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滋賀医科大学長:馬場忠雄
Tadao Bamba
E-mail: gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
   
2016年頭挨拶 −さらなる改革と発展を目指して−
 
平成28年1月4日
学長 塩田 浩平(しおた こうへい)
 

 あけましておめでとうございます。
  年末年始は、この地域では晴天の穏やかな気候に恵まれましたが、皆様におかれましても健康で新しい年をお迎えになったことと存じます。2016年(平成28年)が、滋賀医科大学で学び働くすべての人にとって、希望に満ちた素晴らしい1年になりますことを心から願っています。

 現執行部が発足して1年9か月が経過しました。我々の力不足もあって、なかなか意図した通りには進んでいませんが、新しい滋賀医科大学へと脱皮するための改革を加速しなければならないという気持ちを強くしています。引き続き学内外の皆様の御協力をお願いいたします。

 本学で昨年1年間に行いました主な事柄を振り返りますと、教育面では、10月に本学が機関別認証評価を受けました。資料作成や受審への対応に当って、多くの教員と職員の皆様に大変なご負担をおかけしました。認証評価受審の結果、いくつかの重要な指摘を受けましたが、これを確実に教育の改善につなげ、次の医学教育分野別評価に活かさなければなりません。次に、学内の教育研究組織の動きとしては、臨床教育講座を設置し専任の教授が着任され、附属病院の医師臨床教育センターと協働してシームレスな卒前・卒後教育を行う体制が整いつつあります。また、臨床研究開発センターに専任の教授を配置し、質の高い臨床研究を行う体制がスタートしました。本センターを学長直轄組織に格上げして、臨床研究中核病院をめざしてさらに内容の充実を図り、質の高い臨床研究が本学で多く行われるような体制を強化したいと考えています。研究組織では、神経難病研究推進機構を立ち上げ、アルツハイマー病を中心とした神経難病研究を基礎から臨床にわたって総合的に推進する体制を整備しました。実験的研究、疫学研究、そして臨床の診断・治療までを総合的に行う本学独自の研究組織を目指しています。
 大学の運営面では、年俸制を本格導入し、研究センターの教員や新任助教等に適用しました。また、教員のクロスアポイントメント制度を設定し、その適用が始まりました。これらの制度が研究者や職員に対して明確なインセンティブとなるように、今後制度の充実をめざしたいと考えています。
 附属病院では、5月にハイブリッド手術室が完成し、より高度な手術を低侵襲で行える環境が整いました。また、最新鋭の放射線治療システム(リニアック) を導入し、既存リニアックとの2台体制で、高精度の放射線治療を効率的に実施できるようになりました。昨年は、附属病院スタッフの努力により、当初目標を上回る病院収入が得られ、年度当初に懸念していました大学財政の逼迫を回避することができました。これらの成果の達成はすべての教職員の皆様の努力によるものであり、改めて感謝申し上げます。

 さて、平成28年の年頭に当り、当面の計画と課題の主なものについて私の考えを申し上げます。


(1) 第3期中期目標期間に向けて

 平成28年度から第3期中期目標期間が始まります。これからの約半年間に第2期の最終報告を作成し、4月からは新たな中期目標・中期計画に従って大学を運営していくことになります。第3期中期目標・中期計画の策定に当っては、多くの教職員の方々に作業を分担していただき、ほぼ作業を完了することができました。ご担当いただいた皆様に改めて厚く御礼申し上げます。
  第3期には、本学の三大使命として、1. 優れた医療人の育成と新しい医学・看護学・医療の創造(Creation), 2. 優れた研究による人類社会・現代文明の課題解決への挑戦(Challenge), 3. 医学・看護学・医療を通じた社会貢献(Contribution)の3つを柱に、本学の更なる機能強化に務めなければなりません。中期目標の多くの項目で数値目標を掲げています。それぞれの部署で、これらの目標を達成するため着実に業務を執行していただくようお願いいたします。

 昨年、国立大学法人は機能別に3つの類型に分類されました。本学は、第一類型の「人材育成や地域課題を解決する取組などを通じて地域に貢献する取組とともに、専門分野の特性に配慮しつつ、強み・特色のある分野で世界ないし全国的な教育研究を推進する取組等を行う大学」を選択しました。「地域に支えられ、地域に貢献する」ことを校是とする本学がこの機能を選択したことは当然ですが、地域貢献に加えて、後段の「強み・特色のある分野で世界ないし全国的な教育研究を推進する」も同様に重要な使命であります。そのために、教育と研究面でこれまで以上の特色ある成果を挙げて本学の評価を向上させなければなりません。
  これに関連して、昨年議論がおこっていました国立大学法人の運営費交付金については、平成28年度は27年度と同額が措置されるとの方針が決定されましたが、29年度以降は、運営費交付金総額の一部をカットして、それを意欲的な改革の取り組みに応じて各大学へ傾斜配分するとの考えが示されています。そのために、本学も前向きな改革を引き続き進めていく必要があります。皆様のご協力をお願いします。


(2) 教育改革

 医学科では、参加型臨床実習を国際基準に対応させるため、カリキュラム全体の見直しをお願いしています。基礎学、基礎医学、臨床医学のすべてで、授業や実習時間の削減などをお願いしていますが、限られた授業時間の中でいかに充実した医学教育を施すことができるかを考え、新しい医学教育を設計する好機でもありますので、全国の模範となるような医学科カリキュラムを作っていただきたいと希望しています。特に、医学科の教授の先生方には、積極的なご協力をお願いいたします。

 附属病院では、新専門医制度に向けた準備の取り組みが始まり、また「特定行為推進室」を設置して看護師の特定行為研修を開始します。これからは、医療を取り巻く環境も激動すると思いますので、時代の動きを先取りした取り組みを積極的に進めていく必要があり、それが大学へ若い医師・看護師等を惹き付ける力にもなると確信いたします。


(3) 組織改革

 次に、大学運営について申し上げます。これまでは執行部が中心になって大学を運営してきましたが、大学を取り巻く環境が年々厳しくなり、大学の運営も複雑になってきています。そのため、今後は執行部補佐体制を拡充し、できるだけ多くの教職員の方々に直接・間接に運営に関わっていただくことを計画しています。また、教育研究や臨床の現場を見せていただき、多くの皆様と直接意見交換をしたいと考えています。

 また、昨年から検討を進めている事務改革を実行に移します。事務組織体制を刷新するとともに、業務と人事のあり方も抜本的に見直し、職員一人一人が創意工夫と責任を持って職務を遂行していただける環境を整備します。特に、本学で強化が必要な戦略企画、広報、渉外などの機能を強化し、抜本的な事務改革を実行する計画です。


(4)学内環境の整備

 人間は、毎日生活する環境から大きな影響を受けます。特に、大学の環境は、学生の精神形成、教職員の働きがいを有形無形に左右します。そのためにも、アカデミックな雰囲気を持った魅力あるキャンパス、教員や学生が誇りにできる学内と周辺の魅力ある環境が不可欠だと考えます。研究棟や管理棟の改修が急務になっていますので、引き続き予算獲得に努力するとともに、正門周辺や外構の改修に着手いたします。これまでにも学内や同窓会の皆様からご意見をいただいていますが、さらに学内外の多くの支援者や関係者のご協力も得て、構内と周辺の整備を可能なところから始め、継続的に学内環境を改善していきたいと考えています。


(5) コンプライアンス

 最後に、コンプライアンスの問題について申し上げます。本学では、過去のいくつかの事例を踏まえ、特に研究に関するコンプライアンス、職場でのハラスメントなどを予防するために、コンプライアンス研修や各種の教材を用いて教職員の意識改革と啓発を進めてきました。研究の遂行や論文作成、研究費経理などには、研究者が守るべき倫理や行動規範が定められています。これらを十分に理解して正しい研究を行うことが研究者の責務ですが、重要なことは、単に規則を守ればよいということではなく、研究者個々人が正しい倫理観、価値観、責任感をもち、自ら正しく判断する能力を備えていることです。

 ひとたび問題が起こると、当該の研究者は勿論、組織全体が受けるダメージの大きさは計り知れません。一人一人の研究者が常に高い意識を持って研究を行い、若い人を指導していただくようお願いいたします。


 私は機会あるごとに、「闊達でオープンな対話による相互理解」を重視したいと申し上げてきました。様々な会議で少しずつ発言が増えてきたように感じますが、学内の対話や議論はまだまだ不十分であると思っています。率直な対話と相互批判がなければ組織は衰退しますが、フランクに議論するためには構成員相互の信頼関係が根底になければなりません。今年は申年ですが、大学では決して「見ざる、聞かざる、言わざる」になることなく、一人一人が内外の情勢をよく勉強して視野を広め、人の意見をよく聞いて考え、そして自らの考えをはっきり発言する、という大学にしていきたいと願っています。

 今年一年、皆様がご健勝でそれぞれの立場で活躍されることを祈念し、併せて全ての教職員の皆様に大学活性化へのご協力をお願いして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

 
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(学長専用メールアドレス:gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
第一回学位授与式告辞 (平成27年10月1日)
医学科第二年次後期学士編入学および秋季大学院医学研究科入学宣誓式告辞 (平成27年10月1日)
解剖体納骨慰霊法要祭文 (平成27年5月30日)
入学式式辞 (平成27年4月3日)
大学の機能強化 −第3期中期目標期間へ向けて− (平成27年4月1日)
第2回学位授与式告辞 (平成27年3月10日)
卒業式告辞 (平成27年3月10日)
2015年頭挨拶 −滋賀医科大学の新たな飛躍を目指して−(平成27年1月5日)
滋賀医科大学開学40周年記念式典式辞 (平成26年10月3日)
第一回学位授与式告辞 (平成26年10月1日)
医学科第二年次後期学士編入学および秋季大学院医学研究科入学宣誓式告辞 (平成26年10月1日)
解剖体納骨慰霊法要祭文 (平成25年5月31日)
入学式式辞 (平成26年4月4日)
学長就任の挨拶 (平成26年4月1日)
   
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