<超音波検査とは> 
 超音波とは、人の耳に聞こえないくらいの高い周波数(2〜10MHz)の音のことです。(放射線ではありません)検査は超音波の持つ直進性や指向性、媒質の変化による反射や屈折などの性質を利用し、その反射を映像化する画像診断法です。

<検査にあたって.......>
 ベッドサイドでできる簡便性を持っているため、ほとんどが寝たまま(仰向け)の状態で検査します。場合によっては横向きなど体位変換があります。
検査中は観察する皮膚面にゼリーやクリームなどを塗り検査をします。(皮膚面と超音波を出す装置の間に空気が入ると見えなくなるためです)
上腹部の検査では、食事を摂るとよく観察出来ないことがありますので、検査前は絶食をお願いする場合があります。(予約時に確認してください)
下腹部の検査では膀胱内の尿を利用して観察しやすくするため、排尿を我慢して頂く場合もあります。

 また、診断能を向上させるため、超音波用造影剤を静脈注射し、コントラストをつけて、観察することもあります。
ドップラー法という評価方法では、血管系に関する疾患に対し、診断価値が高くなります。

なお、放射線部超音波検査については放射線科医師、頚部血管については内科医師、臨床検査技師が担当致します。

<検査に対する準備及び食事の制限>
食事の制限は予約時の指示に従ってください。上腹部検査の時は、起床時から絶飲食で来院してください。
下腹部の検査のときは骨盤腔内臓器が良く見えるようにする為、2時間前から排尿制限をしていただきます。ご協力ください。

<入院時の注意>
1.入院された場合は、すみやかに予約票を病棟ナースステイションへ提出して、主治医の指示に従って下さい。
2.未検査のまま退院、転科された場合は、お手数ですが放射線部受付へ連絡して下さい。

*事情により予約日を変更、あるいは取り消される場合は前日までに放射線部受付へご連絡の上、あらためて予約をとりなおして下さい。

連絡時間:午後2時〜4時(土日祝日は除く)

滋賀医科大学医学部付属病院  放射線部受付 TEL 077-548-2655

超音波装置
ATL  Ultrasound HDI-5000