若年がんを考える会


Shiga University of Medical Science


若年がんを考える会

代表世話人挨拶


代表世話人:滋賀医科大学外科学講座(消化器・乳腺・一般外科) 教授 谷 眞至

若年がんを考える会の使命




 成人死亡の3大原因は悪性新生物、心疾患、脳血管疾患ですが、その中でも悪性新生物が最も多く、日本人成人の2人に1人ががんに罹るようになってきました。通常、がんは中高年以降の比較的年齢層の高い年代の疾患を想像されていると思います。確かに厚生労働省のデータをみても中高年以上の年代に多い疾患ですが、決して若年者が罹らない病気ではありません。例えば、新生児といえども、がんに罹る方はいらっしゃいます。
がん治療の分野では、診断法や治療法が改良・開発され治療成績は向上しています。がんが完治することも珍しいことではなくなってきました。しかし、これら医学の進歩は命を救うことを主な目的になされてきたものであり、治療成績の改善とともに新たな問題点が浮き彫りになってきました。とくに若年がんに対しては患者数も少ないこともあり、若年がん特有の問題点を十分に議論してきたとは言えないと思います。若年がんを考える会は様々な問題点に照準を当て今までとは全く異なった視点から、がん治療を見つめ、問題点を検討するとともに、若年がんの患者さんが健康に過ごせるよう尽力する、それが若年がんを考える会の使命だと考えています。

What's new

2018/6/28 ホームページを更新しました
2018/5/31 ホームページを更新しました