胆嚢・胆管造影


<胆嚢、胆管造影とは>

 造影剤を用いて胆道系の走行、形態から胆道疾患の病変等を検査します。
静脈に点滴でヨード系造影剤を注射する点適法と、前日に経口造影剤を服用して検査を行う方法があります。点適法は30分〜1時間程かけてゆっくりと造影剤を点滴し、造影効果を確認しながら胆道系の撮影をX線透視台で行います。

<当日の検査について>
当日は予約票と診察券をもって、予約時間に直接、放射線部受付においで下さい。

<検査の準備(点滴法)>
1.検査前日の夕食は脂肪食を取って下さい。
2.検査当日の朝食は、脂肪分をさけジュース、紅茶、くず湯等水分のみにして下さい。
3.検査開始後は、検査が終了するまで水、薬、その他一切の飲食物はとらないで下さい。常備薬に関しては、主医の指示に従って下さい。

<検査の準備(経口法)>
1.検査前日の昼食は脂肪食をとり夕食まで6時間あけてください。
  夕食は脂肪分の少ない軽い食事(果物、くず湯、野菜、紅茶等)にして下さい。牛乳、アルコール類は飲まないでください。
2.お渡しした薬(造影剤)は検査前日、午後9時より1錠ずつ5分間隔に6錠服用して下さい。それ以降は絶食です。
3.検査当日は、起床後、検査終了後まで水、薬、その他一切の飲食物はとらないで下さい。

<検査を受ける際の注意>
1.造影剤を使用しますのでヨード過敏症の方、アレルギー体質の方は、あらかじめお申し出下さい。
2.造影剤の注射により一部の人に副作用(体が熱くなる等)が出現することがありますが、大部分は一時的なものですぐにおさまります。
3.点滴後、時間をおいて幾度か撮影を行うので検査時間が約3時間かかります。
4.検査終了後、空腹のままで帰られますと途中で気分が悪くなる可能性があるので、なるべく食事をとってお帰り下さい。
5.検査終了当日は、アルコール等の刺激物や入浴はさけて安静にして下さい。
6.当日の自動車の運転は、ご遠慮下さい。

<入院時の注意>
1.入院された場合は、すみやかに予約票を病棟ナースステイションへ提出して、主治医の指示に従って下さい。
2.未検査のまま退院、転科された場合はすみやかに放射線部受付へ連絡して下さい。

*事情により予約日を変更、あるいは取り消される場合は前日までに放射線部受付へご連絡の上、あらためて予約をとりなおして下さい。

連絡時間:午後2時〜4時(土日祝日は除く)

滋賀医科大学医学部付属病院  放射線部 TEL077-548-2655