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循環器内科

閉塞性動脈硬化症(ASO・PAD)に対するカテーテルインターベンション(カテーテル手術)

 足の血管・鎖骨下動脈・腎動脈などに対してもカ

テーテルを用いた血管内手術を数多く手掛けていま

す。足の動脈が動脈硬化で狭くなったり閉塞する

と、しばらく歩くだけで足の痛みやだるさを感じたり

(間歇性跛行:かんけつせいはこう)、ひどい場合には

足の指先や甲、かかとなどが黒く変色したり、小さな

穴が開く状態(潰瘍)をおこします。強い痛みを伴う

場合が多く、最悪の場合は、下肢を切断しないといけない状態になることがあります。

 本院では、このような症状の患者さんに対してもカテーテルを用いた血管内手術を積極的に行い、他院

では下肢切断を勧められた患者さんでも切断を回避できた経験を多数有しています。また、フットケアチー

ム(循環器内科・フットケア専門ナース・皮膚科・整形外科・糖尿病内科)による集学的診療を行ってい

ます。

※毎週月曜日の14:00~「閉塞性動脈硬化症専門外来」を開設しています。

320列マルチスライスCTによる冠動脈疾患の診断

 冠動脈CTとしては、64列CTが一般

的ですが、本院では最新の320列マル

チスライスCTを使用しています。64列

CTと比較して、1度に心臓全体をスキャ

ンできるため呼吸停止時間が短く、放射

線被曝も極めて低減されます。ご高齢の

方で、息止めが長くできない方でも良質

な画像を得ることが可能です。

 また、画像解析は専任の循環器専門医および放射線科医があたっています。心臓だけでなく肺疾患につい

ても所見を提供しており、偶発的に肺がんが発見されるケースもあります。

<弁膜症およびその他の疾患〉

大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)

 大動脈弁狭窄症は大動脈弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられてしまう疾患で、病状が進むと動悸や

息切れなどの症状が現れ、重症になると失神や突然死に至る可能性もある疾患です。TAVIは、胸を開かず心

臓が動いている状態でカテーテルを使って人工弁を患者さんの心臓に装着する治療で、体への負担が少ない

のが特徴です。ご高齢のため体力が低下していたり、肺などの疾患などで外科手術のリスクが高い患者さん

にとっての新しい治療法です。治療はハイブリッド手術室と呼ばれる最新の高機能の手術室において行って

います。

閉塞性肥大型心筋症(HOCM)に対する経皮的中隔心筋焼灼術(カテーテル塞栓術)

 閉塞性肥大型心筋症(HOCM)は心室中隔の著名な肥大により心室内で圧較差を生じ、心不全や不整脈、

突然死を来す疾患です。強い収縮期雑音、心不全症状などで発見されます。

 本院ではHOCMに対して、心室中隔の一部を選択的に焼灼することで心室内圧較差を軽減させる経皮的中

隔心筋焼灼術を行っており、非常に良好な治療成績をあげています。

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