獲得免疫のもうひとつの特徴は、免疫学的記憶が存在することです。
メモリー細胞は存在する
一度抗原に出会って反応したリンパ球は分裂して、数が増えます。抗体の分泌も増加します(一次反応、上の図の左の抗原A(黒線)と図の右の抗原B(赤線))。従って、次に同じ抗原が来た時には、大きな反応ができるようになっています(二次反応、図の右で抗原Aに対する抗体の反応(黒線))。しかも、すばやく反応できるので一度抗原と反応することにより質的にも変化していると考えられ、記憶細胞と呼ばれています。しかし、記憶細胞の正体はまだ完全には解明されてはいません。