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血液内科

〈急性白血病〉

 医療の急速な進歩により、白血病における遺伝子異常の解析が進み、それが予後予測や造血幹細胞移植適

応の可否に有用であることが判明しつつあります。当科は早くからJALSG(日本成人白血病治療共同研究グ

ループ)に参加しており、現在は急性骨髄性白血病における染色体異常•遺伝子異常の解析に関する観察研究

や急性前骨髄球性白血病に対する亜ヒ酸、マイロターグを用いた寛解後治療、急性リンパ性白血病に対する

多剤併用第二相臨床試験など、JALSGの臨床研究に積極的に参加しています。

〈骨髄異形成症候群〉

 高齢化に伴い、骨髄異形成症候群の患者さんが多くなっています。根本的には造血幹細胞移植しか治療法は

なく、実際には輸血などの補助療法しかなかったのですが、最近では遺伝子DNAのメチル化を阻害することで

進行を抑制することが期待されるアザシチジンの登場により、高リスク群で生存期間の延長が、また低リスク

群においても輸血回数の減少などの効果が認められています。当科においても積極的にアザシチジンによる治

療を行っています。

〈多発性骨髄腫〉

 多発性骨髄腫も高齢者に多い造血器悪性腫瘍で、以前は確立された治療法がありませんでしたが、プロテ

アゾーム阻害剤(ボルテゾミブ)の出現以来、サリドマイド、レブラミドなどの新規薬剤が相次いで発売され、

それら治療薬を組み合わせることで治療成績が飛躍的に改善しています。当科ではVRD療法(ボルテゾミブ、

レブラミド、デカドロン)を軸とした化学療法の治療戦略を実践しています。また主に65才以下の患者さん

を対象として自家末梢血幹細胞移植を取り入れた強力な化学療法を計画的に実施し、完全治癒を目指した治

療戦略の検討を行っています。

特に紹介を受けたい対象疾患

 積極的に非血縁者間造血幹細胞移植を実施しております。非血縁者間骨髄移植、末梢血幹細胞移植さらに

は臍帯移植を希望される患者様がおられましたら、是非ご紹介ください。また多発性骨髄腫症例についても、

臨床研究を進めています。

 さらにHIV・エイズ症例についても中核拠点病院として積極的に診療にあたっています。いつでもご相談

ください。

木藤 克之

(キトウ カツユキ)

職種・職名 病院教授、血液内科 診療科長

所   属 血液内科

専 門 領 域 血液疾患、造血幹細胞移植、HIV/AIDS

認定医・

専門医など

日本内科学会(総合内科専門医、指導医)

日本血液学会(専門医)

日本臨床腫瘍学会(暫定認定医)

日本がん治療認定医機構(暫定教育医)

日本造血細胞移植学会(造血細胞移植認

定医)

インフェクションコントロールドクター

(ICD)

日本エイズ学会(認定医)

南口 仁志

(ミナミグチ ヒトシ)

職種・職名 講師、無菌治療部 副部長、

輸血部 副部長

所   属 輸血部

専 門 領 域 輸血、血液疾患、

造血幹細胞移植、HIV/AIDS

認定医・

専門医など

日本内科学会(認定内科医)・総合内科

専門医

日本造血細胞移植学会(認定医)

日本アフェレシス学会(評議員)

日本血液学会(血液専門医)

日本輸血細胞治療学会(認定医)

河原 真大

(カワハラ マサヒロ)

職種・職名 講師(学内)

所   属 血液内科

専 門 領 域 内科学、血液内科学、白血病

認定医・

専門医など

日本内科学会(認定内科医)・総合内科

専門医

日本血液学会(血液専門医、指導医)

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