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滋賀医科大学長:塩田浩平
Kohei Shiota
E-mail: gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
   
第2回学位授与式告辞
 
平成28年3月10日
学長 塩田 浩平(しおた こうへい)
 

 本日ここに、平成27年度第2回滋賀医科大学学位授与式を挙行できますことを心からうれしく思います。

 このたび大学院博士課程を修了し博士の学位を取得された18名、論文審査に合格して博士の学位を取得された2名の皆さん、また、修士課程を修了し修士の学位を取得された12名の皆さん、おめでとうございます。これまで支援してこられましたご家族ならびに関係の皆様にもお慶びを申し上げます。また、研究を指導されてこられた指導教員や協力された同僚の先生方にも敬意を表します。

 これまでに滋賀医科大学から学位を授与された方は、本日の皆さんを加えて、博士が758名、修士が209名となりました。これまでに学位を取得された方々は、研究者として、あるいは指導的な医師・看護師として、それぞれの立場で活躍されており、我々の誇りであります。 


 研究は必ずしも順調に進むとは限らず、しばしば予想外の困難に遭遇するものですが、皆さんはそうした試練を乗り越えて研究を達成し、今日を迎えられました。このことに自信と誇りを持っていただきたいと思います。大学院時代は、正しい研究的態度と思考方法、研究者として備えるべき倫理観を学び、自ら課題の解決に立ち向かう習慣を身につける大変重要な期間であります。今後、皆さんが研究の場にあっても医療•看護の臨床現場にあっても、大学院時代に身につけた研究的態度を忘れることなく、日々研鑽を続けて行かれることを願います。

 医学研究は、ベンチでの実験的研究だけでなく、ベッドサイドで重要な発見がなされる例もたくさんあります。新しい疾患単位は、多くの場合、数例の患者を見た医師の慧眼(keen eye)が発見の端緒になっています。またこれからの時代は、質の高い臨床研究が多く行われることが期待されています。皆さんの長いキャリアの中で、学位取得は一里塚に過ぎません。今後、それぞれの場で、重要な課題をみつけてそれを解決するというリサーチマインドを発揮して活躍されることを期待しています。


 最近、毎年のように日本人がノーベル賞を受賞し、わが国の科学界の存在感が増していますが、医学研究に限ってみると、わが国は決して楽観視できる状況にはありません。全世界で日本人の論文の占めるシェアは、この10年間で基礎生命科学が2位から5位に、臨床医学は4位から5位に後退しました。また、上位10%の論文のシェアは基礎生命科学が5位から11位に、臨床医学が5位から10位へと大きく低下しています。その原因はいろいろあると考えられますが、研究の主力を担う国立大学で予算が削減され、特に若い研究者のための安定的なポストが減少したこと、短い期間に成果を求められる傾向が顕著になり落ち着いて大きな研究テーマに取り組むことが難しくなったことなどもあると思われます。また、日本から外国へ留学する若者が減少していることも懸念材料であります。米国の論文で日本人が共著者になっているものの割合が10年間で、基礎生命科学分野で4位から6位に、臨床医学分野で4位から9位に低下しているのも、そうした現状を表しています。こうした状況を克服するために、国も、大学も、われわれ研究者自身も強い危機感を持って対処する必要があります。

 近年わが国において若者が果敢に未知の領域に挑戦しようとする気風と社会の環境が劣化しているのではないかと危惧する人が少なくありません。我々が優れた研究者に接して感じることは、よい意味での野心と、困難と思われる課題にこそ敢然と立ち向かっていく開拓的な精神であります。滋賀医科大学は、平成28年度からの第3期中期目標期間のキーワードとして、Creation, Challenge, Contributionの3つのCを掲げています。皆さんが、これから研究者・教育者として、あるいは臨床家として、それぞれの場で常に新しいことに挑戦し続けていかれることを心から期待しています。

 皆さん一人一人が新しい時代の医学・看護学と医療の担い手として大いに活躍されることを願って、私のお祝いの言葉といたします。

 
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(学長専用メールアドレス:gakucho@belle.shiga-med.ac.jp
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卒業式告辞 (平成27年3月10日)
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