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滋賀医大雑誌
 
電子ジャーナルの発刊に寄せて
 
学長  吉 川 隆 一
 
 大学は高度な知識、技能を教授して社会に役立つ人材を育成する役割を担っているが、 そのためには絶えず新しい知見、技を作り出す創造的な研究活動が不可欠である。また、新 しく創り出された知識、技、即ち新しい情報は他大学のみならず一般社会にとっても有益な 結果をもたらすことも稀ではない。大学からの情報発信が求められる所以であろう。

 滋賀医科大学では学内で生産された新しいオリジナルな研究情報を学外へ伝える手段と して滋賀医大雑誌を発刊してきた。しかし、時代の変遷に伴って創刊時に抱いていた目標が 不確かとなり、また、目的も意図したものとは異なってきたように思われる。こうした背景 を受け、教授会において滋賀医大雑誌の電子ジャーナル化が決定され、今回発刊の運びとなった。

 「新しい酒は、新しい皮袋に」との言葉がある。電子ジャーナルと言う「新しい皮袋」 が出来ることになったが、では「新しい酒」はどうなのであろうか。本学では年 50編前後の 学位(博士)論文が学術雑誌に掲載されているが、その内容は年々グレードアップしている。 平成15年度には47編の論文が掲載されたが、掲載雑誌のインパクトファクター(IF)は平均2.85 であり、3年前の1.87に比べ、1近く上昇している。また、IF最高値も3年前の7.72から今年度 は10.7と上昇し、博士論文としては初めて二けた台を達成したことになる。医学科大学院学 生は本学における研究活動の中心的担い手であるので、こうした数値は本学の研究活動が学 外から高く評価されるレベルに達していると自負してよいのではないかと思っている。本学 オリジナルな「新しい酒」が続々と創られる素地は出来ていると言ってよかろう。

 新たに作られた電子ジャーナル版滋賀医大雑誌が本学で生み出された創造性に富む新し い情報を学外へ発信する媒体として機能し、学外の方々から高く評価される情報発信源に育 っていくことを祈念している。
 
 
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