視聴覚機器の活用
液晶プロジェクタースライドを使って授業を行う。
評価方法・基準
評価は筆記試験によって行う。再試験は原則として1 回のみとする。
教科書・参考書文献等
【参考書】
1) Lippincott's illustrated Reviews: Microbiology W.A. Strohl, H. Rouse, B.D. Fisher著 Lippincott Williams & Wilkins
2) Medical Microbiology &Immunology (8th ed.) W.E.Levinson著 Lange
3) Fields- Virology (5th ed.) B.N.Fields, P.M.Howley, D.E.Griffin,他編集 Lippincott Williams & Wilkins
4) 標準微生物学 第9版 平松啓一、山西弘一監修 医学書院
5) 戸田新細菌学 改訂32版 吉田真一、柳雄介編 南山堂
6) 医学ウイルス学(第4版)D.O.White,F.J.Fenner 著 北村敬訳 近代出版
【読み物】
1) センダイウイルス物語-日本発の知と技 永井美之著 岩波書店
2) インフルエンザ危機 河岡義裕著 集英社新書
3) 感染症とたたかう-インフルエンザウイルスとSARS- 岡田晴恵、田代眞人著 岩波新書
学生へのメッセージ
ポイントを明確にしながら講義を進める予定です。適当な参考書を選んで、自分で徹底的に学習するというのもよい方法ですが、そのような場合でも、講義で全体像を把握することを勧めます。疑問点、要望などがあれば授業以外の時間でも遠慮なく病理学講座(微生物感染症学)の研究室(基礎棟4階)を訪ねて下さい。

参考URL
http://www.cdc.gov/
http://www.who.int/en/
http://nih.go.jp/niid/index.html
http://www.shiga-med.ac.jp/〜hqmicro/

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