新入医局員の1週間をご紹介します。
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月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
外来 |
外来あるいは手術 |
外来 |
外来あるいは手術 |
外来あるいは手術 |
回診 |
外来あるいは手術 |
外来 |
外来あるいは手術 |
外来あるいは手術 |
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月曜日
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・外来
外来は午前9時から始まり、予診、検査などの診察補助を行います。加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症を中心とした多数の網膜疾患、ぶどう膜炎、緑内障の患者さんが中心に受診され、診察の補助をしながら診断や治療について勉強できます。また、気になる症例があれば検査結果を確認し、診察に同席することもできます。その後は入院患者さんの診察などを行い、午後4時半から教授回診が始まります。回診後に午後6時からカンファレンス、医局会があります。カンファレンスは入院患者さん、外来患者さんから1例ずつ症例発表を行います。その時に診断や治療方針に迷うような症例や、自分の興味がある症例を呈示します。気軽に相談できる場で、多くの人が持つであろう疑問をみんなで共有できる、よい環境のカンファレンスです。その後は勉強会があります。勉強会では上級医の先生がテーマごとに講義してくれます。 ・抄読会
月曜日の医局会時に一人ずつ順番に英語の論文を選んで抄読会を行っています。英語の論文を毎週読むことによって、実際どこに大事なことが書いてあるか、論理的な頭の使い方などが身についていきます。
カンファレンス後に仕事が残っていれば残りの仕事をして、大体午後8時前後になります。

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火曜日
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火曜日は外来と手術に分かれて仕事をします。
・手術
手術担当の研修医は午前8時半までに手術室に行きます。1年目から硝子体手術を中心に斜視手術・白内障手術などの第一助手として手術に入りますので、最新の手術を間近に学ぶことができます。手術件数が多いためになかなか息をつく暇がないこともありますが、交代でお昼休憩を取っています。
・外来
外来の研修医は、外来で予診をとり検査のオーダーや、眼底造影検査、術前検査などを行います。網膜前膜、黄斑円孔などの網膜疾患を中心とした患者さんが来院され、多くの症例を経験することになります。
また専門外来で緑内障もあり、緑内障についても勉強できます。
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水曜日
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火曜日に手術室の担当であった研修医は、外来が始まる前に前日に手術を受けられた患者さんの術後回診をします。
水曜日の外来は、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性等の網膜疾患に加え、弱視、斜視、未熟児網膜症など小児の診療があります。
患者さんの数が多いので、的確に必要な検査を考えてオーダーし、受診した患者さんがスムーズに診療を受けられるようサポートします。
一般の外来が終わった頃から、NICUに未熟児網膜症の診察に行きます。未熟児も専門の先生と一緒に診察し、平成26年度から導入されたRetcam®広画角デジタル眼底カメラを用いての眼底撮影も研修医が行います。
外来の後は朝に診察できていない入院患者さんの診察や、術後の患者さんの検査などをしています。
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木曜日
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・手術
手術担当の研修医は手術室へいきます。木曜日の手術は白内障、硝子体手術に加えて緑内障手術があります。
・外来
午前は特殊外来として斜視外来があり、朝から外来は子供たちが大勢受診します。専門外来にも同席し、補助をしながらそれぞれの病気についてより深く勉強することができます。
手術、外来が終わると病棟へ向かい、その日の患者さんの診察をして帰宅です。
年に2回、学外の先生方も参加する症例検討会を行っています。症例について勉強するとともに、それをまとめて人前で発表することに慣れる良い機会です。
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金曜日
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木曜日に手術室の担当であった研修医は、水曜日と同じく前日に手術を受けられた患者さんの術後回診をした後、手術室または外来へ行きます。
・手術
金曜日は白内障、硝子体手術があります。
・外来
金曜日は加齢黄斑変性、緑内障を中心とした患者さんが多く受診されます。蛍光眼底造影検査など様々な検査を行いながら、外来で診断・治療について勉強します。
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土曜日
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朝は、金曜日に担当の手術がある場合には術後回診がありますが、あとはフリーです。週末は思い思いに各自の時間を過ごしています。
1週間を通して、外来、手術など様々な疾患を経験することができ、日中の時間帯は息つく間もないくらい忙しい日もありますが、アフター5、休日は基本的には確保され、日常業務に忙殺されることはなく、研究するもよし、勉強会に参加するもよし、趣味の時間にするもよしと、自分がやりたいことに打ち込むことができます。 |