2018年2月19日から3月17日の約1か月間、Imperial College Londonにて海外研修をさせていただき、大変貴重な経験を得ることができました。
　研修では、講義への参加と、当時の研究課題をプレゼンし先生方からご意見をいただきました。講義内容ですが、Business SchoolおよびMuster of Public Healthコースの授業に参加し、健康政策の直面する問題はなにか、それをどう解決するか学生との活発な意見交換を行いました。また、eHealthの最新の知識を学び、新たな知見を得ることができました。ヨーロッパだけでなく世界各国から多くの学生が学びにきており、学生の積極性の違いに大変刺激を受けるとともに、とてもフレンドリーに迎え入れてくれたことに感謝するばかりでした。国籍や専門性も多岐にわたる皆さんとの交流の中で、考え方の多様性を改めて感じ、私自身の視野も広がったように感じました。また日本人学生、研究者の方々との出会いもありました。世界で活躍される日本人の皆さまのお話を伺うことができ、非常に有意義な時間となりました。
　海外で生活をする経験を得たことも私の中で大きいものとなりました。ヨーロッパの建築や美術品の美しさに感銘を受け、登下校時には緑に溢れた公園を眺め癒されたりと、心豊かな時間を過ごすことできました。また、私は管理栄養士の資格をもっていますので、食文化を実際に肌で感じられたことも興味深かったです。他校London School of Hygiene and Tropical Medicineで行われたセミナーにも参加し、消費者の食品選択に影響するnutrition labellingの研究についても学びを得ました。ロンドンでは、すでに調理された食品がスーパーに多く並びますが、いかに消費者を健康的な食品の選択に導くのか、興味深い内容でした。栄養に関心のある参加者の活発な意見に触れることのできた経験でした。
　海外で過ごした1か月間は、研究者として学び多い経験であったとともに、魅力的な人や物に刺激を受け、同時に心豊かになる時間を過ごすことができました。Imperial College Londonのスーパーバイザーの先生には、大変お世話になり親切にご指導をいただきました。この経験を、今後研究や将来の仕事に生かしていきたいと思います。 　最後に、海外研修を行うにあたり大変お世話になりました皆さまに、心より感謝申し上げます。