侵害受容反応 │痛みの異常│ ←→Sensitization

→IASP Pain Terminology
Pain[IASP]:An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.
Hyperesthesia
 感覚過敏
[IASP]:Increased sensitivity to stimulation, excluding the special senses.
 刺激に対する感受性の亢進、ただし特殊感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚のように、感覚受容器が限定されている感覚)における感受性の亢進は含まない。 ←→hypoesthesia
Hyperalgesia
 痛覚過敏
[IASP] An increased response to a stimulus which is normally painful.
 通常痛みを感じる刺激によって誘発される反応(感覚)が、通常よりも(痛みが)強くなった状態。
Hyperpathia
 痛感過敏
[IASP] A painful syndrome characterized by an abnormally painful reaction to a stimulus, especially a repetitive stimulus, as well as an increased threshold.
=刺激、特に反復刺激に対する反応の亢進と閾値上昇を特徴とする有痛症候群
Allodynia
 アロディニア
[IASP]:Pain due to a stimulus that does not normally provoke pain.
=通常では痛みを引き起こさない刺激によって生じる痛み
Dysesthesia
 ジセステジア
[IASP]:An unpleasant abnormal sensation, whether spontaneous or evoked.
=自発性または誘発性に生じる「上快な異常感覚《
日本麻酔学会用語集では、「感覚異常《、「知覚上全《)
Paresthesia
 パレステジア
 錯感覚
[IASP]:An abnormal sensation, whether spontaneous or evoked.
=自発性または誘発性に生じる「異常感覚、錯感覚 《。
(学会によってニュアンスが微妙に異なるようであるが、・・・・、Paresthesiaは「異常感覚《であっても、必ずしも上快な感覚でなくても良いようだ。触られた時などに、通常感じるのとは異なる感覚を指し、「錯感覚《などと訳されたりするようだ。
錯感と言っても、Thunberg's illusionは無関係。)
Anesthesia
 dolorosa

 有痛性感覚脱失
[IASP]:Pain in an area or region which is anesthetic.
 感覚がない領域の痛み
(有痛性感覚脱失、有痛性感覚消失
 dolorific anesthesia. dolorous anesthesia
 しびれて触られた感覚がないのに、その部分が痛いという異常な感覚。)
Analgesia[IASP]:Absence of pain in response to stimulation which would normally be painful.
Hypoesthesia
Hypesthesia

 感覚鈊麻 
[IASP]:Decreased sensitivity to stimulation, excluding the special senses.
 刺激に対する感受性の減退、ただし特殊感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚のように、感覚受容器が限定した領域にある感覚)における感受性の減退は含まない。 ←→Hyperesthesia


 一般に、局所麻酔薬などで、感覚がなくなったときに、「感覚麻痺《などと書かれているものを見かけるが、「麻痺 paralysis《は運動中枢や運動神経の障害により、筋活動が減弱ないし消失し、随意的に運動を起こし得ない状態で、感覚の消失を意味する用語ではない。


病態生理学的な痛み
通常と違う病態生理学的な痛みは、
  • 末梢および中枢で起こる感受性の亢進により生じる。
  • 痛みの閾値の低下
  • 閾値上刺激に対する反応性の増大
  • 自発性の持続痛の出現

●痛覚過敏 Hyperalgesia ←→Hyperesthesia/Hyperpathia/Sensitization/ハイパーネーシス
●アロディニア  ←→アロネーシス
実際には、痛覚過敏とアロディニアとを厳密に分けることはできない。

 →Experimental Cutaneous Hyperalgesia in Humans <Technical Corner from IASP Newsletter, 1997





●Thunberg's illusion サンベルグの幻覚---大脳皮質内における痛みのイリュージョン
Pain Relief