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消化器外科

消化器外科

診療・業務内容

〈診療方針〉

 消化器外科は腹部の疾患を中心に手術や診療を行っています。上部消化管外科、下

部消化管外科、肝胆膵外科の3部門による専門診療から成り、更に一般外科や他の診療

科と共同で診療を担っています。診察は、月曜から金曜まで、外来担当医表のとおり

毎日行っています。

 手術方針は、多数の専門医が集まる診療科検討会で決まります。さらに消化器内科

医・放射線科医および病理医との合同の検討会を開催することにより、どの診療科を

受診しても同じ治療方針です。

 年間手術件数は約900例以上(乳腺一般も含む)に及んでいます。

部  門

対  象

上部消化管部門 食道、胃、十二指腸、脾臓の疾患の他、病的肥満症に対する外科手術治療を担当しています。

下部消化管部門 小腸、大腸、腹膜炎及び炎症性腸疾患手術治療を担当しています。

肝胆膵外科部門 肝臓、胆道、膵臓、脾臓(門脈圧亢進症)の疾患に対する外科手術治療を行っています。

診療内容・専門分野

〈食道疾患〉

 食道癌の外科的切除は年間10数例をこえ、腹腔鏡や胸腔鏡を利用した手術方法の改良と周術期管理の工夫

により、治療成績が向上し、合併症が減少しています。また、一部の早期食道癌には内視鏡的粘膜下層切開

剥離術(ESD)を行っています。切除不能な例に対しては、化学放射線治療をおこない、切除可能となれば、

サルベージ手術(救済手術)も積極的に行っています。その他、食道粘膜下腫瘍、突発性食道破裂、食道ア

カラシア、食道裂孔ヘルニアなどの手術を行っています。

〈胃十二指腸疾患〉

 胃癌の切除例は年間80例をこえ、そのうち約半数を占める早期胃癌および粘膜下腫瘍に対しては、腹腔鏡

下切除術を行っています。また、進行癌には手術だけでなく抗がん薬治療が予後改善には重要となります。

〈病的肥満症〉

 減量効果のみならず、メタボリック症候群に対して、著明な改善効果をもつ腹腔鏡下スリーブ状胃切除を

保険診療として行っています。本治療は、内科・精神科・麻酔科・集中治療部など多くの診療科と、NSTや

心理療法士、各種専門看護師からなるチームを編成し、肥満症治療の一環として行っています。

 減量効果はもちろんのこと、糖尿病などのメタボリック症候群に対する改善効果もみられます。

〈大腸疾患〉

 初発結腸・直腸癌の切除では約95%は腹腔鏡下手術を行っています。下部直腸では、肛門括約筋温存手術

である内肛門括約筋切除術・結腸肛門吻合により、極めて肛門に近い腫瘍についても自然肛門を残す手術が

可能となっています。

・腹腔鏡下スリーブ状胃切除とは?

 病的肥満症の患者さんに対して、腹腔鏡を使って胃を一部切除し、細長いチューブ(袖)状にします。

開腹手術と比べて体への負担が小さくて済みます。

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