親のMHC遺伝子は半分ずつ子供に遺伝します。
(上)父親は青と赤、母親は緑と橙のMHCハプロタイプの遺伝子をもつとします。
(中)精子と卵細胞はこのうち一方のMHC遺伝子をもちます。
(下)これらが受精して生まれた子供はこれを組み合わせた遺伝子のセットをもつことになります。
一組の両親から4種の組み合わせのMHC遺伝子をもつ受精卵が理論上均等の確率ででき、子供はそのうちの1つ組み合わせをもつことになります。
従って、同じ両親からの生まれた兄弟姉妹の間で同じMHCハプロタイプをもつ確率は4分の1となります。
一卵性双生児ではMHCハプロタイプは同じになります。