在宅看護力育成事業

Education

新卒として活躍する訪問看護師を育てる

地域包括ケアのリーダーとなる看護職を育てることを目指し、2015年より本学の附属病院と大学のユニフィケーションから「訪問看護師コース」が始まりました。このコースは、滋賀医科大学医学部看護学科公衆衛生看護学講座の教員と在宅看護専門看護師や訪問看護認定看護師の資格をもつ看護職が担当教員となり「訪問看護の魅力」を伝え、学生が「訪問看護をやってみよう」と思えるプログラムを実施しています。

訪問看護師コース概要

募集定員
10名
受講要件
本学の看護学科第3学年、編入第3学年の学生(保健師・助産師課程選択者は除く)
開講時期
第3学年 10月~3月
訪問看護コースの流れ

プログラム

開講時期
(時間数)
形式 ねらい
Program 1
地域医療展開論Ⅰ
第3学年12月,1月
(15コマ
 30時間)
学内講義
医療・保健・福祉の専門家による講義、事例演習
  • 地域で暮らす療養者(児)と家族への支援について、家族看護の視点から学習する機会とする
  • 地域で活躍する専門職の活動を知り、多職種連携について考える
Program 2
地域医療展開論Ⅱ
第3学年1月
(3日間)
学内演習
看護臨床教育センター
学外演習
ニプロimep
  • 在宅看護学に関する既習の知識を整理する
  • 卒業時の技術到達度を高める
  • 在宅看護学への興味関心を高める
Program 3
地域医療展開論実習Ⅰ
第3学年10月,11月
(3日間)
学内実習
病棟・患者支援センター
フィールドワーク研修
  • 病院から在宅療養への移行を支える活動の実際を学ぶ
  • 在宅療養準備期から在宅療養移行期の退院調整や訪問看護活動について理解を深める
Program 4
地域医療展開論実習Ⅱ
第3学年3月
(3日間)
学外実習
滋賀県内の診療所
  • 滋賀県の地域医療活動の実際を学ぶ
  • 地域医療への興味関心を高める
  • 急性増悪期や終末期を支える訪問看護師の活動について理解を深める
Program 5
地域医療展開論実習Ⅲ
第3学年3月
(2週間)
学外実習
滋賀県内の訪問看護ステーション
  • 在宅療養者と家族への看護活動の展開について理解を深める。
  • 訪問看護ステーションの管理者および訪問看護師の役割について理解する。

自主参加:訪問看護One Day体験(滋賀県看護協会)
     里親支援宿泊研修

先輩からのメッセージ

在宅医療に関わる人たちがどんな仕事をしているのかという多職種連携の視点を、講義を受けて専門的な知識が得られたと思う。専門職と共に関わっていくほうが利用者さんにとっていいケアができることを学べた。

実習は大変だけど(笑)私が考えて提案したことに、家族さんが「これは続けてる。こっちは変えた」っていうやりとりが楽しくて生活の中で、一緒に看護ができることが嬉しかった。このコースに参加して本当によかったと思う。

先輩たちの詳しいお話は
「訪問看護と介護 2017年12月号 特集 看護基礎教育で新卒訪問看護師をどう育てるか 」をご覧ください

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