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リハビリテーション科

リハビリテーション科

診療・業務内容

〈診療方針〉

 近年、リハビリテーションという言葉は医療や福祉の分野で盛んに用い

られ、かなり一般の人にも知られるようになりました。運動麻痺のリハビ

リテーション、失語症のリハビリテーション、スポーツ・リハビリテーショ

ンなど、リハビリテーションという言葉はさまざまな障害や事柄に対して

使われていますが、その本質は一体どこにあると言えるのでしょうか?

 医療技術の進歩に伴い、救命・治癒できる疾患が増えてきていますが、一方ではいろいろな病気による後

遺症や慢性疾患のために、ひとりで思うように動けず、日常生活が著しく制限された患者さんが増加してい

ます。また、高齢化社会を迎えて、転倒などをきっかけにして、“寝たきり”となる患者さんの数も増える傾

向にあります。

 従来の臓器別診療型の医療に対して、リハビリテーション医療では、人

間的復権を理念として、障害者の能力を最大限に発揮させ自立を促し、生

活の質(QOL)を高めることを目標とします。本院では平成20年にリハ

ビリテーション科が新設されました。運動器リハ、脳血管リハ、心血管リハ、

がん患者リハ、呼吸器リハの分野で施設基準(Ⅰ)の認定を得て、質の高

いリハビリテーション医療の提供に努めています。

〈診療内容〉

 リハビリテーション科の医師はバイオフィードバック筋時計、呼気ガス分析装置などの物理医学的診断法

を用いながら、適切な障害の診断、残存機能の評価、機能回復の予測を行います。さらに、薬の処方や運動

療法・作業療法・言語療法の処方、義肢・装具の作製にたずさわります。充分な診断・評価のもとに、患者

さんに効率のよいリハビリテーション・プログラムを提供することができます。

〈主な検査〉

・足圧分布測定装置: 圧力を感知するシート上を歩行し、歩行解析を行います。

・多機能筋力測定装置:各筋の筋力を測定し、リハビリの効果を定期的に追うことができます。

・トレッドミル: ベルトコンベアーの上を歩いて、虚血性心疾患や閉塞性動脈硬化症の有無を検査し

ます。

・心肺運動負荷試験: 自転車をこいでいただき、酸素消費、二酸化炭素排出を

測定し、安全な運動強度を求めます。

・標準失語症検査: 失語の型、重症度を評価します。

・日常生活評価: ADLの項目別評価を行い、リハビリの効果を判定します。

・経頭蓋磁気刺激装置:磁気刺激による脳の障害の診断や予後判定に用います。

心肺運動負荷試験

・ADLとは?

 日常生活を営む上での基本的な行動のことで、具体的には食事・排泄・入浴等をさし、どの程度自立

的な生活が可能かを評価する指標として使われます。

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