本院職員(1名)の結核発症について -現在までの経過-
2014.03.10
平成25年10月、本院GCU(新生児回復期治療室)及び小児科外来で勤務していた看護師1名が結核に罹患していることが判明し、大津市保健所との協議の結果、本職員と接触した可能性のある患者さんとそのご家族を対象に2回に亘り接触者検診を行いました。
接触者検診の経過は、以下のとおりです。
- 1回目の結核接触者検診について
- 検診方法
年齢に応じ、採血(結核菌特異的IFNγ遊離試験:T-SPOT)、ツベルクリン反応検査及び胸部レントゲンのうち、必要なものを行いました。
- 検診結果
患者さんやご家族601名に対して接触者検診を行い、結核の感染を示す検査結果を認める患者さんはおられませんでした。
- 2回目の結核接触者検診について
- 検診方法
年齢に応じ、採血(結核菌特異的IFNγ遊離試験:T-SPOT)及びツベルクリン反応検査のうち、必要なものを行いました(胸部レントゲンは、基礎疾患がある場合のみ行いました)。
- 検診結果(2月28日現在)
患者さんやご家族392名に対して接触者検診を行い、結核の感染を示す検査結果を認める患者さんはおられません。
※2回目の検診は、結核感染の潜伏期間を考慮した対象者となっています。
なお、今後も引き続き、2回目未検診者に対する接触者検診を、小児科外来にて行って参ります。
最後に、今回の件につきまして、患者さん並びにご家族の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
本件にかかるお問い合わせ先
滋賀医科大学医学部附属病院 感染制御部
TEL 077-548-3660