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皮膚科

〈水疱症〉

 水疱症の治療法は多くの種類があります。当科は、多彩な治療法のほとんど全てに経験があります。ステ

ロイド、血漿交感、免疫グロブリン大量療法、免疫抑制剤などの全てに経験があります。

〈皮膚外科・腫瘍〉

 ホクロやイボはまれに悪性のことがあります。急に大きくなったり、色が濃くなったり、形がいびつになっ

てきたときは要注意です。一般診察に受診していただき、ダーモスコピー検査(ダーモスコープと呼ばれる

特殊な拡大鏡により詳細に観察する検査)と皮膚生検(病理組織診断)を受けてください。

 手術は全例予約の上、日帰り手術にて各種皮膚腫瘍の切除術を行っています。大きいもの、植皮の必要な

手術または発生部位によっては入院の上、施行しています。

〈美容皮膚科〉

保険適応のある治療法を中心として、青いアザ、赤いアザ、黒いアザの治療をしています。

最近の話題

 皮膚科学の最近の変化は「標準化」がキーワードではないでしょうか。皮膚科学は、日本皮膚科学会の主

導により、急速にガイドラインが充実しつつある分野です。「標準治療」とはある病気を治すにあたって、「こ

うすれば一番治る率が高いよ」という治療法です。標準治療を提供するにはある程度の高い技術力が必要で

あることがあります。 当科は、炎症性疾患(湿疹、アトピー性皮膚炎、水疱症等)でも、腫瘍性疾患(悪性

の皮膚腫瘍、一般的には皮膚癌とよばれることが多いです)でも、標準治療を提供できるように技術を維持

または向上に努めています。

 もう一つのキーワードは「資格の明確化」です。皮膚科学会が認定する皮膚科専門医や、皮膚科専門医が

さらに取得の目標とする専門医(や教育医や指導医)など、客観的な基準で得られる資格をきちんと持つ方

向になりつつあります。当科は、各種の専門医認定研修施設に指定されており、それは、すでにその分野の

専門医が揃っていることを意味します。

先進医療や治療の研究

 当科がおこなってきた先進医療は、すべて有効性があると判断され、現

在では医療へ組み込まれています(隆起性線維肉腫の遺伝子診断など)。

昨年度は先進医療として、免疫抑制状態にある患者さんのヘルペス感染症

の遺伝子診断をおこなっておりましたが平成28年4月より保険適応とな

りました。新しいテーマ(多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍)が認め

られ、現在は機器がくるのをまっている状態です。先進医療を開始する時

には、ホームページ等を活用してお知らせいたします。

 治療の研究に関しては、私たちは新しい治療の開発に積極的に参加したいと考えています。患者さんに協

力をお願いする事があります。現在は、炎症性角化症(乾癬)に関する治験を行っております。

特に紹介を受けたい対象疾患

 医学的見地から入院適応となると考えられる疾患群には万遍なく対応出来るような運営を考えております。

すなわち、現在のところ、「この疾患だけ特別」に対応するような考え方はしておりません。

 急性期病院での入院加療が必要と判断される疾患群をご紹介いただければ幸甚です。

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滋賀医科大学医学部附属病院診療案内