SUMMARY概要
本プログラムの目的
滋賀医科大学、京都府立医科大学、大阪医科薬科大学が連携し、3校の特性を生かして法医学に関する優れた知識・技能を有する専門家を養成します。
社会に必要とされる知識・技能
治安維持や安全確保、公衆衛生の向上に資する能力が求められます。
実地臨床(生体鑑定)
- 被虐待児童や高齢者を早期に発見し、受傷機転を明らかにする
 - 犯罪被害者に診察を行い、被害の内容を明らかにし、心身のケアを行う
 - 中毒患者の原因物質を特定し、治療方法を検討する など
 
死因究明
- 正確な死因を究明することで、亡くなった方の尊厳を守る
 - 事故や事件の全貌を明らかにして予防対策を講じる
 - 感染症の蔓延を防ぐ
 - 大規模災害で、多数の死者に対して死因究明や身元確認を行う など
 
地域に根ざしたプログラム
連携する各大学が行う地域に根ざした活動をもとに、プログラムを運営していきます。
拠点:滋賀医科大学
- 滋賀県内の法医解剖を担当
 - 滋賀県における行政や関連団体と連携した地域の安心・安全の確保
 - 死因究明等推進協議会が関西で初めて発足、全国で先進的な取り組み
 - 2020年度から、厚生労働省のChild death reviewモデル事業を実施。地域の医師会等と連携して、防ぎ得る死を予防
 
連携校:京都府立医科大学
- 京都府内の法医解剖の半数以上を担当
 - 京都府内、滋賀県一部地域の死後CT撮影を実施
 - 法歯科医による身元不明者や被虐待児等の歯牙鑑定
 - 法看護師による行政や関連団体との連携、小児や高齢者虐待等の予防、遺族ケアの実施
 
連携校:大阪医科薬科大学
- 大阪府内の法医解剖を担当
 - 児童虐待児の予防
 - 全国の検察や警察からのDNA鑑定の依頼に応需
 
先進的・特色ある取り組みに基づく教育

3校の連携による強み
3校ともに年間120~170体の法医解剖を行っていますが、それぞれの大学が異なる専門性を持っています。図のように3校が連携することで、質の高い教育体制が確保されます。




