H.Kanda

神田秀幸さん
1997年3月 島根医科大学(現 島根大学)医学部卒業。
2001年4月から2005年3月 滋賀医科大学院博士課程に在籍。

現在島根大学医学部環境保健医学講座教授。
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来たれ、未来の公衆衛生・予防医学界のリーダーたち!


現在の仕事:未成年者の喫煙・飲酒の全国調査研究成人のアルコールの有害な使用に関する実態調査研究、原子力災害下の一般労働者における予防行動に関する研究など 。
…………
滋賀医科大学大学院で学んだことすべてが、現在の自分の力になっています。滋賀医大大学院は、循環器疾患の予防を中心として研究することができます。私は在籍した間に、循環器発症登録研究、医療費研究、生活習慣病に関する国際共同研究、喫煙予防研究などに携わらせて頂きました。課題は多岐にわたりますが、すべてが循環器病の予防のためという一貫した研究姿勢が常にありました。 循環器発症登録研究では、病院の薄暗いカルテ室に入り、カビ臭いカルテを開きながら、脳卒中・心筋梗塞の記載や検査所見を検証・精査した経験をさせて頂きました。電子カルテになった現在では、この作業はほとんど無いと思います。しかし足しげく病院に通った日々は、公衆衛生の基本である”足で稼ぐ”フィールドワークの基本姿勢を学ばせて頂きました。医療費研究では、滋賀県国保連合会と共同して行うことができました。外部団体や各種委員会などと調整を行いながら、医療費の観点から生活習慣・生活行動と疾患の関係を明らかにすることに貢献することができました。近年ビッグデータの解析が盛んに行われるようになりましたが、そのさきがけとして、滋賀で手がけさせていただいたことは自分の自信につながっています。また、生活習慣病に関する国際共同研究では、中国やアメリカとの研究者との国際共同研究のお手伝いをさせて頂く機会を得ました。中国内モンゴル自治区における遊牧民と農民の生活習慣病研究では、実際現地に足を運び、モンゴル民族の生活や労働を目の当たりにしたことは貴重な経験となりました。モンゴル民族の人々と同じ食事をし、遊牧民の住む移動式住居での生活を体験させてもらったことで、私のフィールドワーカーとしての基礎を育てて頂いたように感じています。日米の冠動脈疾患比較研究では、国際共同研究の進め方や研究者間の調整など研究を進める上での留意点を多く学ばせて頂きました。喫煙予防研究では、未成年者の喫煙開始防止に興味をもった私は、小・中・高校および養護教諭会、PTA向けなど40回以上の防煙教育の機会を頂きました。滋賀県草津市立教育研究所から、警察官・教師・医師の自主勉強会の医師代表メンバーに選んで頂き、業種を越えて青少年健全育成に取り組むことができました。こうした活動を評価して頂き、その後、未成年者の喫煙・飲酒全国調査の研究者として選出され、現在まで全国調査メンバーとして関わらせて頂いております。滋賀医大大学院では、多くの出会いがあり、良き師匠・良き仲間に巡り合うことができました。この講座から、公衆衛生分野に多くのリーダーを輩出されていることは特筆すべきことと思います。他大学卒業生の私に対しても、平等に研究やフィールドワークの機会が与えられました。研究に対する思いやチャレンジ精神、関わる姿勢が評価される滋賀医大は、私にとって大切な”母校”になっています。充実した大学院生活があったからこそ、今の自分があります。育てて頂いた滋賀医大の先生方、講座関連の先生方、支えてくれた仲間の皆様、そして地域の皆様に心から感謝しています。
来たれ、未来の公衆衛生・予防医学界のリーダーたち!滋賀医大はあなたの未来を応援します!

Professor Sohel R. Choudhury (Bangradesh)


I did my graduate studies in the Department of Health Science of Shiga University of Medical Science during 1991 to 1996 as a Research Student and obtained the Degree of Doctor of Medical Science in 1996. Though the initial few months in the department was very challenging for me, I was very fortunate to have guidance of Professor Ueshima and other faculty members of the department. I was very much benefitted by the system of learning by doing approach of the research studentship program of the University. The scope of analysis of rich data sets of different occupational and community screening program with a focus on cardiovascular diseases risk factors actually shaped my thinking about cardiovascular disease epidemiology. The department’s rich network with national and international research groups provided ample opportunities for interaction with world renowned cardiovascular diseases epidemiologists. I am also indebted to all staff of the department for the care they provided during my stay as foreign student and researcher. Currently in Bangladesh I am working as a Professor of Department of Epidemiology & Research at National Heart Foundation Hospital and Research Institute. My rich research training and experience in Japan Is still guiding me in taking research projects for prevention and control of cardiovascular diseases in Bangladesh.

nameSohel Reza Choudhury
Professor of Department of Epidemiology & Research at National Heart Foundation Hospital and Research Institute

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