1. ルート
  2. 後期研修
  3. 平成28年度後期レジデント
  4. 脳神経外科

脳神経外科

脳神経外科 後期卒後臨床研修プログラム

 

I 脳神経外科とは何か
1.診療科の特色
   対象となる疾患は中枢神経系、即ち脳および脊髄の疾患で、その多くが運動・知覚機能のみならず、高次脳機能や意識に直結し、また緊急性の高い疾患が多い。

 

2.診療科の社会的ニーズ・必要性
   脳・脊髄腫瘍に対する化学療法やガンマナイフなどの放射線療法の進歩、脳血管障害(脳卒中)に対する脳神経血管内治療法の進歩は著しいが、これらの疾患を含め、頭部外傷、中枢神経系の先天奇形、てんかん、不随意運動、顔面けいれん、頑痛などに対する外科的治療の必要性は依然として存在する。脳血管障害に対する血管内治療や外科的治療、脳腫瘍に対する化学療法や放射線療法などの集学的治療に関して、地域の中心的役割を担っている。変形性脊椎症や脊髄腫瘍を扱う脊椎脊髄外科は脳神経外科のサブスぺシャリテイーとして確立されつつあり、対象患者は増加してきている。

 

3.習得できる資格(認定医等)
  日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本脊髄外科学会認定医、日本がん治療認定医

 

4.対象疾患
   脳・脊髄腫瘍、脳血管障害(脳卒中)、頭部外傷、中枢神経系の先天奇形、てんかん、不随意運動、顔面けいれん、三叉神経痛、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア

 

Ⅱ スタッフ
1.コース長兼研修責任者
  氏  名 野崎 和彦
  所属学会
Society for Neuroscience、American Heart Association、American Congress of Neurological Surgeons、American Association of Neurosurgical Society、日本脳神経外科学会、日本脳神経外科コングレス、日本脳卒中の外科学会、日本脳卒中学会、脳神経外科手術と機器学会、日本頭蓋底外科学会、日本脳腫瘍学会、日本脳腫瘍の外科学会、日本脊髄外科学会、日本術中画像情報学会、日本脳神経血管内治療学会、日本小児神経外科学会、日本脳循環代謝学会、日本神経外傷学会、日本定位・機能神経外科学会、日本間脳下垂体腫瘍学会、日本心脈管作動物質学会、日本脳低温療法研究会、日本NO学会、日本VR医学会、日本脳ドック学会、脳血管シンポジウム、日本脳神経CI学会
  認定資格 日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脊髄外科学会認定医
  学会の役職
日本脳神経外科学会代議員、日本脳神経外科学会近畿支部理事、日本脳卒中の外科学会代議員・編集委員、脳神経外科手術と機器学会運営委員、日本脳神経外科コングレス、査読委員、日本脳卒中学会代議員、日本頭蓋底外科学会理事、日本脳腫瘍の外科学会理事、日本術中画像情報学会理事、脳血管シンポジウム世話人、日本脳神経CI学会世話人
  専門分野 脳血管障害、頭蓋底外科、脊髄外科

 

2.指導医
  氏  名 中澤 拓也
  所属学会 日本脳神経外科学会、日本脳神経外科コングレス、日本脳神経血管内治療学会、日本血管内治療学会、日本脳卒中学会、日本頸部脳血管治療学会、日本脳卒中の外科学会、日本脳循環代謝学会、日本神経内視鏡研究会、日本脳神経CI学会、日本認知症学会、日本脳神経外科救急学会、日本脳ドック学会、日本神経放射線学会、World Stroke Organization
  認定資格 日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医
  学会の役職 日本脳卒中学会代議員、日本脳神経外科学会近畿支部学術評議員
  専門分野 脳血管障害、脳血管内治療
     
  氏  名 辻 篤司
  所属学会 日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会、日本脳神経血管内治療学会、日本神経内視鏡学会、日本核医学会、PET核医学会
  認定資格 日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本核医学会専門医、PET核医学専門医
  学会の役職 日本脳神経外科学会近畿支部学術評議員
  専門分野 脳血管障害、脳血管内治療、脳循環代謝
     
  氏  名 深見 忠輝
  所属学会 日本脳神経外科学会、日本がん治療学会、日本神経内視鏡学会、日本脳腫瘍学会、日本脳腫瘍の外科学会、日本間脳下垂体学会、日本頭蓋底外科学会
  認定資格 日本脳神経外科学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本神経内視鏡学会技術認定医
  学会の役職 日本脳神経外科学会近畿支部学術評議員
  専門分野 脳腫瘍、下垂体疾患

 

Ⅲ 研修概要
1.研修目標
  1)   神経学的基本診察法を実施し、所見を解釈できる。
  2)   神経学的検査法を指示し、あるいは一部を実施し、結果を解釈できる。
  3)   脳神経外科的処置(救急救命処置を含む)の適応を決定し、実施できる。
  4)   脳神経外科疾患(非手術例)の診断・治療・患者管理を適切に実施できる。
  5)   脳神経外科手術の適応を決定し、手術助手をつとめることができ、また、術前・術後管理を適切に実施できる。
  日本脳神経外科学会専門医資格を取得することを当初の目標とする。

 

2.研修スケジュール
   最初の1年間は大学で脳神経外科初期研修を行い、2年目以後は2~3年間症例数の多い関連病院において大学病院では経験しにくい急性期頭部外傷をはじめ脳卒中の急性期患者などを中心に研修を行う。その後は希望により、大学院への進学、あるいはさらに他の病院でより専門的な研修を行う。

 

3.関連病院
  滋賀県: 長浜赤十字病院、大津赤十字病院、公立甲賀病院、公立高島総合病院、近江八幡総合医療センター、草津総合病院、日野記念病院、湖東記念病院、野洲病院、琵琶湖大橋病院、済生会滋賀県病院、大津市民病院
  京都府: 第二岡本総合病院、田辺中央病院、石野病院、大島病院、シミズ病院、洛西シミズ病院、蘇生会総合病院
  その他: 東京女子医科大学東医療センター、天理よろず相談所病院、小倉記念病院、北野病院、静岡県立こども病院、兵庫県立こども病院、愛知医科大学病院、福井赤十字病院、藤枝平成記念病院、朝日大学附属村上記念病院
  非常勤医派遣先: 湖北総合病院、山口病院、友仁山崎病院、近江草津病院

 

4.カンファレンス・抄読会
  フィルムカンファレンス週2回、クリニカルカンファレンス週2回、抄読会週1回、研究室カンファレンス週1回、神経内科・放射線科との合同カンファレンス月1回、小児科との合同カンファレンス年4回、他施設脳神経外科との合同カンファレンス月1回、滋賀脳神経外科症例検討会年3回

 

5.業務の週間予定
  月曜日: フィルムカンファレンス、回診、手術カンファレンス
  火曜日: 手術、検査(脳血管撮影など)
  水曜日: 手術、検査
  木曜日: 手術、フィルムカンファレンス、回診
  金曜日: フィルムカンファレンス、回診、クリニカルカンファレンス、研究室カンファレンス

 

Ⅳ 研修実績
1.認定資格の取得実績
  日本脳神経外科学会専門医48名、日本脳卒中学会専門医7名、日本脊髄外科学会専門医5名、日本脳神経血管内治療学会専門医9名(うち1名は指導医)、日本神経内視鏡学会技術認定医5名

 

2.修了後の進路
  本学: 准教授1名、講師2名、助教4名、大学院生1名
  滋賀県: 公立病院 部長5名、医員7名; 法人病院 部長5名、医員1名
  京都府: 法人病院 院長1名、副院長3名、部長4名、医員3名
  京滋以外地域: 部長1名、医員3名
  その他: 他科へ転向、開業

 

Ⅴ 診療グループ情報
1.外来患者数
  869名(新来)

 

2.入院患者数
  389名

 

3.手術件数
  314件 (脳神経血管内手術 62件)

 

4.検査件数(項目別概数)
  脳血管撮影(DSA) 148件

 

5.経験可能な疾患
   脳卒中、脳腫瘍、部外傷、変形性脊椎症、小児先天奇形、てんかん、機能的疾患

 

6.経験可能な手技
   マクロな手術手技からマイクロ手術手技まで、本人の努力と熱意次第による

 

7.主な研究分野
   脳血管障害、脳腫瘍、てんかん、脳疾患のMRスペクトロスコピー

 

8.施設の学会認定
   日本脳神経外科学会認定専門医訓練施設、日本脳卒中学会認定専門医訓練施設

 

9.国内・国際的評価(研究・診療分野・先端的医療)
   脳神経血管内治療は早くから開始した施設の1つであり、この分野では滋賀県のセンター的な役割を果たしている。
 現在、脳動脈瘤、脳脊髄動静脈奇形などの難治性脳血管障害、悪性脳腫瘍に対する覚醒下手術を含めた集学的治療低侵襲の内視鏡手術を推進している。

 

Ⅵ メッセージ
1.コース長
   ヒトの根源である中枢神経に興味関心を持っている人はぜひ脳神経外科学を学んで下さい。どのような科を選択するにしても、まずその科に興味がなければ知識や技能は身につきません。将来興味の対象が他の分野に移ることはあり得ることであるが、他分野に転向しても学んだ脳神経外科学は決して無駄にはならず、むしろプラスになります。先輩や同僚また後輩で最初は脳神経外科に入局したが、後に神経内科、精神科その他、あるいは基礎医学方面に転向し、それぞれ立派に活躍している先生方もおられます。

 

2.研修責任者
   脳神経外科は将来専門として考える者以外でも救急疾患を扱う可能性のある医師にとっては最低限の知識を持っていることが必要であり、短期間であっても修練を積んでおくことは将来的に大きな糧となる。神経学的所見のとりかたやCT、MRI、DSAなどの読影は勿論のこと、急性期の外傷、脳血管障害の治療の基本的な考え方を学ぶ絶好の機会である。

 

3.指導医
   脳卒中や頭部・脊椎外傷などの救急疾患から脳腫瘍や先天奇形まで多岐にわたる脳神経外科疾患について、evidence-based あるいは質の高い experience-based medicine を行えるように勉強し、開頭術など基本的な脳神経外科手術を習得できるよう努めて下さい。

 

Ⅶ 問い合わせ窓口
1.担当者: 野崎和彦

 

2.TEL: 077-548-2257   FAX: 077-548-2531

 

3.E-mail:  noz@belle.shiga-med.ac.jp


〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 TEL:077-548-2436 FAX:077-548-2832
事務局:滋賀医科大学医学部附属病院 医師臨床教育センター(旧卒後臨床研修センター)(E-mail: kensyu@belle.shiga-med.ac.jp)