| 1865年 | - Claude Bernard(P 1813〜1878, フランスの生理学者)は、気温や気象など、人間の体を取り巻く環境の条件を、「外部環境」という言葉で呼んだ。
- 細胞と細胞間を満たす血液とリンパ液などの体液を「内部環境」と呼んだ。
- 内部環境は、外部環境が大きく変化しても、一定の状態に保たれているとの考え方を示した。
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1915年 1927年 | - Walter Bradford Cannon(P 1871〜1945, アメリカの生理学者)はClaude Bernardの考えを「恒常性の維持 homeostasis(homeo=同一 + stasis=状態)」と名づけた。
- Cannonは、Wilhelm Conrad Röntgen(ドイツの物理学者、1845〜1923)が1895年に発見したX線を使ってネコの消化管の動きを観察した。
- 母ネコのそばにいる仔ネコをどこかに連れ去ると、母ネコは不安(?)な表情を見せると同時に、胃腸の運動が止まってしった。そして仔ネコを戻してあげると、再び胃腸が動き始めることを発見した。
- イヌにほえたてられ、恐怖や怒りの状態にあるネコは、毛を逆立て、瞳孔が開き、心拍数が増加していたが、胃腸の運動は抑制されていた。さらに血中濃度を調べると、アドレナリンが多量に分泌が増加していることがわかった。つまりCannonは情動がアドレナリン分泌と消化管活動を変化させることも観察した。
- キャノンはストレスに対する身体の反応を見出した。「闘争・逃走反応」の実験から、様々な環境因子(寒冷、低酸素、低血糖、痛み)が身体を襲った時には、視床下部、交感神経、副腎が重要な役割を果たすことを明らかにした。
- キャノンは、ここではじめて、医学分野でストレスという言葉を用いた。
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| 1936年 | - Hans Selye(P 1907〜1982, ハンガリー出身のカナダの病理学者、生理学者)は、有害な因子によって体に生じた歪みと、それに対する防衛(適応)反応を「生体内の歪みの状態」、すなわちストレス↓と呼んだ。
- マウスを使って新しいホルモンを抽出する研究をおこなっていたセリエは、どのような物質をマウスに注射しても、必ず共通して現れる3つの症状を発見した。
第1:副腎皮質の肥大、第2:胸腺や脾臓の萎縮、第3:胃、十二指腸の潰瘍、出血である。
- これらの3つの症状は、「汎(一般)適応症候群」あるいは「ストレス状態」と呼び、外部からの強い刺激が加わった場合にも、身体が同じ反応を示すことを立証した。
- このような、外部からの原因で身体が示すゆがみを説明するために、「ストレス」という言葉を使うようになった。
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