設立の背景と目的

  国立大学が法人化された平成16年4月1日から、滋賀医科大学医学部附属病院に医療研修部が 開設されました。その目的は病院職員および地域医療従事者の医療全般にわたる資質向上を図る ことを目的としています。ところで 最近数年間における本院の診療活動の活性化は極めて目覚しい ものがあります。地域住民人口の増加、地域医療連携の拡大、各診療科の医療の高度化と各診療科間 での連携の推進など多くの要因が重なり、入院患者数、診療単価、診療報酬請求額は大幅に増加し、 在院日数は大幅に減少致しました。更に、平成16年2月16日には病院機能評価の認定書を取得しました。 本院におけるこのような診療の活性化を永続的に持続させるためには、医療に携わる全職員が医療を 更に良くするために各自の持ち場でどのような工夫をし、努力するかにかかっているとも云えます。
 医療研修部では、病院内の全ての医療研修の実態を把握し、その内容を 院内及び地域に公開し、その開催を支援・補助するとともに、行われた 研修会の主催者と出席者による評価、反省をまとめる。これら情報をもと に現在欠けている研修、今後のあるべき医療研修の内容と方法について 討議し、次年度研修にその内容を生かすことを目指しています。ここで 取り扱う研修内容は、1)医療安全、2)接遇研修、3)医療情報処理、 4)経営改善・医療事務、5)医療研修(狭義)、6)国際交流、海外研修、 7)地域医療研修、8)公開講座など医療全般にわたっています。今後 この研修部の活動が病院の診療の活性化、質の向上に大きく役立つこと を期待しています。

医療研修部部長

 
医療研修部会議