Table of Contents Table of Contents
Previous Page  25 / 156 Next Page
Information
Show Menu
Previous Page 25 / 156 Next Page
Page Background

循環器内科

循環器内科

診療・業務内容

〈診療方針〉

 患者さん中心の開かれた循環器内科として、安全で質の高い

専門医療を提供し、地域社会に貢献するとともに、積極的に新

しい診療技術も取り入れています。

 具体的には、急性心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、不

整脈疾患、心不全、心筋症、弁膜症のほか、最近増加してきて

いる閉塞性動脈硬化症、ならびに循環器疾患の最大の原因であ

る高血圧性心疾患の診療です。

 救急医療については、急性心筋梗塞、急性心不全、心室細動、心肺蘇生例を救急部、集中治療室および心

臓血管外科と連携して受け入れています。

〈不整脈診療〉

カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)

 脚の血管から心臓に挿入した電極付きカテーテルで、不整脈の病巣と

なる異常な心筋を焼灼する治療です。不整脈専門医が集う施設のみで行

われる高度な手術ですが、当院には平成6年(滋賀県下で最初)から20年

を超える歴史があります。難しい症例も含め毎年約250例の手術を行って

おり、県下の病院では、トップの症例数を誇っています。

 適応疾患としては発作性上室頻拍、心房粗動、心房頻拍、心房細動、

心室期外収縮、心室頻拍、心臓手術後不整脈などがありますが、近年ではとくに高齢化社会を反映して、脳

梗塞や心不全の主な原因とされる心房細動に対するアブレーション治療が急増しています。根治率は心房細

動以外の不整脈で通常95〜99%、治療の難しい心房細動でも75%以上と高率です。大きな合併症はなく、

退院まで3〜5日です。

CARTO・NavX・ExTRa Mappingシステム

 平成12年、当院では全国に先駆けて、不整脈の起源をコンピュータ

画面上に3次元表示できるCARTO(カルト)システムを導入し、平成

24年からはNavX(ナビックス)という治療ナビゲーションシステムを

導入しています。これらのシステムにより、不整脈の原因となる病巣を

立体的に表示し、治療の指標とすることができるようになったことで、

治療の有効性と安全性が大幅に向上しました。

 さらに平成27年からは、当科の芦原が発明して薬機承認された

ExTRa Mapping(エキストラマッピング)という新たなマッピングシステムも導入しております。難治

性の持続性(慢性)心房細動のメカニズムを瞬時に映像化できる世界初のシステムです。これまでとくに

治療が難しいとされた長期持続性心房細動(1年以上持続する心房細動)に対しても、本システム導入後は、

治療の安全性はそのままに、根治率が約30%から約75%にまで高まりました。現在、この治療を受けら

れるのは当院だけです。

携帯型イベント心電計・植込み型心電計(ICM)

 外来診療において、イベント心電計の貸出しによる不整脈の早期発見と治療評価を行っています。手軽

24

滋賀医科大学医学部附属病院診療案内