ご挨拶

滋賀県医師キャリアサポートセンターについて

角野 文彦
(滋賀県健康医療福祉部次長、滋賀医大特命教授)
 
苗村光廣 滋賀県は、日本一の湖、琵琶湖を有し、周囲を山々に囲まれた自然豊かなところです。また、京都、大阪の大都市にも近く、都会と田舎の両方の魅力を楽しめるところです。人口も若者を中心に増加しており、将来性が期待されています。
  このような中、本県は、「住み心地日本一の滋賀」を目指し、保健医療分野において、5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)5事業(救急医療、小児救急、周産期医療、災害医療、へき地医療)はもとより、在宅医療や難病医療等の対策を積極的に進めています。そのためには一定数以上の医師の存在が欠かせません。
  県内の医師の状況は、平成22年度に行われた厚生労働省3師調査によれば病院勤務医数(非常勤を含む)は、1,889人、診療所勤務医は、941人で、人口10万人当たりの医師数は211.4人と全国では、35位となっています。
このため、平成19年度から、医師確保総合対策事業を実施して、医師の確保と県内定着を進めています。特に、県内各病院での魅力ある職場環境作り、女性医師の支援、研修体制の整備・充実、奨学金制度の整備、寄付講座の設置、救急医療の医療現場の大変さへの県民理解の促進等に取り組んできました。その成果として、病院勤務医師数の漸増が見られるようになっており、病院の常勤医師数では、この10年間で最低となった平成20年1,366人から平成24年1.598人へと、増加してきています。しかしながら、必要求人医師数とのギャップは、260程度存在し、かつ、診療科の偏在や地域偏在も見受けられ、今後の課題となっています。
 このような状況下、滋賀県で働く医師の更なる充実を図るため、滋賀県と滋賀医大が共同して、県医師会や県病院協会等のご協力の下、設立したのが滋賀県医師キャリアサポートセンターです。
 このセンターの目的は、
(1)充実した研修プログラムの提供等による若手医師のキャリアサポート
(2)女性医師等の就労支援や様々な悩みに対する総合相談
(3)ホームページ等による情報発信
などです。
  特に、研修プログラムについては、滋賀医科大学をはじめとして、県内の多くの病院の協力を得て、様々な病院が連携し、それぞれの特長を生かした研修が受けられるような総合医や専門医を目指すプログラムを策定し、医学生、若手医師に提示していきます。
 また、このプログラムにおいては、最近の若手医師の弱点といわれる
(1)論理的思考の弱さ
(2)チャレンジ精神やリサーチマインドの乏しさ
(3)コミュニケーションのわかりにくさ等を克服し、将来の伸びしろが大きくなるような指導が行われるようにしたいと考えています。
 女性医師の就業維持や子育て等によるブランク後の復帰支援についても、県の施策の活用はもちろん、県医師会、県病院協会などの関係団体と連携しながら、具体的な提案や施策を行っていきたいと考えています。
  滋賀県医師キャリアサポートセンターは、県と大学と県内の病院が一体となって、将来地元に根差した医療を展開してくださる医師を育てていきたいと考えています。多くの医学生、若手医師、女性医師の皆さんのご参加・ご相談をお待ちしています。
                                    平成25年6月12日 

ご挨拶

 
滋賀県医師キャリアサポートセンター
専任医師(特任教授) 髙橋 健太郎
 
 平成28年4月1日より滋賀県医師キャリアサポートセンターの専任医師を拝命いたしました。
 医学生、若手医師および女性医師の皆様が滋賀県で働く喜びを見い出すためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
 滋賀県は出生率が全国2位の定位置を維持している年少人口割合が高いのが特徴で、「住み心地日本一の滋賀」を目指していますが、そのためには充実した医療の提供を欠かす事は出来ません。当センターでは若手医師が地域に密着した、また、地域に信頼される医療人となるための、より魅力的な研修プログラムの提供や子育て中の女性医師の就労支援などを行います。
 最後に仕事は魅力的で夢があり楽しくなければなりません。皆様が滋賀県でより楽しく働ける仕組みの構築のためにも、ご意見・ご要望をお待ちしております。
 
平成28年 5月 9日