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背景
第1期: 初期2年間(卒後臨床研修必修期間)スーパーローテート研修 1年目スーパーローテート 必須内科研修期間(6カ月) 1) 初期内科必須コースは6カ月とし、3病棟のローテート研修とする。しかし研修内容に関しては、いずれの病棟でも疾患の種類は異なるが、基本的項目の修得、医師としての基本的医療課題を研修することに専念する。特に初期2ヶ月間は、必須研修プランを提示し、各病棟で同じ内容とする。2カ月後に評価して、一定の基準を満たした研修医は残り4カ月の研修項目の研修に移る。評価項目に関して基準を満たさない場合には、早急に必須条件を満たす特別強化研修を行う。 2) 多種疾患の診断・治療法の研修 3) 内科症候、病態の研修 4)提示された内科必修研修項目の経験・研修 5)基本的身体診察法、臨床検査、検査手技、治療法の研修 2年目選択コース 1)ローテート研修を行う 4C、5C、6Cの2ヶ月毎のローテート研修とする。 3) 各種内科疾患の診断・治療法の研修 3) 内科症候、病態の研修 4)提示された内科必修研修項目の経験・研修 5)具体的な到達目標を提示する 6)シニアレジデントとしての役割 7)病棟毎独自プログラムによる診療機器の実技研修 8) 研修カンファレンスの推進 滋賀医科大学内科メデイカルグラウンドラウンド (月1回) 内科主催CPC(適宜) ランチタイムセミナー(月2回) 専門診療科別カンファレンス(毎週1回) 関連他診療科合同症例検討会 第2期: 一般内科研修医(2年間) 1) 学外関連病院での内科学研修(ローテートコース) 内科ローテート研修プログラムの提示 研修責任者(プログラム責任者)、指導医の提示、評価 研修病院を提示し、選択制とする。 2) 内科ローテート研修 学外にてスーパーローテート研修した研修医を医員として内科 ローテート研修を行う。 (別途研修プログラムの提示) 第3期: 内科専門医コース(2〜4年間) 1) 滋賀医科大学内科専門医コース(内科シニア非常勤医員) (2年コース) 7診療科から選択し、専門内科研修と共にジュニア研修医の指導 医として、助手以上の常勤職員とともに臨床指導の中心的役割を 果たす。 2)内科系大学院選択コース(4年間) 3.内科卒後臨床研修必須プログラムにおける基本的研修項目 @多種疾患の診断・治療法の研修 A内科症候、病態の研修 B提示された内科必修研修項目の経験・研修 C基本的身体診察法、臨床検査、検査手技、治療法の研修 ●必須研修項目 1. 医療の基本的課題の研修 患者―医師関係、チーム医療、問題対応能力、安全管理、医療面接 症例呈示、診療計画、医療の社会性、保険医療 2. 基本的身体診察法 3. 基本的臨床検査 4. 基本的検査手技 5. 基本的治療法 6. 医療記録 診療録の作成 オーダリングシステムの研修 診断書の記載 死亡診断書作成 症例報告書作成 紹介状、返信の作成 2)内科選択コース(必修研修コースの2年目後半6ヶ月) 1. 選択コース内容 ローテート研修による内科一般診療の研修 外来診療の研修 院外内科研修に向けての医療判断、診断・治療法の修得 独自プログラムによる診療機器の実技研修 (指導医のもとで実技実習プログラムの作成を行う) 4.研修中に修めるべき診療実績 1.診療経験 (1)入院患者 研修期間中に次の部門の疾患の入院症例について主治医として経験し、 病棟医としては常に5名以上の患者を受け持つことを必須とする。 @ 循環器 A呼吸器 B消化器 C内分泌・代謝 D腎・泌尿器 E血液 F筋・神経 G腰原病・アレルギー H感染症 (2)救急患者 5症例以上を経験する。 (3)外来患者 50症例以上を経験する。 (4)手術症例 5例以上の手術例を経験する。(外科転科症例) 2.症例報告の作成及び剖検症例の整理 症例の病歴、病理所見、理学的所見、臨床検査成績の相関性を検討して学会へ 症例を報告、雑誌投稿を行う。 3.2年目における研修では、診療機器の実技研修を行う。 5.内科研修カンファレンス @滋賀医科大学内科メデイカルグラウンドラウンド (月1回第一水曜日午前7:30-8:30) A内科主催CPC(適宜) BMM (Mortality and Mobility)-Conference (3カ月に1回 土曜日午前8:30-10:00)外科と合同 Cランチタイムセミナー(月2回) D専門診療科別カンファレンス(毎週1回) E外科内科放射線科合同症例検討会(適宜) 6.評価システム @プログラム責任者を各病棟に1名配置する。 A研修担当医を各内科診療科毎に配置する。 B評価基準:4段階評価 (A.優、B.良、C.可、D.不可) とし、評価Dの場合には再研修を要すると判定する。 C達成できない場合の再教育システムとしては、研修期間中一定時期に 判定し研修期間終了時は、評価がC以上になるように教育する。 7.プログラム責任者 各病棟毎に指導医1名をプログラム責任者として配置する。 役割: 研修プログラムの管理 研修医指導・管理の実務担当者 指導医とペアになって研修医指導に当たる。 指導医は7年の臨床経験 (滋賀医科大学では4年臨床研修終了後の医師には指導可能とする) 指導医1名に対して、5名までの研修医を受け持つことができる 8.研修医週間予定 4c研修週間予定表(循環器内科、呼吸器内科)
A5C研修週間予定表 消化器内科
血液内科
A6C研修週間予定表 (内分泌代謝内科、腎代謝内科、神経内科)
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