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神経内科

うになっています。脊髄小脳変性症は歩行時のふらつきやしゃべりにくさを主な症状とする病気です。遺伝性、

非遺伝性の両者が有り、病気によって症状が異なるため適切な診断と、症状に応じた対症療法が中心となり

ます。近年小脳変性症に専門的な集中リハビリテーションが有効であることが明らかとなりました。滋賀医

大神経内科ではリハビリテーション科との共同で、脊髄小脳変性症患者さんに対する4週間入院による集中

リハビリテーションプログラムを作り、効果を上げています。

〈認知症〉

 超高齢化を迎えた我が国では65以上の高齢者が3000万人に迫り、認知症患者も450万人を超えました。認

知症は早期に発見して適切な治療を始めることによって、症状脳進行を遅らせることが期待できます。また

認知症にはアルツハイマー病、レビー小体病、脳血管性認知症など異なる病気が含まれ、また正常圧水頭症

や慢性硬膜血腫のように手術によって改善するものや、ビタミン欠乏症、感染症、甲状腺機能低下症など内

科的な病気の部分症状として出現する場合や、自己免疫性てんかんによる発作症状など「治る認知症」を正

確に診断し、治療を行うことも重要です。認知症の症状は必ずしも典型的なものばかりではなく、その診断

には専門的な経験と知識が必要です。滋賀医大神経内科では2016年より認知症専門外来を設け、早期の診断

と治療を進めています。滋賀県内の認知症疾患医療センターやかかりつけ医、認知症サポート医・協力医の

先生方とも連携しながら、患者・ご家族をサポート致します。

〈神経免疫疾患(重症筋無力症・ギランバレー症候群・多発性硬化症など)〉

 免疫系の異常により、自分の体内の部位に対する自己抗体によって様々な疾患が発症することがあります。

このような疾患群を神経免疫疾患といい、重症筋無力症・ギランバレー症候群・多発性硬化症、視神経脊髄炎、

自己免疫性てんかんなどがあげられます。

 当院では神経免疫疾患を早期に診断し、ガンマグロブリン大量療法、血漿交換、インターフェロン自己注

射導入など、疾患に応じた適切かつ専門的な治療を行っています。

 昨年、当科は京滋の単一施設としては重症筋無力症の特定疾患申請数で最多となりました。また、クリー

ゼ(症状が急激に悪化し、呼吸筋麻痺をきたして人工呼吸器による管理を要する状態)発症時にはICUと共

同で治療にあたります。また、胸腺腫合併例には胸部外科と、免疫抑制剤抵抗性の難治例には血液浄化部と

共同で治療にあたることが可能で、様々な治療のオプションがご提供できます。

〈ボツリヌス治療〉

 眼瞼や、顔がけいれんして目が開かなくなる眼瞼痙攣や、顔の半分が引っ張られるような半側顔面痙攣、

さらに首や手の筋肉がねじれて真っ直ぐ向けなかったり、字が書けないジストニアなど、自分の意志に反し

て筋肉が様々な動きをする病気を「不随意運動症」といいます。ボツリヌスはボツリヌス菌の毒素を無毒化

して治療用に開発したもので、筋肉の無駄な動きを抑えるため、このような症状に良い適応です。最近では

脳梗塞後の筋肉の拘縮や痙縮にも用いられるようになりました。滋賀医大では、ボツリヌス専門外来を、毎

月第1・3月曜日に設けて、集約的な診療ができるように体制を整えており、A型ボツリヌス毒素ボトック

スを用いた治療(保険適用)を当科外来で実施しています。ボトックスは個別に発注する薬剤に指定されて

おりますので、初診受診時の投与はできませんのでご了解ください。

主な検査と医療設備など

◦電気生理学的検査:脳波、筋電図、神経伝導検査、各種誘発電位

◦神経放射線:CT、MRI、脳血流シンチグラフィー、頸動脈エコー、脳血管造影

・ガンマグロブリン大量療法とは?

 ガンマグロブリン製剤を点滴で投与する治療法です。

 ガンマグロブリンとは、血液中に含まれるたんぱく質のことで、細菌やウイルスを中和する働きがあ

ります。

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