消化器外科

卒後3年目の外科志望医師募集!!

  • 消化器外科は、消化管と肝胆膵の外科領域に細分類され、消化管はさらに上部消化管(食道・胃・十二指腸)と下部消化管(小腸・大腸・肛門)に分かれています。
  • 根治性と低侵襲を目指した過不足のない適正な医療を心がけています。
  1. 上部消化管
  2. 下部消化管
  3. 肝胆膵

診療内容

■ 食道 (食道がんについて, 胃がんについて)

 

  • 対象疾患:食道の腫瘍(癌・その他)・食道アカラシア・食道裂孔ヘルニア・食道憩       室・食道穿孔など

 

 

[食道癌の治療]

  • 食道癌の外科的切除は年間10〜20例と滋賀県下では最も多くの切除を行っています。
  • 癌の進行度(深さやリンパ節の転移範囲、転移個数など)に応じて放射線・化学療法を含めた適切な治療法を選択しています。一部の早期食道癌に対しては、消化器内科との協力のもの、内視鏡下粘膜切除を行っています。
  • 食道癌ではリンパ節転移の制御が重要な問題となってくるため、外科的切除に際しては、確実かつ十分なリンパ節郭清を行うと共に、栄養評価を含めた全身状態やQOLを考慮した手術適応の選択、管理を行っています。
  • 切除不能例、あるいは外科的切除で望ましい予後が得られないと考えられる症例に対しては、放射線化学療法を選択すると共に、バイパス手術やステント留置も行っています。

[食道憩室・粘膜下腫瘍]

  • 食道憩室や一部の粘膜下腫瘍に対しては胸腔鏡下の低侵襲手術も行っています。

 

■ 胃十二指腸疾患

 

  • 対象症例:腫瘍(胃癌、十二指腸癌・十二指腸乳頭部癌・粘膜下腫瘍・悪性リンパ腫)・消化性潰瘍など

 

 

[胃癌の治療]

  • 胃癌の切除例は年間60例を超えます。5年生存率は69%で、各進行度別評価においても他施設をしのぐ生存率を得ています。
  • 一部の早期胃癌や粘膜下腫瘍に対しては病巣に応じて内視鏡下粘膜切除や腹腔鏡下切除術も行っています。
  • 今日、日本胃癌学会より” 胃癌治療に対するガイドライン”が提唱されております。それに加えて、外科的切除に際しては確実且つ過不足ないリンパ節郭性を行うと共に、進行度に応じた機能温存術式(神経温存・幽門輪温存・ 代用胃作成など)を行ってきました。また、進行胃癌に対しては拡大リンパ節郭清に加え、術中温熱化学療法も加えた積極的な治療を行っています。
  • 進行癌に対する術後化学療法を行っていくに際し、抗癌剤の感受性に基づき、個々に応じたオーダーメイドな治療を選択しています。

 

■ 大腸・肛門疾患

 

  • 対象症例:腫瘍(大腸、直腸、肛門癌・ポリープ)・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)・直腸、肛門脱・痔関連疾患(痔核・痔瘻・裂肛)など

 

 

[大腸・直腸癌の治療]

  • 大腸・直腸癌の切除例は年間60例を超えます。根治性を追求した確実且つ過不足のない切除・郭清を行っています。
  • 下部直腸癌では根治性を保ちつつ積極的に肛門機能を温存すべく(人工肛門の回避)、腹仙骨式術式を行っています。
  • 初回手術時の遠隔臓器転移(肝転移など)や再発病巣に対しても、外科的切除可能な病巣に対しては積極的に切除を行い、予後の改善を得ています。また一部の肝転移や骨盤内病巣に対しては当院に本邦で初めて導入された解放型MR装置を用いた MRガイド下マイクロ波凝固療法も行っています。

 

■  肝胆膵疾患

 

  • 肝臓の対象症例:腫瘍(原発性肝癌・転移性肝腫瘍・肝血管腫)・肝膿瘍・肝内結石症など
  • 胆道の対象症例:腫瘍(胆管癌・胆嚢癌)・胆石症(胆嚢内結石・総胆管結石)・急性胆嚢炎など
  • 膵臓の対象症例:腫瘍(膵癌・内分泌腫瘍)・急性、慢性膵炎・膵など

 

 

[肝悪性腫瘍の治療]

  • 肝臓の外科的切除症例は年間約30数例であります。
  • 全身状態や肝機能を十分に考慮した適切な切除範囲を設定すると共に、進行肝癌の一部においては体外循環を用いた手術も行っています。
  • 転移性肝癌も含めた一部の肝腫瘍、開腹下手術困難例の一部に対しては、当院に本邦で初めて導入された解放型MR装置を用いた MRガイド下マイクロ波凝固療法も行っています。

[膵胆道系癌の治療]

  • 膵胆道系癌の切除症例は年間約20数例であります。
  • 膵頭部領域悪性腫瘍(膵頭部癌・下部胆管癌・ファーター乳頭部癌)は悪性度の高い疾患であり、標準術式としては、胃を温存した幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PpPD)を行っていますが、さらに進行した癌には胃の一部を含めた膵頭十二指腸切除(PD)を行っています。症例に応じて術後の機能温存(QOL向上)を目指した胃・十二指腸温存術式(DpPHR)も積極的に行っています。
  • 膵内分泌腫瘍(インスリノーマ・ガストリノーマ・グルカゴノーマ・非機能性腫瘍)に対しては一般外科チームと協調して治療に当たっています。
  • 現在さらに悪性度に応じた膵区域切除の確立を目指しています。

[胆嚢良性腫瘍の手術]

  • 腹腔鏡を用いた低侵襲手術を行っています。