
2019年末から新型コロナウイルスSARS-CoV-2の感染が世界中に広がり、大流行となりました。
人類が経験したことのない感染症のため、SARS-CoV-2に対する免疫力がなく、感染が拡大しています。
我々は実験動物モデルを使い、ワクチンや治療薬などCOVID-19対策の研究を進めています。その内容について、紹介します。
免疫はウイルスなど異物から体を守る仕組みです。
免疫は、いろいろな細胞や分子がお互いに連絡を取りながら作用するため、複雑でわかりにくいと思われがちです。 しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大する中、免疫反応の重要性が見直されています。
免疫を知ることは、ワクチンなど病気の予防や治療の理解につながると思います。
そこで、この講座では免疫反応を簡単にまとめてみることにしました。
かなり簡略にしたため、網羅できていないこともありますが、のんびりと増やしていきたいと思いますので、お付き合いください。
豚由来新型インフルエンザ、高病原性鳥インフルエンザなどインフルエンザウイルス感染に対する関心が高まって来ています。
このコーナーでは、これらのインフルエンザの特徴を解説し、また我々がインフルエンザ対策のために行っている研究を紹介します。
インフルエンザウイルスに対する生体反応の基礎研究を行うことにより、病態解明、ワクチン及び治療薬開発に発展させていきたいと思っています。