平成29年度日本肝臓学会市民公開講座
       〜肝臓がんにならないために〜

2017年9月3日(日) 会場:東近江総合医療センター きらめきホール

 日本肝臓学会では肝臓がん撲滅のため、毎年各都道府県で医療講演会や公開講座等を実施していますが、滋賀県では今年、東近江総合医療センターにおいて、一般市民を対象とした市民公開講座を開催されました。
 同センター井上院長からは「肝炎治療助成については、最近よくコマーシャルでも流れるし治療方法も進んでいる。今日はみんなで一緒に勉強していきましょう」と開会の挨拶があった後、滋賀県薬務感染症対策課の松木さんより、滋賀県の肝炎対策や保健所でのウイルス検査の詳細、万が一肝炎に罹患した場合の医療費助成制度について説明がありました。
 続いて同センター消化器内科の伊藤先生からは、肝臓の働きや肝炎になった場合の栄養の取り方について、同・神田先生からは最新の肝炎治療について、同・総合内科の杉本先生からはご自身の経験をもとにした体験談の講演がありました。
 9月の秋晴れの午後、会場には100名を超える一般参加者、医療関係者にお集まりいただきました。ご協力いただきましたアンケートには、「肝臓以外の他の病気についても、こういった公開講座を開いてほしい」といった声が多く寄せられましたが、同センターでは11月12日(土)に、消化器内科、循環器内科、神経内科の各専門医による市民公開講座を予定しています。次回もたくさんの方のご参加をお待ちしております。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アンケート感想より
・家族に肝硬変と診断されているものがおりますので、大変参考になりました。
・肝臓に関する治療が進み、ウイルス性肝炎が完治できる日がくることを願っています。
・自分の病気と向き合うためにもいい講座でした。ありがとうございました。

プログラム

肝腎かなめの大事な臓器〜肝臓と働きと栄養のはなし〜

東近江総合医療センター消化器内科医長(総合内科学講座講師):伊藤明彦先生

肝炎治療NOW!!〜肝炎治療はこう変わった〜

東近江総合医療センター消化器内科医師(総合内科学講座助教):神田暁博先生

父が肝臓ガンと診断されて、腎臓の専門医である私が考えたこと

東近江総合医療センター総合内科部長(総合内科学講座准教授):杉本俊郎先生