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滋賀医科大学長:馬場忠雄
Tadao Bamba
E-mail: gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
   
滋賀医科大学開学40周年記念式典式辞
 
平成26年10月3日
学長 塩田 浩平(しおた こうへい)
 

 本日ここに、文部科学省高等教育局法人支援課企画官吉田光成様、滋賀県知事三日月大造様、各大学学長の皆様、滋賀県ゆかりの衆参両議院議員の皆様をはじめ、多数のご来賓のご臨席を賜り、滋賀医科大学開学40周年記念式典を挙行できますことは、本学の卒業生、教職員ならびに学生一同にとって大変光栄なことであり、ご来賓並びに関係各位に心より厚く御礼申し上げます。


 滋賀医科大学は、昭和49年10月1日にわが国81番目の国立大学として、滋賀県守山市の仮校舎で開学し、翌昭和50年4月1日に第1期生100名を迎えました。滋賀県唯一の医学系大学として開設された本学は、医療人材の育成と地域医療への貢献を使命として発足し、昭和51年8月に仮校舎から現在の大津市瀬田の本校舎に移転、同53年10月には附属病院が開院いたしました。

 初代学長、脇坂行一先生の下、地域に根ざした医療、福祉の向上という、本学が目指す方向性の基礎が築かれました。草創期には、教職員と学生がこの滋賀の地にすばらしい医科大学を作るとの理想に燃え、幾多の苦難を克服しながら一丸となって頑張られたことが、往時の記録や関係者のお話から窺い知ることができます。昭和50年4月に開かれた第1回入学宣誓式において、脇坂学長は「従来の慣習にとらわれない新しい構想の医科大学を創り、大学のもつ教育、研究、診療の水準は地域や日本に誇りうるものをもちたい」と熱い決意を述べておられます。

 その後、第2代佐野晴洋学長、第3代岡田慶夫学長、第4代小澤和恵学長、第5代吉川隆一学長、第6代馬場忠雄学長の歴代学長のリーダーシップのもと、本学は着実に発展を遂げてまいりました。昭和56年には大学院医学研究科が、平成6年には看護学科が設置され、したがって、今年は看護学科の創立20周年の記念すべき年でもあります。

 40年間に本学を巣立った卒業生は、医学科3,304名、看護学科1,168名に上り、全国の医療機関、大学、研究機関、行政機関などで活躍しております。卒業生の三分の一が滋賀県下で医療に従事しており、滋賀医科大学出身者が滋賀県の医療の中核を担っているといってよいと思われます。また、滋賀医科大学出身の医師、看護師等の社会における評価は高く、我々の誇りとするところであります。

 創立30周年の平成16年には、国立大学の法人化という歴史的な変化を経験いたしました。それまで国立大学として国の全面的な保護と指導のもとに運営されてきた大学は、6年ごとに中期目標・中期計画を策定し、自らの創意工夫によって大学を運営することになりました。それによって教育・研究活動の自由度が増したという大きな利点がありましたが、同時に、財政面をはじめとして大学運営全般に自助努力が重要になって参りました。

 法人化以後の十年間に、滋賀医科大学は神経難病研究やカニクイザルを用いた研究など、特色ある研究を重点的に発展させてきました。昨年度は「アジア非感染性疾患超克プロジェクト」が博士課程教育リーディングプログラムのオンリーワン型に採択され、関連の研究施設として「アジア疫学研究センター」を開設いたしました。

 附属病院では、病院スタッフの努力によってこの10年間で病院収入を1.5倍以上に増加させました。2年前には、国のご支援をいただいて附属病院の再開発を完成させ、昨年度にはロボット手術装置「ダ・ヴィンチ」を、本年1月にはPET-CTを導入いたしました。また、本年6月には、附属病院構内にヘリポートを設置し、広域の救急医療、急性期医療に迅速に対応できる体制を整えています。わが国はこれから急速な人口高齢化を控えており、医療を取り巻く環境も大きく変化すると思われますが、滋賀県唯一の大学病院、地域の基幹病院の核として、引き続き医療の質の向上、特色ある優れた医療の実践を通じて社会に貢献し、国民の皆様の付託に応えていきたいと考えております。

 滋賀医科大学は、昨年度、ミッション再定義を行い、医学科と看護学科それぞれのミッション4項目を設定いたしました。その中で、特色ある教育・研究を推進すること、地域基盤的教育によって全人的医療を行う医療人と研究者を育成すること、滋賀県と連携し地域医療と医師の偏在解消に貢献すること、などを謳っております。今後はこれらのミッションに沿った大学運営を進めていくことになります。

 なお、構成員全員が高い倫理観、強い責任感をもって教育・研究と医療に当たるべく、倫理教育とコンプライアンス意識の徹底にこれまで以上に努めて行く所存でございます。

 滋賀医科大学は、文部科学省をはじめとする多くの関係者の皆様のご支援と代々の教職員の努力によって今日まで発展して参りましたが、この40周年を機に、我々は来し方を顧み、現状を分析して、これを10年後の50周年に向けた新しいスタートにしなければならないと考えます。具体的には、大学の理念とミッション、法人化の理念を実質化した大学運営に努め、それを大学の活性化と新たな創造に結びつけることであります。歴史を尊重しつつ、それに安住しないという点で、堀澤祖門御門主の「枠を破る」という本日のお話は大変示唆に富むものでございました。

 画家のゴーギャンがその晩年にタヒチで描いた有名な絵に、「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という題材で人の一生を表現した大作があります。人間であれば不惑に当たる40周年に当たり、我々も「我々はどこから来たのか、我々はどこへ向かうのか」、そして「我々は何か」すなわち「滋賀医科大学のアイデンティティは何か」をもう一度問い直し、「地域に支えられ、世界に羽ばたく」大学として新たな飛躍を目指す決意でございます。

 これまで滋賀医科大学に対して多大なご支援を賜りました関係各位に改めて厚く御礼申し上げますとともに、引き続き本学への一層のご支援とご協力をお願い申し上げまして、開学40周年記念式典の式辞とさせていただきます。
 本日は、誠にありがとうございます。
 
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(学長専用メールアドレス:gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
第一回学位授与式告辞 (平成26年10月1日)
医学科第二年次後期学士編入学および秋季大学院医学研究科入学宣誓式告辞 (平成26年10月1日)
解剖体納骨慰霊法要祭文 (平成25年5月31日)
入学式式辞 (平成26年4月4日)
学長就任の挨拶 (平成26年4月1日)
   
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