1. ルート
  2. 後期研修
  3. 平成28年度後期レジデント
  4. 眼科

眼科

眼科 後期卒後臨床研修プログラム

 

I 眼科とは何か
眼科は感覚情報全体の90%を占める視覚機能を担う眼球とその付属器の疾患を担当する専門診療科です。
1.診療科の特色
 
 特定機能病院の眼科として、網膜硝子体疾患、斜視・弱視、神経眼科疾患、緑内障、ぶどう膜疾患、角結膜疾患、白内障、屈折異常、涙器・涙道疾患など眼科疾患領域全般の診療を行っています。
 
 
                        硝子体手術
 
 
 
                       白内障手術教育
                  
 
 
 
         
    緑内障の線維柱帯切開術
 
   
          斜視手術 
 
 
 
            加齢黄斑変性の光干渉断層計(OCT)検査
 
 
 ぶどう膜疾患(左:サルコイドーシスの黄斑浮腫、右:ベーチェット病の蛍光眼底造影)

 

2.診療科の社会的ニーズ・必要性
 
 滋賀県の中核病院として眼科疾患全般の診療を行っており、特に網膜硝子体疾患、斜視の分野では国内の
 診療拠点としての評価を受けており、県内外からの多数の紹介患者が来院しています。
 また、緊急症例にも積極的に対応し、滋賀県内での眼科救急医療に大きく貢献しています。

 

3.習得できる資格
   日本眼科学会専門医、日本眼科学会指導医

 

4.対象疾患
 
 網膜硝子体疾患、斜視・弱視、神経眼科疾患、緑内障、ぶどう膜疾患、角結膜疾患、白内障、屈折異常、
 涙器・涙道疾患など、多岐にわたります。

 

Ⅱ スタッフ
1.コース長
  氏  名 大路 正人
  所属学会 日本眼科学会,日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会、日本糖尿病眼学会、日本眼循環学会
American Academy of Ophthalmology, American Society of Retina Specialists, Association for Research in Vision and Ophthalmology, The Club Jules Gonin
  認定資格 日本眼科学会専門医、眼科PDT認定医、日本眼科学会指導医
  学会の役職 日本眼科学会評議員、日本網膜硝子体学会理事
  専門分野 網膜硝子体疾患

 

2.研修責任者
  氏  名 西田 保裕
  所属学会 日本眼科学会、日本弱視斜視学会、日本神経眼科学会、日本眼科手術学会、日本小児眼科学会、 International Strabismus Association
  認定資格 日本眼科学会専門医、眼科PDT認定医、日本眼科学会指導医
  学会の役職 日本弱視斜視学会理事、日本神経眼科学会評議員・編集委員
  専門分野 神経眼科、斜視、弱視

 

3.指導医
  氏  名 村木 早苗
  所属学会 日本眼科学会、日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本ロービジョン学会
  認定資格 日本眼科学会専門医、PDT認定医、日本眼科学会指導医
  専門分野 斜視、弱視、ロービジョン
     
  氏名 西信 良嗣
  所属学会 日本眼科学会、日本網膜硝子体学会、日本眼炎症学会
    American Academy of Ophthalmology, Association for Research in Vision and Opthalmology
  認定資格 日本眼科学会専門医、PDT認定医、日本眼科学会指導医
  専門分野 ぶどう膜疾患、網膜硝子体疾患、白内障
     
  氏  名 澤田 智子
  所属学会 日本眼科学会、日本眼循環学会、日本網膜硝子体学会
  認定資格
日本眼科学会専門医、PDT認定医、日本眼科学会指導医
  専門分野 網膜硝子体疾患、白内障
     
  氏  名 澤田 修
  所属学会 日本眼科学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会、日本眼循環学会
  認定資格 日本眼科学会専門医、PDT認定医、日本眼科学会指導医
  専門分野 網膜硝子体疾患、白内障
     
  氏  名 柿木 雅志
  所属学会 日本眼科学会、日本網膜硝子体学会、神経眼科学会
  認定資格 日本眼科学会専門医、PDT認定医
  専門分野 網膜硝子体疾患、白内障
     
  氏  名 南川 貴之
  所属学会 日本眼科学会、日本緑内障学会
  認定資格 日本眼科学会専門医
  専門分野 緑内障、白内障
     

 

Ⅲ 研修概要
1.研修目標
  眼科疾患全般に対する検査法、診断法、手術療法、薬物治療法を修得する。

 

2.研修スケジュール
スーパーローテート終了後の卒後3年目からは、眼科医としての本格的な卒後研修がスタートします。指導医のもと、
最先端診療機器の使用を通じて高度な診療技術の習得を目指します。
手術では内眼部、外眼部手術の助手を多数経験し、顕微鏡下手術の様々な手技を修得しながら、白内障手術や斜視手術の執刀も上級医の指導のもとで、豚眼を用いたウエットラボによる練習を含め、段階的に行います。
部分的に手術手技を修得し卒後4年目には独力で全手術行程を行えるように指導します。
これらの手術手技や外来・病棟での診断及び手術に関しては分野毎にチェック項目を設定し、担当の指導医が研修医の進捗状況を常に把握し、指導に活用しています。 
また1ヶ月に一度、各研修医の進度について教授を含めたスタッフで検討し、一人一人によりきめ細かい指導ができるように心がけています。
当教室では各分野をれぞれの疾患とその治療内容を患者さんに十分説明できる能力、ひいては治療方針を独自でたてる能力が身につくまでしっかりと指導します。
また一通りの疾患を経験した後は自分が目指す専門分野の決定も科長や指導医のアドバイスのもとで行っていきます。そして、その専門分野での臨床を基盤として研究活動も行えるよう指導します。
眼科専門医の取得に必要な学会発表や論文作成も卒後3年目から行い、指導医がマンツーマンで指導していきます。

 

3.関連病院
  常勤勤務: 豊郷病院、国立病院機構東近江総合医療センター、近江八幡市立総合医療センター、草津総合病院、JCHO滋賀病院、公立甲賀病院、蘇生会総合病院
  非常勤勤務: 湖東記念病院、蒲生病院、日野記念病院、生田病院、石部医療センター、近江草津徳洲会病院、野洲病院

 

4.カンファレンス・抄読会
 
  医局員全員参加の医局会を毎週1回開催し、症例検討、眼底写真読影、講義などを実施しています。さらに抄読会や研究検討会も行っています。
  年2回のさざなみ眼科研究会と年2回の症例検討会を学外の医師の出席のもと、学会形式で実施しています。

 

5.業務の週間予定
  月曜日 午前:外来 午後:外来、病棟回診、病棟業務、医局会
  火曜日 午前:外来または手術 午後:手術、病棟業務
  水曜日 午前:外来 午後:外来、病棟業務
  木曜日 午前:外来または手術 午後:手術、病棟業務
  金曜日 午前:外来または手術 午後:手術、病棟業務

 

Ⅳ 研修実績
1.認定資格の取得実績
   これまで多数の医師が、日本眼科学会専門医を取得しています。

 

2.修了後の進路
   大学内のスタッフ、大学院、関連病院での勤務、眼科開業医

 

Ⅴ 診療グループ情報
1.外来患者数
  約120名/日

 

2.入院患者数
  約35名/日

 

3.手術件数
 
約1,600件/年(硝子体手術500件、白内障手術900件、緑内障手術100件、斜視手術90件など)。
それ以外に硝子体注射1,700件/年

 

4.検査件数(項目別概数)
  蛍光眼底造影検査:5例/日、光干渉断層計:50例/日、超音波検査:5例/日、視野検査:6例/日、斜視検査:5例/日など

 

5.経験可能な疾患
   白内障、緑内障、網膜・硝子体疾患、ぶどう膜炎疾患、角膜疾患、斜視、弱視、神経眼科疾患など

 

6.経験可能な手技
   白内障手術、網膜硝子体手術、外眼筋手術、緑内障手術、眼瞼手術、レーザー光凝固術など

 

7.主な研究分野
   網膜硝子体、斜視、神経眼科、緑内障

 

8.施設の学会認定
   日本眼科学会専門医制度研修施設認定

 

9.国内・国際的評価(研究・診療分野・先端的医療)
  網膜硝子体においては非常に高い評価を受け、国内外の多数の学会で招待講演を行っています。また斜視、神経眼科の中核拠点として評価されており、研究においても過去に多数の学会受賞者を輩出しています。

 

Ⅵ メッセージ
1.コース長(大路正人)
   滋賀医科大学眼科は大学病院の眼科として、現在の最高水準の治療を提供するとともに、術式の改良や新しい術式の開発、新しい薬物治療の研究や治験を通じて、次世代の治療を開発することを目標としています。若い医師が斬新なアイデアとバイタリティーで参加してくれることを期待しています。

 

2.研修責任者(西田保裕)
   感覚器の中で最も重要である視覚の向上に取り組む眼科は、外科・内科両面の診療ができるため方法論としても幅広く、大変やりがいのある診療科です。当科では後期研修者に対して各指導医が密接に指導するとともに、指導医全員で研修進捗状況会議を開催し、各研修医の研修状況を指導医全員が把握して確実な習得を目指しています。

 

3.指導医
   眼科で取り扱う疾患は、急性疾患から慢性疾患まで幅広く、治療も内科的治療から外科的治療に至るまで多岐にわたります。滋賀医科大学眼科では、大学病院の眼科として、第一線の眼科専門医としての知識・技術・判断力・経験を養うことを目的としています。また、社会人としての心構えや患者さんに対する接遇の修練も重視しています。到達目標として日本眼科学会認定眼科専門医の取得を第一の目標としていますが、症例が豊富な大学病院で研修をするため、常に科学的な思考力を持ちながら診療ができる臨床医を目指していただきたいと考えています。

 

4.レジデント(平成27年度入局 今村 拓)
   私は平成25年に滋賀医科大学を卒業し、地元大阪の市中病院で2年間の初期研修を終えたのちに、滋賀医科大学眼科に入局するため滋賀に戻ってきました。もともと大学6回生のときの外病院でのポリクリで眼科を回ったさいに、眼科の先生方にとてもよくしていただき、眼科の面白さ、眼科の専門性の高い手技ができることの格好よさにとても惹かれました。このことがあって将来はほぼ眼科医になろうときめていたので、逆に初期研修中は眼科をあまりとらずに内科、救急、小児科を中心にローテートしていました。初期研修で回ったどの科も非常に魅力的ではあったのですが、やはり眼科に感じた魅力を上回るものではなく結局眼科医になりました。入局する医局を決める際には関西圏の他大学の医局(特に大阪の大学)も見学に行き、検討したのですが、滋賀医大の医局の雰囲気、非常にメリハリのある労働環境が私には非常に魅力的に感じられ、滋賀医大眼科に入局を決めました。
初期研修であまり眼科を選択せず、ほぼ素人状態だった私にも滋賀医大眼科の先生方はとても優しく色々なことを教えてくださいます。また同期や後期研修医の先生にも恵まれ非常に楽しく働くことができています。眼科は回ってみないとその魅力はなかなかわかりにくい科なので、初期研修で特にこれだと決まった科がまだない方はぜひ一度ローテートしてみることをお勧めします。眼科、とても楽しいですよ。

 

  レジデント(平成27年度入局 長田 美帆子)
  滋賀医大のたすき掛けで二年間の研修医を終え、滋賀医大の眼科に入局しました。
 私は、もともと眼科はほとんど考えておらず、ぼんやりとマイナー志望かな、と思っていました。研修医二年目の六月に初めて眼科をローテートしたのですが、なんとローテート開始3日目にして入局を決めました。 理由は単純で、一つ目は上の先生方が研修医にも関わらず、糸を切る・縫う、といった、顕微鏡下での手術をたくさんさせて下さり、眼科の手術がとても面白かったからです。二つ目は学生時代に部活動を頑張ってしていたこともあり、滋賀医大眼科の上の先生方がしっかりと指導してくださり、かつメリハリがある、という生活がとても素敵だと思ったからです。この二つの思いは、入局してしばらくたった現在も全く変わりません。
 土日は比較的時間がありますので、働き始めてからでも趣味に費やす時間が十分にありますし、勉強する時間も十分にあります。しかも、滋賀医大の眼科は女性でも絶対に後悔することのない科であると思います。

 また、眼科は手技が多くあり、眼科入局一年目ではレーザーや手術の助手、眼科検査機器の使い方など、基本的なことを多く学びます。入局二年目で実際に自分が主治医の患者さんを受け持ち、白内障手術を執刀します。もちろん手技以外のこともたっくさんありますのが、心配はいりませんよ!私たちが全力でサポートします!!ぜひ滋賀医大の眼科をローテートしてください!いつでもお待ちしております!!
 
  レジデント(平成26年度入局 岩﨑 圭亮)
 
  平成24年3月に滋賀医科大学を卒業し、同年4月より滋賀医科大学附属病院で2年間の初期研修を終え、26年4月より滋賀医科大学眼科学講座に入局致しました。
 正直に申し上げますと、私はもともと眼科に特別興味があった訳ではなく、当初は初期研修でも眼科を選択する予定はありませんでした。そんな中、大学時代の部活の先輩が眼科医局におられた縁で、眼科を2ヶ月半ローテートすることになりました。実際に眼科で研修をすると、眼科手術の手技の楽しさや、眼科という学問の奥深さなどを感じ、気づけばローテート開始から1ヶ月ほどで眼科医になることを決めていました。また医局の雰囲気がとてもよく、医局の先生方には本当に丁寧に指導していただき、充実した研修を行うことができています。
 眼科は専門性が高く、もともと眼に特別興味がある人でなければなかなか進路の候補として挙がりにくい科だと思います。しかし私がそうであったように、実際に眼科で研修をするとポリクリ等では見えていなかった眼科の楽しさ、やりがい等を実感できるはずです。短い期間でもいいので、是非一度眼科でのローテートを考えてみてください。

 

  レジデント(平成26年度入局 南 真弓)
 
 平成25年に他大学眼科へ入局後、平成26年8月より滋賀医科大学眼科で勤務させていただいています。
 私は幼いころより眼科医である父親の背中を見て育ち、いつしか同じ眼科医を目指すようになりました。実際に眼科に入局して思ったことは、眼科医という職業は、究極の技術職だということです。顕微鏡や倒像鏡を用いた基本的な診察、眼への種々の注射、網膜光凝固、白内障手術など、挙げだすときりがありませんが、眼科医として必要な技術を、一つ一つ練習し、習得していくことにおもしろさを感じます。
 滋賀医大の眼科は、後期研修医に対する教育体制が非常に充実していると思います。外来での予診の業務や、上級医の先生の診察のシュライバー業務などを通して、日々の外来診療について勉強させていただけます。また、医局会では入院症例、外来症例の発表がありますので、その準備やdiscussionにより、様々な疾患についての専門的な知識が身に付きます。白内障や斜視の手術に関しても、しっかりと練習すれば、早い時期より執刀が始まります。一人一人の後期研修医が眼科医としてどの程度成長しているのかについて、具体的なチェック項目が設けられ、上級医の先生方は常にそれを把握し、私たちが少しでも早く成長できるように熱心に指導してくださいます。私はこのような医局で後期研修をさせていただけて本当に幸せで、医局の先生方には心より感謝しています。これから回ってこられる研修医の先生や、入局される先生も、きっと同じ気持ちになっていただけると思います。私も一生懸命サポートします。

 

 

Ⅶ 問い合わせ窓口
1.担当者: 村木 早苗

 

2.TEL: 077-548-2276   FAX: 077-548-2279

 

3.E-mail: hqophth@belle.shiga-med.ac.jp(眼科医局)


〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 TEL:077-548-2436 FAX:077-548-2832
事務局:滋賀医科大学医学部附属病院 医師臨床教育センター(旧卒後臨床研修センター)(E-mail: kensyu@belle.shiga-med.ac.jp)