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心臓血管外科

心臓血管外科

診療・業務内容

〈緊急手術・重症例のご相談〉

〈診療方針〉

 当科では、紹介医師との密接な連携により、特に緊急度が高く、

即座に的確な判断が求められる循環器疾患において、常に最良のタ

イミングで、また他科との連携を密に、大学病院という利点を最大

限に活用して、妥協のない最高水準の医療を提供すべく努力してい

ます。超重症、緊急症例を問わず、24時間態勢ですべての症例を受

け入れる「No refusal policy」を貫き、年間400例を超える心臓

大血管手術を施行しております。

 また、確実で完成度の高い手術を短時間で行い、術翌日から積極的なリハビリを行うことで初めて可能に

なるSuper Fast-Track Recovery(超早期回復管理)をすべての症例に導入し、術後1~2週間での退院

を可能にしてきました。

 これらの実績は近年、国内外で高く評価され、有力な国際雑誌に多数掲載されるようになってきました。

〈人工心肺を使わない冠動脈バイパス手術〉

 近年ますます重症化、複雑化、高齢化する循環器疾患に対して、我々は以前

からより低侵襲な手術を試みています。

 特に、冠動脈疾患の短期、長期予後に最も優れていると報告されている、2本

の内胸動脈を用いた心拍動下冠動脈バイパス術は、我々の最も得意とする手術

のひとつで、透析、重症多肢病変、大動脈バルーンパンピング導入症例なども

含め、2002年以降で1500例を超える心拍動下冠動脈バイパス術を完遂してき

ました。症例数、成績ともに全国トップの成果を収めています。

 狭心症、心筋梗塞に対するこの手術では、術中血圧が安定し、心臓の拍出機

能が保たれていることが大前提です。動いている心臓の後面に位置する1~2

mmの冠動脈に、短時間で確実な吻合(ふんごう:端どうしをつなぐこと)を

行う技術と経験が要求されます。

 この手術は従来の人工心肺を用いる手術に比べ、出血が少なく、心筋の障害が少なく、そして従来の手術

では重症の患者さんで問題となった脳硬塞の発生や腎臓機能の悪化が回避できるようになりました。

最重症症例を最低侵襲かつ最高のクオリティで一人一人に国際水準の心臓手術をお約束いたします。

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滋賀医科大学医学部附属病院診療案内