1. ルート
  2. 後期研修
  3. 平成28年度後期レジデント
  4. 糖尿病内分泌内科

糖尿病内分泌内科

2014.5.26更新
 
糖尿病内分泌内科 後期卒後臨床研修プログラム

 

I 糖尿病内分泌内科
   
 急増する生活習慣病(糖尿病1000万人、高血圧症4000万人、脂質異常症3000万人、メタボリックシンドローム1900万人)を適切に管理し、心筋梗塞、脳血管障害、末梢循環障害、糖尿病網膜症や腎症発症の予防を担当する専門医の必要性が高まっているが、現在のところ糖尿病専門医は極めて少ない。
 滋賀医科大学糖尿病内分泌内科では、1)生活習慣病予防センターにて禁煙外来、生活習慣介入外来、食事指導介入外来にて生活習慣改善の具体的方法の調査、指導、研究、2)重症糖尿病患者の血糖管理の方法論の確立、3)血管合併症の集学的管理の指導、研究、4)心血管、脳血管、末梢循環障害の精密検査体制の確立、5)短期入院による合併症の評価、外来での糖尿病合併症評価のための経過外来などの診療体制を用いて、地域から紹介された重篤な糖尿病患者の病態を専門的評価し、それに基づいて治療方法を提案することで病診連携を推進する。6)内分泌・代謝性疾患としては、下垂体疾患、甲状腺疾患、内分泌性高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などの診療を行っている。7)消化器外科を中心とした肥満症外科手術チームの内科コアメンバーとして参画している。

 

1.習得できる資格(認定医等)
  日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医
  日本糖尿病学会 糖尿病専門医、糖尿病認定指導医
  日本内分泌学会 内分泌代謝専門医、内分泌代謝指導医
  日本肥満学会 肥満学会専門医、肥満学会指導医
  日本動脈硬化学会 動脈硬化学会専門医
  日本高血圧学会 高血圧学会専門医
  日本病態栄養学会 NSTコーディネータ

 

2.対象疾患と学ぶ内容
  1)糖尿病: 生活習慣管理のノウハウ、薬物治療(経口血糖降下薬選択と副作用、インスリン療法のすすめかた)、頸動脈エコー、持続皮下インスリン注入療法(CSII)の修得、糖尿病合併症評価法の研修、持続血糖モニター(CGMS)を用いた血糖変動の評価方法、動脈硬化症の早期診断、磁気共鳴診断法の研修
  2)高血圧: 24時間血圧測定、生活習慣管理のノウハウ、薬物治療、心血管、脳血管、末梢動脈循環障害の診断法
  3)脂質異常症: 生活習慣管理のノウハウ、薬物治療、心血管、脳血管、末梢動脈循環障害の診断法
  4)内分泌疾患全般的研修: 症候学、特殊負荷機能検査法
  5)肥満症: 診断、管理法。高度肥満症に対する胃スリーブ手術前後の管理。 

 

Ⅱ スタッフ
1.コース長
  氏  名 前川 聡
  所属学会 日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本肥満学会、日本病態栄養学会、日本肥満治療学会、日本糖尿病合併症学会、日本循環器病学会、日本動脈硬化学会、日本神経学会、日本腎臓学会、米国糖尿病学会、米国内分泌学会、アジア糖尿病学会、ヨーロッパ糖尿病学会
  認定資格 日本内科学会(認定内科医、指導医)、日本糖尿病学会(専門医、指導医)、日本内分泌学会(専門医、指導医)、日本肥満学会(専門医)、日本病態栄養学会(NSTコーディネーター)、日本医師会認定産業医
  学会の役職 日本内科学会、日本糖尿病学会、日本糖尿病合併症学会、日本内分泌学会、日本肥満学会、病態栄養学会、日本動脈硬化学会、日本肥満治療学会(各評議員)、糖尿病療養指導認定機構(理事)、日本糖尿病学会(近畿支部 幹事)、日本内科学会(近畿支部 幹事)
  専門分野 内科学、糖尿病学、代謝・内分泌学、肥満

 

2.研修責任者
  氏  名 卯木 智
  所属学会 日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本内科学会、日本肥満学会、日本肥満治療学会、日本病態栄養学会、日本糖尿病合併症学会
  認定資格 日本糖尿病学会(専門医、指導医)、日本内分泌学会(専門医)、日本内科学会(認定医)、日本肥満学会(専門医)
  学会の役職 日本内科学会(近畿支部 評議員)、日本糖尿病学会(近畿支部 評議員)、日本病態栄養学会(評議員)、日本肥満治療学会(評議員)
  専門分野 糖尿病、内分泌疾患、肥満

 

3.指 導 医
  氏  名 森野 勝太郎
  所属学会 日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本内科学会、日本肥満学会、日本病態栄養学会、日本糖尿病合併症学会、日本心血管内分泌学会、日本動脈硬化学会、日本ミトコンドリア学会、日本臨床栄養学会
  認定資格 日本糖尿病学会(専門医、指導医)、日本内分泌学会(専門医)、日本内科学会(認定医)、日本医師会認定産業医
  専門分野 糖尿病、内分泌疾患、肥満、栄養・代謝学
     
  氏  名 関根 理
  所属学会 日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本内科学会、日本動脈硬化学会
  認定資格 日本糖尿病学会(専門医)、日本内分泌学会(専門医)、日本動脈硬化学会(専門医)、日本内科学会(認定医)、日本医師会認定産業医
  専門分野 糖尿病学、内分泌疾患、動脈硬化
     

 

Ⅲ 研修概要
1.研修目標
   「全身を診ることができる良質な内科医、また、血管病変、感染症を総合的に判断できる総合内科医」を育成し、将来、糖尿病専門医をはじめとして内分泌代謝疾患診療医として活躍できる人材を養成する。

 

2.研修スケジュール
  日本内科学会 内科研修(初期臨床研修期間を含む3年目)
   内科認定医取得は初期研修2年後1年間の内科研修指定教育関連病院内科研修後に取得できる
  日本糖尿病学会認定教育施設 研修プログラム(3年間)
  日本内分泌学会認定教育施設 研修プログラム(3年間)

 

3.関連病院
  【滋賀県】
  近江八幡市立総合医療センター、公立甲賀病院、長浜赤十字病院、市立長浜病院、社会保険滋賀病院、草津総合病院、東近江総合医療センター、豊郷病院、ヴォーリズ記念病院、日野記念病院、野洲病院、済生会滋賀県病院

 
 
【京都府】
  第2岡本総合病院

 
 
【大阪府】
  国立循環器病センター、大阪警察病院、市立池田病院、済生会新千里病院

 
 
【兵庫県】
  赤穂市民病院

 

4.カンファレンス・症例検討会・抄読会
  月・木 午後: 入退院カンファレンス
  水  夕方: コンサルテーション症例検討会
  木 午前: モーニングカンファレンス
  木 午後: 内分泌代謝症例検討会、内分泌代謝抄読会
  ※4年目より外来診療を担当

  

Ⅳ 研修実績
1.認定資格の取得実績
   現在のスタッフでは、内科学会指導医 3名、内科学会認定医 13名、糖尿病認定指導医 3名、糖尿病専門医 7名、内分泌代謝指導医 1名、内分泌代謝専門医 6名であり、内科認定医は全ての内科レジデントが、糖尿病・内分泌専門医は医員や大学院進学中に取得している。

 

2.修了後の進路
  ① 滋賀医大を含めた基幹病院での専門研修の継続
  ② 大学院への進学
 
③ 海外への研究留学(実績:ハーバード大学、エール大学、カリフォルニア大学(UCSD,ブリティッ 
  シュコロンビア大学、カルガリー大学、ベイラー大学)
   
  我々の研究室では研究を通じて、思考過程や問題解決能力を身につけて世界に羽ばたく医師を育てたいと考えています。このため半数以上が大学院へ進学しますが、本人の希望を重視しています。

 

Ⅴ 診療グループ情報
1.外来患者数
   糖尿病(外来 約1800名)
   脂質異常症、その他、肥満、高尿酸血症、電解質代謝疾患など
   甲状腺疾患、その他 内分泌疾患として下垂体、副甲状腺、副腎など

 

2.入院患者数
   糖尿病(年間 約250名)
   脂質異常症、高尿酸血症、電解質代謝疾患など(年間 約30名)
   甲状腺疾患、下垂体、副甲状腺、副腎など(年間 約50名)
   肥満症 本院は先進医療により胃スリーブ手術を実施(年間5-8名)

 

3.手術件数 (該当せず)

 

4.検査件数(項目別概数)
   頚動脈エコー(約200例)、持続血糖モニター検査(約70名)
   その他 内分泌代謝疾患の負荷試験など

 

5.経験可能な疾患
   糖尿病 高血圧 脂質異常症 肥満症 動脈硬化症、甲状腺疾患を中心とする内分泌代謝疾患

 

6.経験可能な手技
   人工膵臓、インスリン感受性試験、各種内分泌機能検査、持続血糖モニター検査(CGMS)、動脈硬化症検査(頚動脈エコー、MRA、MRS検査、末梢循環障害の診断法(経皮酸素分圧測定、内皮機能検査など)

 

7.主な研究分野
  1)核磁気共鳴装置を用いた心血管、下肢動脈の早期動脈硬化症の診断、治療法の開発
  2)糖尿病、動脈硬化症の発症関連遺伝子の同定
  3)生活習慣病発症基盤遺伝子群の同定と診断への応用、その治療法の開発
  4)国際間比較疫学研究の推進(福祉保健医学講座との共同研究)
  5)インスリン抵抗性の分子機構の解明
  6)食事・運動療法の分子機構の解明とエビデンスの確立

 

8.施設の学会認定
   日本内科学会認定教育施設
   日本糖尿病学会認定教育施設
   日本内分泌学会認定教育施設
   日本肥満学会肥満症専門病院
   日本動脈硬化学会認定教育施設

  

Ⅵ メッセージ
1.コース長
   「全身を診ることができる良質な内科医、また、血管病変、感染症を総合的に判断できる総合内科医」を育成し、将来、糖尿病専門医、内分泌代謝疾患診療医として活躍できる人材を養成することを目的に研修を行います。さらに、ゲノム医化学、再生医療の促進を目指した活力ある医師を養成することができればと考えます。当科ホームページを参照下さい。

 

2.研修責任者
   将来、糖尿病専門医あるいは内分泌代謝専門医として、「Bed side to Bench & Bench to Bed side」の素養のある内科医の育成を目指します。

 

3.指導医
   今や40歳以上の10人に1人が糖尿病です。さらに、メタボリックシンドロームの概念が定着し、動脈硬化症を予防することが今後の重要な課題であり我々の責務です。新しいカテゴリーの薬剤開発も目覚しく、個々の症例に合わせたテーラーメイド医療の開発は我々の腕の見せ所です。我々と一緒に、将来、内分泌代謝疾患、特に、糖尿病のスペシャリストを目指しましょう。病棟での臨床研究も活発に行い、scientificな考え方の基本姿勢を学んでいただけます。腎臓内科・神経内科と一緒に医師を育てる環境が我々の魅力だと思います。

 

4.修了者(平成8年卒、滋賀医大での研修後、大阪労災病院、国立滋賀病院で研修)
   当科の研修では一般的な症例から珍しい特異症候症例まで、幅広く経験でき、また糖尿病のみでなくあらゆる内分泌疾患の症例が豊富であり、糖尿病専門医、内分泌代謝科専門医を目指すための症例には事欠きません。さらに科の雰囲気もよく、医学的知識・技術を修得するとともに社会性や高い倫理観をも体得することができました。今後当科での研修はお勧めです。研修後は京滋地区の中核病院の研修だけでなく大阪地区の多くの病院での研修の選択が可能です。

 

 

5.後期研修医(後期レジデント)
 
 滋賀医大の糖尿病内分泌内科で後期研修を送ることができて本当によかったと思いながら、日々の仕事に取り組んでいます。3年目(後期研修1年目)では主に病棟で入院症例を担当して、症例ごとに深く掘り下げて考える習慣が身に付きました。
 また3年目では旧第3内科として同じ医局である腎臓内科と神経内科でもそれぞれ3ヶ月ずつ研修する機会があり、初期研修医の時代よりもさらに深く腎臓内科と神経内科について学ぶことができました。まず内科医として幅広い知識が必要であることを再確認しました。4年目では糖尿病内分泌内科として専門性を高め、病棟だけでなく、外来を担当し、他科からのコンサルトも対応しています。経験した知識を活かしながら、自分の考えを少しずつ診療に反映できています。段階的に経験や知識を積み上げていく研修内容となっており、先輩の先生方の配慮のおかげです。CSII(インスリンポンプ療法)をしている1型糖尿病、原発性アルドステロン症や褐色細胞腫といった内分泌疾患など、大学病院ならではの興味深い症例も多く、まだまだ勉強の毎日です。
 入局した後の私が言うのも何ですが、糖尿病内分泌内科を専門にする第一歩を踏み出すにあたって、お勧めできる環境だと思います。

 

Ⅶ 問い合わせ窓口

 

1.担当者: 卯木 智

 

2.TEL: 077-548-2222   FAX: 077-543-3858

 

3.E-mail: sugi@belle.shiga-med.ac.jp


〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 TEL:077-548-2436 FAX:077-548-2832
事務局:滋賀医科大学医学部附属病院 医師臨床教育センター(旧卒後臨床研修センター)(E-mail: kensyu@belle.shiga-med.ac.jp)