1. ルート
  2. 後期研修
  3. 平成28年度後期レジデント
  4. 耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科


耳鼻咽喉科 後期卒後臨床研修プログラム

 

I 耳鼻咽喉科とは何か
1.診療科の特色
   耳鼻咽喉科では頭頸部の広範な領域の疾患を担当しており、大きく耳科学、鼻科学、頭頸部腫瘍学の三つに分けることができる。めまいやアレルギー性鼻炎など内科的治療が中心となる疾患と、中耳炎、副鼻腔炎、頭頸部腫瘍など手術加療が中心となる分野があり、内科的スキルと外科的スキルの両方が要求される。滋賀医科大学では、すべての耳鼻咽喉科・頭頸部外科疾患に対応できる医局員の養成に努めている。

 

2.診療科の社会的ニーズと目標
   日本人の死因のうち約30%が悪性新生物によるもので、ここ数年心疾患、脳血管疾患が減少するなかで変化しておらず、その治療に対する責務はますます重くなってくると思われる。頭頸部腫瘍は悪性新生物による死因のうち頻度こそ約2%と少ないものの、嚥下、発声など重要な生理機能を担い、複雑な解剖、神経機構をもつため治療には十分それらに精通した医師が行う必要があり、耳鼻咽喉科医はそこで専門医として無くてはならない存在となる。また、今後の人口の高齢化にともない、難聴によるコミュニケーション障害は大きな問題になると思われる。耳鼻咽喉科医は難聴の診断、および補聴器の適応、処方に関して必須である。さらに花粉症は国民病ともよばれ、1998年の調査によると有病率は約19.8%と約5人に1人が患っていることになり、全国で約2千万人が耳鼻咽喉科医を必要としている。花粉症の治療は国民的課題ともいえ、それを耳鼻咽喉科が担っている訳である。以上耳鼻咽喉科医が活躍できる場は今後も増えていく一方である。

 

3.習得できる資格(認定医等)
   日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医、日本気管食道科学会認定医、頭頸部がん専門医、補聴器適合判定医

 

4.対象疾患
   中耳炎、メニエール病、突発性難聴、顔面神経麻痺、副鼻腔炎、扁桃炎、咽喉頭炎、頭頸部良性腫瘍、頭頸部癌(上顎癌、舌癌、扁桃癌、喉頭癌、咽頭癌、甲状腺癌など)、唾液腺疾患

 

Ⅱ スタッフ
1.コース長
  氏  名 清水 猛史
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、日本気管食道科学会、日本アレルギー学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本鼻科学会、日本耳科学会、日本頭頸部癌学会、耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会、日本喉頭科学会、日本頭頸部外科学会、日本口腔咽頭科学会、日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会、日本めまい平衡医学会、日本聴覚医学会、日本嚥下医学会、American Thoracia Society、Association for Research in Otolaryngology
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本アレルギー学会指導医・専門医、日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医制度暫定指導医、日本がん治療認定医機構暫定教育医
  学会の役職  
  専門分野 (臨床)難聴、中耳炎、アレルギー性鼻炎、頭頸部腫瘍
(研究 )上気道の生体防御-免疫・アレルギー-、気道の粘液産生・分泌、気道炎症とその制御、気道上皮の細胞分化、臨床耳科学

 

2.研修責任者
  氏  名 大脇 成広
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、日本気管食道科学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本喉頭科学会、日本頭頸部癌学会、日本頭頸部外科学会、日本音声言語医学会、日本嚥下医学会、日本口腔咽頭科学会、日本めまい平衡医学会、日本耳科学会、日本内分泌甲状腺外科学会、日本耳鼻咽喉科感染症学会、日本顔面神経研究会、日本小児耳鼻咽喉科学会
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本気管食道科学会認定専門医
  学会の役職 耳鼻咽喉科臨床学会編集委員
  専門分野 (臨床)音声外科、頭頸部腫瘍
(研究)音声力学(声の高さの調節機構)

 

3.指 導 医
  氏  名 神前 英明
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本気管食道科学会、頭頸部腫瘍学会、日本めまい平衡医学会、日本耳科学会、日本鼻科学会、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会、日本嚥下医学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本頭頸部外科学会、日本アレルギー学会
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医、補聴器相談医
  学会の役職  
  専門分野
(臨床)難聴、めまい、人工内耳、頭頸部腫瘍
(研究)気道上皮細胞によるアレルギー誘導のメカニズム
     
  氏  名 小河 孝夫
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、日本耳鼻咽喉科感染症エアロゾル学会、日本アレルギー学会、日本鼻科学会、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本味と匂学会
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医
  学会の役職  
  専門分野 (臨床)嗅覚・味覚、頭頸部腫瘍
(研究)上気道における抗凝固剤因子の役割
     
  氏  名 戸嶋 一郎
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、日本耳鼻咽喉科臨床学会、日本アレルギー学会、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会、日本気管食道科学会、日本鼻科学会、日本頭頸部癌学会
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医
  学会の役職  
  専門分野
(臨床)鼻科学、アレルギー、顔面外傷
(研究)上気道炎症
     
  氏  名 有方 雅彦
  所属学会 日本耳鼻咽喉科学会、日本耳鼻咽喉科臨床学会、日本頭頸部外科学会、日本気管食道科学会
  認定資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医
  学会の役職  
  専門分野
(臨床)アレルギー、鼻副鼻腔・顔面外傷
(研究)インフルエンザウイルスに対する免疫

 

Ⅲ 研修概要
1.研修目標
   各種耳鼻咽喉科疾患の診断・治療法の研修

 

2.研修スケジュール
  開始1ヶ月:診察手技の取得。
開始2ヶ月以降:担当入院患者さんの病棟研修、検査研修
 

 

3.関連病院
  市立長浜病院、長浜赤十字病院、彦根市立病院、公立甲賀病院、公立高島総合病院、東近江総合医療センター、JCHO滋賀病院、日野記念病院、宇治徳洲会病院、蘇生会総合病院、丹後中央病院、豊郷病院、神崎中央病院、湖東記念病院、生田病院  

 

4.カンファレンス・抄読会
  火曜日15時~ 教授回診
  火曜日教授回診後 手術症例検討会、頭頸部腫瘍カンファレンス
  火曜日17時~ 医局会(論文抄読会、話題項目勉強、症例検討)
  木曜日17時30分~ 放射線科との合同カンファレンス
  木曜日放射線との合同カンファレンス後 手術症例検討会、頭頸部腫瘍カンファレンス
 

手術症例検討会

 

5.業務の週間予定
  月曜日: 午前・午後 手術研修(指導医:大脇)
  火曜日: 午前 平衡機能検査研修(指導医:神前)
午後 教授回診
  水曜日: 午前 外来研修(指導医:清水)
午後 手術研修(指導医:大脇)
  木曜日: 午前 頸部超音波検査研修(指導医:駒田)
午後 手術研修(指導医:大脇)
  金曜日: 午前・午後 手術研修(指導医:大脇)

 
外   来 検   査 手 術 会 議 等
難聴・めまい
補聴器
  手術
(午前・午後)
 
アレルギー
難聴・めまい
平衡機能
精密聴力検査
  教授回診
手術症例検討会
医局会
慢性中耳炎・音声
嗅覚・味覚
平衡機能
精密聴力検査
音声機能検査
手術
(午後)
 
甲状腺・頭頸部腫瘍
嚥下(PM)
頸部超音波検査
超音波ガイド下穿刺細胞診
手術
(午後)
放射線治療カンファレンス
手術症例検討会
鼻副鼻腔・顔面外傷   手術
(午前・午後)
 

上表:耳鼻咽喉科週間予定表

 

Ⅳ 研修実績
1.認定資格の取得実績
 
平成25年:日本耳鼻咽喉科学会認定専門医3人
平成24年:なし
平成23年:なし
平成22年:なし
平成21年:日本耳鼻咽喉科学会認定専門医1人、日本気管食道科学会認定医2人
平成20年:日本耳鼻咽喉科学会認定専門医2人
                                                                                                               

 

2.修了後の進路
   

 

Ⅴ 診療グループ情報
1.外来患者数
  新患数/年
 1)外耳・中耳疾患:450例/年
 2)めまい・難聴疾患:600例/年
 3)顔面神経疾患:50例/年
 4)鼻副鼻腔疾患:600例/年
 5)口腔咽頭喉頭疾患:600例/年
 6)頭頸部腫瘍:200例/年
 7)その他(異物、外傷など)50例/年

 

2.入院患者数
   約500人/年

 

3.手術件数
   約400件/年

 

4.検査件数(項目別概数)
   頸部超音波検査:400件/年
 平衡機能検査:150件/年
 蝸電図:50件/年

 

5.経験可能な疾患
   急性・慢性中耳炎、急性・慢性副鼻腔炎、急性・慢性扁桃炎、異物(外耳道、鼻腔、咽頭、食道)、鼻出血、頭頸部腫瘍

 

6.経験可能な手技
   扁桃摘出術、鼓室形成術、副鼻腔内視鏡手術、喉頭マイクロ手術、気管切開術

 

7.主な研究分野
   上気道の免疫・アレルギーの研究

 

8.施設の学会認定
   

 

9.国内・国際的評価(研究・診療分野・先端的医療)
   臨床ではIVMRやステルスステーションを用いた鼻ナビゲーション手術、音声改善手術、中耳手術、頭頸部がんの集学的治療で、高い評価を受けている。また、研究では上気道の免疫・アレルギーの研究で高い評価を受けている。

 

Ⅵ メッセージ
1.コース長
   若い力に期待しています。

 

2.研修責任者
   扁桃摘出術、気管切開は1年以内にできるようになります。

 

3.指導医
   熱意に期待してください。

 

4.修了者
   いろいろな症例に出会えて幸せでした。

 

5.レジデント
   たのしいです。

 

Ⅶ 問い合わせ窓口
1.担当者: 大脇 成広

 

2.TEL: 077-548-2261   FAX: 077-548-2783

 

3.E-mail:  shige@belle.shiga-med.ac.jp


〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 TEL:077-548-2436 FAX:077-548-2832
事務局:滋賀医科大学医学部附属病院 医師臨床教育センター(旧卒後臨床研修センター)(E-mail: kensyu@belle.shiga-med.ac.jp)