琵琶湖畔の蓮

夏になると琵琶湖畔の蓮の花を見に行くことが私の年中行事。ちょっと早起きして、車で蓮の群生地の烏丸半島へ。この、半島の東側には9.3haにも及ぶ蓮の群生地があります。蓮の群生地としては日本でも指折りの大きさだそうです。
 蓮は早朝から咲き始め、昼には閉じてしまいます。花の下に続いている地下茎はレンコンとしてよく知られていますが、食用は花を鑑賞する種類とは違うらしく、花の下を掘っても細い貧弱なものしか出てこないそうです。食べる話はさておき、蓮の花は3日咲くと花びらは散ってしまいます。でも、次々と花芽が出てくるので6月の終わりから8月あたりまでは花を楽しめます。花の色は薄紅色。大きな葉で覆い尽くされた緑の湖面に淡いピンクがちらちらと見える様はいつまで見ていても飽きません。仕事へ行くまでのひと時、心和む瞬間です。
「ブオーン、ブオーン」とウシガエルの鳴き声。白いダイサギが魚を探して飛び回っています。「カエルはどこにいるのかな?あっ、トンボだよ!」息子は、花よりも虫や動物の方が気になるようです。 自生している蓮を観賞した後は時間があれば隣にある水生植物園みずの森へ。この植物園には沢山の種類の蓮や睡蓮が一年を通じて見る事が出来ます。ハスとスイレンって似ているようですが全く種類が違うものなんだそうです。見た目でいうと、水面からすうっと上にのびて花が咲いているのが蓮で、水面に浮かぶ様に咲いているのが睡蓮。同じ様に、蓮の葉は立ち葉という水面よりも上に出てくる葉が沢山ありますが、睡蓮はすべて水面に浮いています。葉に深い切れ込みがあるのも蓮との区別になります。睡蓮には白い清楚なものから深紅やブルー、黄色といったカラフルな色合いのものまで沢山あり、こちらも本当に可憐で美しい。やはり、昼近くにはつぼみを閉じてしまうので朝の鑑賞がおすすめです。
 古い遺跡から発掘された弥生時代の蓮の種を大賀一郎という学者が発芽させた‘大賀ハス’というものもあるそうで、一度見に行ってみたいと思っています。(種類は基本的に同じだそうですが)時代を超えて何千年経っても生き続ける蓮の神秘と美しさに今年も癒されています。

by かどっ子

editor’s comment
素敵な写真ですね。湖岸道路を通るとあったような気がしますが、立ち寄ったことありませんでした。デートスポットに良さそうです。