愛しのコンパクトマック


目次


  • 愛しのSE/30
  • 愛しのカラークラシック


  • 愛しのSE/30


     マッキントッシュをパワーONしたときに、微笑んでくれる可愛らしいマーク。これはPPC604eのマックでも同じです。お馴染みのこのマークこそコンパクトマックそのものです。8ビットCPUである68000を搭載した128K, 512K, Plus, SEと続いたこの製品ラインは、68020搭載のMac IIが発売されてからもSE/30, Classic, Classic IIと継続して作られてきました。白黒でしかも画面サイズが小さいこれらのマックがなぜこんなに愛されてきたのでしょうか?その答えはこれらを使い続けてきた人々の心の中にありますが、一人一人少しずつ違うのではないかと思います。ちっちゃくて可愛らしいから、MacOSがユーザフレンドリーで使いやすいから、WYSWIGが便利、それにも増して当初より色々な周辺機器を付けることによって、様々なユーザの要望に応えてくれたことがあります。このモノクロコンパクトマックの中でも最強のマシンが、68030を搭載しているSE/30です。SE/30といえばマッキントッシュの数々の製品の中で名機を5つ上げろと言われたら、その中に必ず入ってくるマシンかと思います。SIMM Slotを8本有し、アップルは保証外ですが、30pin 16MB SIMMを8枚積むことによって128MBの巨大メモリー空間を持つことも可能な、小さなビッグヒーローです。  このビッグヒーローが私の手元にやってきたのはちょうど2年前の95年4月のことです。私の大学の先輩でマックの雑誌のライターもしておられるN先生に使わなくなったSE/30を幸運にもただで譲っていただいたものです。そのSE/30にはインターウェア社の外部モニター用のグラフィックカードが入っていましたが、メモリは8MBでハードディスクは入っていませんでした。すぐさま730MBのハードディスクとEthernet cardを注文し、インストールしました。某社で購入したのですが、SE/30用と注文していたらハードディスクをSE/30に固定するための金具が付属しており、大助かりでした。私の所では95年2月よりIIcx上でNetBSD/mac68kをサーバーとして稼働しています。NetBSDのテストとネットワーク管理の補助を考え、このSE/30にもNetBSDをインストールしました。MacOSのパーティションは約200MB、残りはNetBSDに割り当てました。当初よりSE/30では安定してNetBSDは動作していました。当初8MBで動かしていましたが、X11R6を動かすとスワップが頻発し、同じ68030/16MHzのIIcxに比べかなり実行速度が遅かったので、メモリを32MBまで、増設しました。ロジックボードを取り出してメモリを増設する手順は最強のSE/30を創る会のホームページを参考に行いました。メモリーを増設すると本当にXもさくさく動くようになりました。

    パワーアップ

     普段も十分使えるSE/30ですが、人間の欲望には限りがありません。もっと速くしたいという欲求からアクセラレータボードを探していましたが、なかなかいいものが見つかりません。というのもMacOSが速く動くことも必要ですが、NetBSDが動くことも重要なポイントです。また、SE/30は拡張ボードがさせるのはPDS slot1つだけですので、Ethernet cardを使おうとすると、PDS slotのスルーの端子を持ったものでなければいけません。スピードのみを狙うならば間違いなく68040(ないしはPowerPC)ですが、この二つの条件を加味するとDiimo 030/50MHz with FPUしかありません。このボードは68030ながら、CPUクロック50MHzという、IIfxを上回る最強の68030にno waitのSRAMを64kB積んだ強者です。アメリカの通販業者から直接$249.00で購入しました。早速、ボードをインストールしてみましたところ、多少懸念していた電源容量不足の兆候もなく、非常にスムーズに立ち上がりました。ちょっとソフトを走らせてみると明らかに速いのが分かります。ベンチマークソフトで計測してみました。

    オリジナルSE/30とDiimo 030/50MHz FPUの比較

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    クロック速度が16MHzから50MHzになった以上に速くなっていることが分かります。このベンチマークソフトで1.0というのはQ605(25MHz 68040)を基準にしての相対速度です。25MHzの68040に比べて80%程度の速度が出ています。Ethernet cardも無事使えています。試しにNetBSDを立ち上げてみました。全く何もなかったかのように立ち上がっていきますが、その速度は非常に速くなっています。Xを動かしてみると、速度が激変していました。これを見ていると、NetBSDのサーバーにしているIIcxにも付けてやりたくなってしまいました。このボードのコストパフォーマンスは非常に優れており、特にSE/30にEthernet cardや、gray scale adaptorなどを付けたい人には最適と思われます。
     現在の所のこのSE/30の使い道ですが、隣りに640x480のColor Classicが並んでいることもあり、専らNetBSDを一時的にたち上げてサーバー管理をしています。NCSA telnetなどのMacOS上のソフトでログインするとPPCマシンでも遅くていらいらしますが、NetBSD上のXで操作すると全くフラストレーションがありません。世界最小のX windows systemを楽しんでいます。(いや、世界最小はToshiba Librettoに負けたか?)

    愛しのカラークラシック


     第一内科の某T先生は以前よりマッキントッシュカラークラシック(通称カラクラ)を医局の机の上に置いて論文執筆等々をしておられましたが、ある日忽然と机の上からカラクラが消えていました。数カ月前にパワーブック5300CSを購入され、いつも持ち歩いて使っておられますので、さすがにカラクラの遅さに愛想を尽かして家に持って帰られたのかと思い、尋ねてみました。家に持って帰っても使い道がなく、お子達のゲーム用にも使われておらず、完全に眠っているとのこと。私はこれ幸いと譲っていただけないかとお願いしたところ、なんとただでいただくことになりました。私はカラクラは現在では完全なコレクターズアイテムになっており、熱心なファンが様々な改造をして実用に供していることをインターネットのホームページで知っており、機会があれば是非入手したいと思っていたところでした。
     ご存じのようにカラクラは10インチのトリニトロンカラーモニターを備える一体型コンピュータで、コンパクトMacと呼ばれるカテゴリーの最後の製品です。しかしながら、そのころからのアップル社の商品開発ストラテジによって、ロジックボードの基本的なコネクタなどの配置は共通にして製品開発を行っていったおかげで、苦もなくLC575(13インチモニターを備えた一体型コンピュータ)のロジックボードを挿入して使用することができます。実はアップル社にもカラクラの筺体にそのまま68LC040を載せて出そうと言う構想はあったそうで、その開発コードネームは"Mystic"だったそうです。カラクラの筺体ではCD-ROMを内蔵するのが困難であることと、10インチの画面ではいわゆるマルチメディアに対応するのに困難があるため、13インチモニターを備えたLC520/550/575のシリーズへ移行し、"Mystic"は幻のマシンになってしまいました。カラクラはSE/30等モノクロコンパクトMacに比べて、カラーCRTが長いため筺体の前後長は伸びてしまいましたが、省スペースであることには変わりなく、これでパフォーマンスがそこそこあれば現在でも十分に使える製品だと思います。このようにカラクラを心から愛し、かわいがっている人たちの中から、カラクラをパワーアップして蘇らせようと努力を重ねる人々が現れ、その方達の努力の結晶として、現在世に出ているような改造カラクラが存在するわけです。その方達は自分たちの研究の成果を無償で一般に公開しておられます。しかしながら改造にはリスクは付き物ですので、"at your own risk"で改造できない人はこの改造をすべきではありません。また、ショップなどが手数料を取って改造を代行するのも、研究を一般公開して下さった方達の意図とは異なっており、このようなショップに改造を依頼するのは研究を一般公開して下さった方達のご好意を踏みにじるものですので厳に慎むべき事です。あくまでも"at your own risk"であることを忘れないで下さい。

    カラクラからMysticへ

     さて、私のカラクラはといいますと、カラクラを入手できることが分かった段階でLC575のロジックボードを入手しました。(なんと、本体より先にロジックボードの方が来てしまったんです。)手元にあった256kBのVRAM2枚と16MB 72pin SIMMを差し込んで準備万端でカラクラの到着を待ちました。カラクラが来るとまず、システムイネーブラー065をシステムフォルダーに入れました。このイネーブラーはカラクラにLC575ロジックボードを入れて、システム7.1で使う場合に必要なものです。オリジナルの状態でSpeedmeter4.0で体力測定です。そして68030/16のロジックボードを抜き取り、早速LC575のボードを入れてみました。よく見ると背面のI/O Doorの形状が異なりI/O Doorはつけずに、ADBポートを接続し、スイッチオン。  ボーンという起動音とともに、カラクラは難なく立ち上がりました。フォルダーを開いてみます。フォルダーを開くだけでもスピードが違います。また、Speedmeterで測定です。先程は数分かかっていたベンチマークもスイスイ進んでいきます。

    オリジナルカラクラとカラクラ575("Mystic")の比較

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     ベンチマークの結果はご覧の通りで、ベンチプログラムにもよりますが、5倍から10倍!早くなっています。まさに桁違いの早さとはこのことです。CPUが数値演算プロセッサ(FPU)なし68LC040/33であるため、数値演算に関しては3倍程度しかでていませんが、「これは最新のソフトでも十分に使える!」と確信しました。
     動作が確認されると次のステップに行きたくなるのが人の常です。取りあえず、パワーアップに励むより、背面のI/O Doorの開けっ放しが気になって仕方がありません。通の人々はLC575の背面ドアとカラクラの背面ドアの2枚を2個1にして作るのだそうですが、私は一から自作する道を選びました。詳細はここに書いてありますのでご覧下さい。

    更なるパワーアップ

     ネットワーク環境にいるとどうしてもMacをネットワークに繋ぎたくなってきます。LC575をCommunication Slot(通称CSスロット)を備えているので、LC-PDSスロットを占有することなく、Ethernet cardを入れることができます。私はReudoのCS用のカードを購入し、取り付けました。これでネットスケープも使えるようになりました。
     CPUの方のパワーアップですが、2通りがあります。一つは68LC040を68040にして数値演算などを早くする方法と、PowerPCのアップグレードカードを差す方法です。そしてそのどちらにも禁断の木の実としてクロックアップがあります。秋葉原や日本橋を色々さがして歩きましたが、なかなかLC用のPowerPCアップグレードカードは見かけません。(NUBus用ならまだまだ見かけるんですが)MicroMac社よりLC用のPPC604カードが出るという話もあるため(97年4月現在、まだ出荷されておりません。)、それを手に入れば使うということで、取りあえず68040を入れることにしました。秋葉原を探し回ったあげく、ようやく68040/33を見つけました。68040/25でも放熱を十分に行えば使えるとのことですが、PPCカードを入れたりしたときに放熱器が邪魔にならないように、放熱器なしで使える68040/33を購入しました。68040を探して秋葉原を回っているときに、あるショップで見慣れたカラクラが置いてあるのを見つけました。よく見てみると画面が非常に精密でフォントが非常に小さく表示され、ネットスケープが立っていました。「これがうわさに聞く640x480モードか!」と感動しました。ネットスケープをさわってみると、本当にさくさく動いているので、おそらくLC575のロジックボードを入れたマシンと思われ、LC575のVGAモードと推察しました。カラクラの改造のホームページで高解像モードの話は知っていたものの実物を見る感動は大きく、プリントパターンを切ったりする改造であるので少し後込みしていたのですが、是非VGAモードにしたいと思うようになりました。調整時に感電したり、ボードを壊したりしないためのコアドライバーを購入しました。
     もう、こうなるといてもたってもいられない状態になってしまいました。まず、CPUを68LC040から、68040への交換は非常に簡単です。ほんの数分の作業で完了しました。その状態で一度立ち上げてみます。TechToolで確認したところ、確かにCPUはMC68040になっています。次はVGA化の改造です。"MYSTIC ROOM"のホームページを開いたまま、改造を進めていきました。改造を始めてから約1時間で完成。仮組立でたち上げると、ちゃんと640x480ラインで表示されます。思わず「やったぁ!」と声が挙がりました。表示を適正にするための調整はかなり手間取り、約1時間ぐらい粘りました。余り表示領域を欲張るのはアナログボードに良くないそうなので、欲張らずにきれいに表示できるところで止めておきました。アナログボードから「チーチー」いう音が出ているのも良くない兆候といわれていますが、私のはかなり音が小さいようですので無視することにしました。システムも7.5.5をインストールし、色々ソフトを走らせています。現在の状態でベンチマークをかけてみると次に示すような数値が出ています。

    オリジナルカラクラとカラクラ575/FPU/VGAの比較

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    FPU導入の効果が如実に出ています。そこで、私がいつも使っているPowerMac 8100/80AVとどのぐらい差があるのかを見てみました。PowerPCネイティブとで比較すると雲泥の差がありますが、68kのエミュレーションコードを8100で走らせたときのベンチマーク結果にははっきり言って驚きました。

    カラクラ575/FPU/VGAとPM8100/80AVの68kエミュレーションの比較

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    とカラクラの方がグラフィック関係を除いて早くなっています。これはあくまでも68kのコードで書かれているプログラムを8100で実行した場合の結果ですので、最近のFat binaryのソフトを走らせると、当然ながら8100の方が速くなっています。

    MysticからPowerMysticへ

     最近ひょんな事からDaystar社製PowerCard 601/100を譲っていただくことになりました。このカードはLCシリーズ用のPowerPC Upgrade cardの中でも最も高性能のもので、100MHzのPPC601を積んでいます。これを積むと最強のカラークラシックの仲間入りです。ルンルン気分で基盤をインストールしました。放熱板がやたら大きいのが気になります。ボーンと言いながら立ち上がり、コントロールパネルでPowerPCに切り替えて、システム終了。再びスイッチオン。「ブワーン」というようなPowerPC特有の暗い音でシステムは立ち上がりました。ウィンドウを動かしたりしていると、画面にゴミが残ります。システムが合っていないのかなぁとDaystarのボードに付いてきたSystem 7.5(E)で立ち上げないといけないのかなぁと思っていると、バスエラーを出してフリーズしました。この間約15分でした。再立ち上げをしようとしてもバスエラーで立ち上がりません。ついにはsad Macまで出てしまいました。(因みにPowerMacのsad Macの音はアルペジオ音でなく、「ジャジャジャー」という音です。音階は「ソ・ミ・ドー」かな?絶対音階のある方教えて下さい!)もしやと思い、スイッチオフにて15分ほど待ってから、再立ち上げを試みると見事に立ち上がります。しかしながら、画面にゴミは残りますし、10分ぐらいするとまたもやバスエラー!
    「やばい!これが熱暴走というやつか!」近くにあるDOS/Vショップにロジックボードごと持って行きました。CPUクーラーは1種類しかなかったので、それを2個購入して帰りました。CPUクーラーをファン単体にバラした後、放熱板にどのように取り付けようかといろいろと悩んでいました。一番良いのが、放熱板にドリルで穴を空けてタップを切ってネジ止めするのですが、なかなかタップを切ってみようという元気が起こりません。結局ファンの4隅の穴に針金を通して、放熱板を留めている十字の金具の所で留めることにしました。
    ファンの電源は迷わずハードディスクのパワーサプライです。筺体を空けて、HDDの電源の所にカプラーを挟み込みました。カラクラのハードディスクはロジックボードから見ると2階にありますので、直接接続してしまうと、ロジックボードの抜き差しするごとにHDDの電源を抜かなくてはいけません。そこでファンから出たところでファンの電源コードを切断してカプラーを挿入しました。
    PowerCard 601はかなりの電流食らいのボードであり(だから発熱もすごい)、それだけでも電源が不安なのに12V 0.9W(つまり75mA)の電流を食うファンを付けなくてはいけないとのことで、電源が非常に不安です。「ええい!行ってまえ!」ということでスイッチオン。順調に立ち上がります。画面に何のゴミも残りません。そのまま使っていても、全く何の問題も起こりません。

    カラクラ575/FPU/VGAとカラクラPPC601/100MHzの比較

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    カラクラ575/FPU/VGAとカラクラPPC601の68kエミュレーションの比較

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    68kのエミュレーションには有名なSpeedDoubler2.0を使用していますが、オリジナルの68040よりもかなり高速になっていることが分かります。直接比較は載せていませんが、グラフィック関係を除いてPowerMac 8100/80の20%アップの性能が出ています。
     今は取りあえず改造はここで止めて置いて、本来の目的であるMacを使って、また楽しむことを堪能したいと考えています。クロックアップも非常に魅力的で興味はあることはありますが、現時点では考えていません。ハードディスクの容量アップも補助電源ユニットの搭載と同時に行わないと電源容量を超えてしまう可能性が高く、今の所はペンディングです。

    夢は広がる

  • 内蔵CD-ROM

     この上カラクラにどんな機能があったらいいかなって考えてみると、やはり内蔵CD-ROMではないでしょうか。MacExpoでも展示されていたそうですが、あれだけきれいに仕上げるのは難しそうですね。最近ときどき見かける薄型のIDEのCD-ROMがありますが、同じサイズのSCSI用があればなぁと思ってしまいます。LC630/PM6300のロジックボードを使ったカラクラ(Takky)なら、IDEインターフェースを備えているので、IDEをCD-ROMに回してHDDを2.5インチのSCSIにしてしまえば、収まるかなとも思います。ケースの横にCDの口を開けるなんて言う発想は邪道かしらん?SUNのワークステーションなんか横口ですよね。

  • 内蔵ビデオカメラ

     数年前最初にカラクラを見たときに内蔵マイクを見て「ひょっとしてビデオカメラ?」と思ったことがありますが、内蔵マイクの場所にカメラを入れるとCU-See Meなんかをかっこよくできるんではないかなって思います。その前に画像取り込みボードを入れる必要があるので、Takky化するか、LC-PDS用の画像取り込みボードを入れないといけません。
  • いずれも私の技術力ではかなり困難があるようです。(笑)

    カラクラに出会って

     マッキントッシュは私にとっては侵すべからざるマシンでした。ソフトウェア的にもMS/DOSのプログラミングに比べると非常に難しいですし(私はTurbo Pascal/Aseemblerの愛用者です)、ハードウェア的にもATコンパチ機のような手軽さはありません。確かに今まで、メモリの追加や、HDDの入れ替え、ボードの追加、CD-ROMの入れ替え、ロジックボードの入れ替え(十分にやっているという気もしますが)など、主にコネクタを取り外して付けるだけの作業しかしてきませんでした。LC630のロジックボードを6300/120に替えたときは、PPC専用ソフトが動くようになって、それなりの感動もあったのですが、カラクラが640x480で動いたときはその比ではありませんでした。基本的にコンパクトMacが好きなのも原因なのですが、こんなかわいい筺体で、こんなにきれいに表示されるというのは何者にも替えがたい喜びがあります。すでに確立している手法をまねただけの私の苦労などは、この方法を研究開発された方々のものに比べると微々たるものですが、アナログボードを外してプリントパターンを切って、ジャンパーをとばすというリスクを背負っての作業を行ったというのも感動を助長しているものと思われます。私はMacを使っていて、カニ目を修理して走り出したときの感動や真空管アンプを作って初めて音が出たときの感動を味わったことがありませんでしたが、今回初めて得ることができました。このカラクラは私の手足となって末永く愛用されることはこの時点で決定づけられました。