ごあいさつ

国立大学法人滋賀医科大学 学長 上本 伸二

第50回若鮎祭の開催おめでとうございます。

年に一度の学園祭は、これまでに大学で培った友情を結集して、みんなで楽しみながら若い情熱を前向きに表現する場です。同時に、これまでの学生生活を支えていただいた多くの人々に感謝を示す機会や、大学の先輩達との繋がりを強くする機会でもあるため、これまでの若鮎祭のあり方を踏まえながら新たな創意工夫を積み重ねてください。

今年は滋賀医科大学開学50周年の年であり、若鮎祭のテーマは「あゆめ、次の50年へ」と、未来に向けたメッセージです。そう、これからの滋賀県や日本の医療を引っ張っていくのは若いあなたたちです。開学50周年記念事業の準備には、多くの学生たちに参加してもらい、中庭・学生食堂のリニューアルや同窓会ラウンジの新設が完了しました。各施設の名称は、学生からの提案により、それぞれ「さざなみガーデン」、「SUMS(サムス)キッチン」、「湖医会ラウンジ」に決定しました。これらの施設は職種を超え、また時代を超えて学生、教職員、そしてOB・OGや地域の方々が「憩い」「集い」「つながる」場所となることを期待しており、この場所で新たな若鮎祭が開催されることを、とても楽しみにしております。また、開学50周年記念事業準備委員会の学生企画WGでは、マスコットキャラクターの「しがいたん」やキャッチコピー「AYUもう新たな医療の発展に!!!」を学内公募のうえ作成してもらいました。これからの滋賀医科大学を大いにアピールしてください。

最後になりましたが、第50回若鮎祭の準備・開催にご協力くださいました教職員の皆さま、同窓会「湖医会」の皆さま、医学科・看護学科後援会の皆さま、学外からのご支援を賜っております地域の皆さまに深く感謝申し上げます。

滋賀医科大学 教育・学生支援等担当理事・副学長 松浦 博

令和6年度若鮎祭の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。今年は滋賀医科大学開学50周年、看護学科開設30周年という節目の年にあたります。若鮎祭のテーマも、これまでの50年の歴史を振り返りながら今後の50年の歩みを見据えて「あゆめ、次の50年へ」にされたと思います。

今年度も若鮎祭に多くのOB・OGの先輩方がお越しになります。是非この機会にこれまでの滋賀医科大学の歴史を作ってこられた先輩方に積極的に話しかけてください。先輩方も学生の皆さんとの交流を大変楽しみにされており、いろいろ貴重なお話しをしてくださると思います。学生の皆さんには先輩方との交流を通してこれまでの滋賀医科大学の歴史を学び、次の50年への出発点にしていただきたいと思います。

また、若鮎祭には多くの地域の方々もお越しになります。この若鮎祭をこれまで本学の発展を温かく見守りご支援くださいました地域の皆さまに改めて感謝の気持ちを伝える機会としてください。

この若鮎祭では、実行委員会の学生さんを中心に皆さんでいろいろ話し合いお互いに協力して、これまで以上に思い出に残る若鮎祭を作り上げてください。滋賀医科大学は病気などで苦しむ人々のために働く医療者を目指す学生たちの集まりです。学生同士がお互いを尊重して支え合うという温かい学内の雰囲気を作って、滋賀医科大学の文化として定着させてくれることを強く期待しています。

最後になりましたが、令和6年度滋賀医科大学若鮎祭の開催に向けて温かくご指導・ご支援くださいました湖医会の皆さま、本学の教職員の皆さまに厚くお礼申し上げます。

同窓会「湖医会」会長 永田 啓(医学科2期生)

今年も無事に若鮎祭が開催できることになり、おめでとうございます。

今年は滋賀医科大学創立50周年を迎える年です。この50年の間、滋賀医科大学では、すばらしいことから大変なことまで、本当に沢山の出来事がありました。その都度、大学の教職員も学生も大学内外の先輩たちも、時には多くのまわりの方々もまきこんで、心からよろこびあるいは悲しみ、悔しい思いをしたり、がんばったり、あきらめずに立ち上がったり、と時代を乗り越えてきました。そうした時間の中で、若鮎祭は、在校生や卒業生の思いをのせて、開催が継続されています。これは、すばらしい事です。もともと、若鮎祭は大学が年間行事としてはじめたものではなく、学生達が考え計画し、大学に提案し交渉してはじまったものです。大学から行事としてやらされているのではなく、自分たちが自分たちのやりたいという思いで行なっているもので、その活動は時代をこえて、現在までつながっています。自分たちがやりたい若鮎祭を企画し、うまくいったり思ったようにいかなかったり、試行錯誤を繰り返したりといったさまざまな経験は、後になって考えると、いろいろな形で自分の人生に役にたっています。学生時代の友人や仲間とすごした時間は、今現役で思っているよりも、とても大切なものになります。

今回は多くのOB・OGも若鮎祭とホームカミングデーに参加できると思いますので、みなさんといろいろな話ができればと思っています。気軽に話しかけてもらえると先輩達はみんな喜びますので、よろしくお願いします。

過去の50年にとらわれることはありません。新しい若鮎祭に期待してます。

つぎの50年へ向けて、どんどん新しい事にチャレンジし、次の滋賀医科大学を作って行く原動力にしてください。がんばって楽しめ、後輩たち!!

医学科後援会会長 会長 仲成幸

「第50回若鮎祭」開催おめでとうございます。

記念すべき第50回を迎えるにあたり、実行委員会を中心とした多くの関係者の皆様方のご苦労とご努力に対し心より敬意と感謝を申し上げます。

「若鮎の二手になりて上りけり」正岡子規が明治18年(1885年)から明治25年(1892年)の間に、出身地である伊予松山の川で詠んだものです。また、夏目漱石が「若鮎の焦つてこそは上るらめ」という句を、明治30年(1897年)に親友である子規に添削を依頼しています。いずれも、若鮎が群れ集まりながら激流を必死に遡上する姿を活写した名句です。およそ130年の時を経て、お互いに才能を認め合う若い二人が若鮎にたくした思いが伝わって来るようです。さて、同じ1867年生まれの二人ですが正岡子規は結核で34歳、夏目漱石は胃潰瘍で49歳の若さで亡くなります。二人が素晴らしい作品を作りながら長年闘った病も今は克服されているのですが、これから来る次の50年ではDX、AIの進歩などにも助けられてさらに多くの病気が克服されていると思います。しかし、2070年には少子高齢化が進み日本の人口は8,700万人程度になるなど、医療を取り巻く環境も大きく変わっているものと思われます。

これから激流に挑む若鮎たちがしっかりと育ち、次の50年を存分に活躍できるよう、後援会として支援を行いたいと思っております。最後に、仲間と作り上げる若鮎祭が素晴らしい学園祭として盛り上がることをお祈り申し上げます。

若鮎祭実行委員長 井上朝陽

若鮎祭実行委員長の井上朝陽です。

今年度も昨年と同様にコロナによる制約を受けない若鮎祭を開催することができ、大変嬉しく思っております。今年度のテーマは「あゆめ、次の50年へ」に決定しました。今年で本学50周年という大きな節目を迎え、滋賀医科大学の伝統を受け継いでいきながら次の50年へ良いバトンを繋げようという思いが込められています。是非とも若鮎の逞しい遡上のように成長していく私達、滋賀医科大学のあゆみを見届けて欲しいと思います。

今年度は中庭、食堂など様々な部分がリニューアルされ、全貌がなかなか見えないまま計画を立てていくことが多くありました。その中でも先生方、先輩方、学生課の方々をはじめ、学校関係者、地域の皆様、そして、医学科3年、看護学科2年の皆さん、若鮎祭の開催のために多大なご支援、ご協力をいただき、本当にありがとうございました。

そして、若鮎祭を通じて学年間、学科間、同窓生間の繋がりをより強固なものにし、力を合わせて一つのことを成し遂げていくことで滋賀医科大学が掲げるチーム医療の礎を作る良い機会となればと考えています。本日はそのような本学の魅力を感じていただければと思います。ぜひお楽しみください!!

学生自治会常任委員会 委員長 松野 千紗

本日は第50回若鮎祭にお越しいただき誠にありがとうございます。

今年も昨年に引き続き外部の皆様をお迎えし、若鮎祭を開催することができました。各部活が趣向を凝らした出し物や展示を用意し、訪れる皆様をお迎えします。楽しさや感動を共有できればと思います。

また、学祭は私たちの成長の場でもあり、学科・学年を問わず若鮎祭を創り上げるために各自が活発にコミュニケーションを取ってきました。その中で培われた問題解決能力や協調性は必ずや医療現場で活躍する際の糧になると信じております。

さて、今年は本学が開学50周年を迎えました。開学と同時に創設された学生自治会もまた同様です。若鮎祭の開催支援はもちろんのこと、学生の意見を日々取り入れながら、より良い学生生活の実現のために学生自治会は議論を進めてまいりました。これからも学生のニーズに応え続けるよう精進してまいります。

最後になりますが、今年度の若鮎祭の開催に多大なるご協力とご支援をくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。また、若鮎祭が正常に開催されるまでの期間、伝統の継続に携わってくださった方々にも改めて御礼申し上げます。